芸能界に入ってから約40年が経過するお笑いタレントの明石家さんま(58)さんは、1980年代後半から大活躍し現在でもレギュラー番組を多く持っていますが、ある局だけしばらく番組出演をしておらず、出入り禁止になっているのではないかとの噂があります。
その局というのはテレビ東京で、さんまさんは1981年10月から1984年3月まで放送されていた、深夜バラエティ番組『さんまのサタデーナイトショー』以来30年間テレビ東京のレギュラー番組を持っていません。
そしてこのことについて、12日放送のTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」でさんまさん自身がテレビ東京とのある確執を語り、話題になっています。
果たしてテレビ東京の番組を持てなくなった理由とは一体何なのでしょうか…。
話のきっかけは、番組リスナーから寄せられた「まだ出入り禁止が解けていないテレビ局・ラジオ局はいくつあるんですか?」という質問。
さんまさんは「こっちから出入り禁止にしているっていうのは2つありますね」「テレビ東京さんは、もう26、27(年)くらいから出てないのかな」と、同局と疎遠になっていることを明かしました。
かつて、さんまが司会を務めていた「さんまのサタデーナイトショー」(テレビ東京系)は土曜日の深夜12時から放送されるお色気番組で、深夜にも関わらず高視聴率を記録しており、当時テレビ東京でトップの視聴率を記録したという。
当時さんまさんは関係者と「10年、20年、この番組頑張りましょう!」と意気込んでいたそうですが、「あのお色気番組の深夜が、テレビ東京のトップになるのはテレビ局のイメージとして良くない」という理由で、番組の打ち切りが決定したという。
番組打ち切りにさんまさんもかなり落ちこんだようで、「俺たちテレビタレントが、頑張って面白い番組、人気番組にして終わるって、俺物凄いショックやった」「意味がないと。頑張って喋って人気番組にして、それで打ち切られたらもう」と、当時を振り返った。
この一件以来、さんまさんはテレビ東京の番組への出演をすることがなくなったそうで、テレビ東京側も出演依頼をすることはなくなったという。
ですが、さんまさんは同局に恨みを持っているわけではないようで、「それが良かったのは『数字なんて取ってもアカンし、取らなかってもアカンねんから、どうでもエエか』ってその時に思えたんで。ものすごく助かったね、その後のお笑い芸人としての人生」と話している。
これにネットでは、
「テレビ東京は何だかんだ言ってお色気番組のイメージしかない」
「同じ枠で今でもそういう番組を放送してるくせにな」
「これはテレビ東京に対して、暗に番組やらせろといっている気がする」
「さんまクラスなら1局ぐらい出禁でも何ら問題無いわけだよな」
「引退前の暴露が始まったのかな」
などのコメントがありました。
さんまさんが出入り禁止にしている局が2つあると答えていますが、もう一つの局はニッポン放送でその理由は、元妻で女優の大竹しのぶさんがレギュラー番組『大竹しのぶのオールナイトニッポン』(2013年9月に終了)を持っていたからだそうです。
そしてこの打ち切られた番組『さんまのサタデーナイトショー』ですが、深夜0時からの放送にも関わらず最高視聴率13%を超えるほどの人気番組だったようです。
今回ラジオでさんまさんは恨みは持っていないと語っていますが、さんまさんは度々この打ち切りについて「もしこれがTBSやフジだったら、逆にゴールデンに昇格させている。」、「人気番組だったのにテレ東の上層部に潰された」などと語っているようなのでかなりテレビ東京に対しては敵対心があったものと思われます。
番組打ち切りから30年が経過しましたし、さんまさんもテレビ東京に対しての恨みが無くなったようですから、この番組復活をテレビ東京には検討してもらいたいですね。