日本テレビの大久保好男社長(65)が11月30日に定例会見を行い、11月の月間視聴率も3冠王となり、24ヶ月連続で月間3冠王を獲得したことを明らかにしました。
日本テレビは2014年に全日帯(6時~24時)、ゴールデン帯(19時~22時)、プライム帯(19時~23時)の世帯視聴率でトップとなり、2011年以来3年ぶりに年間視聴率3冠王に輝き、今年も11月まで全て月間3冠王を獲得し、11月29日現在(48週)までの年間視聴率は全日帯が8.6%で2位とは1.6ポイント差、ゴールデン帯は12.7%で2位とは1.8ポイント差、プライム帯は12.6%で2位とは1.5ポイント差をつけて断トツの1位となっており、2年連続で年間視聴率3冠王を獲得するのはほぼ間違いないとみられます。
民放各局が視聴率獲得に苦しむ中、好調をキープし独走状態にある日本テレビですが、これに水を差すような事件が今年9月に発生し、日本テレビ編成局宣伝部主任の戸田聖一郎容疑者(43)が交際女性(28)への傷害容疑で11月5日に逮捕されており、大久保社長は「局員が逮捕されたことは遺憾であります。事実関係を確認したうえで、厳正に対処する」とコメントしました。
<↓の画像が、大久保好男社長の写真>
この事件は9月19日の午前4時頃に、千葉県市川市内のマンションで交際していた女性を床に投げ倒して馬乗り状態になり、頭を床に数回打ち付け、全治2週間の打撲を負わせたというもので、女性から10月に被害届が出ており、11月5日に逮捕されました。
報道によると、お2人は職場で知り合い交際をスタートさせて同棲生活を送り、事件の日は結婚などの将来について話し合う予定だったものの、戸田容疑者が「用事がある」と言い逃げようとしたため、女性が引き留めたところ逆上して暴行を加えたとのこと。
また、この他にもあるセクハラ事件を日本テレビが隠していたことを週刊誌『週刊新潮』によって報じられており、戸田容疑者から暴行被害を受けた女性の父親が同誌の取材に対して、女性は昨年10月から戸田容疑者の部署に契約スタッフとして勤務し、翌11、12月に同じ部署の男性からLINEで「◯◯と一度でいいからお風呂入りたい!」などといったメッセージや陰部の写真を送りつけられるなどのセクハラ被害を受けていたことや、それを戸田容疑者に相談したのがきっかけとなり、交際に発展したことを明かしています。
女性に対してセクハラ行為をしていたのは宣伝プロデューサーのT氏で、戸田容疑者が注意をしたことからセクハラ行為は止んだものの、今年8月になって急に問題として浮上し、女性は被害者にも関わらず人事部の幹部に呼び出され、加害者から送られた画像を消し、「他言しないこと」などとする合意書にサインをするように求められ、さらには加害者から口止め料として100万円をもらい、現在はT氏は出勤停止処分となっているものの、日本テレビはセクハラ事件をひた隠しにしていたとのことです。
そして、今回行われた会見で報道の事実関係を問われた大久保社長は、『週刊新潮』の取材に同局として答えた内容とし「問題を承知してから、事実関係を調査した。その結果、社員本人が被害者に謝罪したうえで双方が合意に至って、すでに解決済みと理解しています。当人に対しては、すでに厳正に処分しています」と現状を説明。
また、「週刊誌の報道に関しては事実を異なる点も含まれているが、今言った点についてはその通りであります」と報道を認めています。
これに対してネット上では、
- 視聴率が良くても、こんな不祥事を起こすようでは信頼をなくすぞ。
- 昔、セクハラで船越雅史アナウンサーが異動になってたが、局内は当たり前のようにセクハラが行われているんだろうか…そういえば元日テレアナウンサーの炭谷宗佑はJKのスカートの中を盗撮してクビになってたな…
- 日テレは、逮捕される社員が、多いような気がする。視聴率がどうのこうのと浮かれてる場合じゃないぞ。
- アナウンサーにクラブで働いた過去があるより、もっとヒドイじゃん。
- 週刊誌で報道されなかったら、なかったことにしたかったようにも感じるし、体質も軽そう。もっと前に報道されたあの上重聡アナのことは依然としてスルーか。
などのコメントが寄せられていました。
日本テレビ社員による傷害事件、セクハラ事件が明るみになりましたが、2013年には報道番組『NEWS ZERO』でプロデビューサーを務めていたY氏によるセクハラとパワハラ行為が明らかとなっており、サブキャスターを務めていた山岸舞彩さんや女性スタッフ数名が被害に遭っていたとのことから、大きな騒動に発展することになりました。
また今年4月には同局の上重聡アナウンサーが、スポンサー企業でもある靴の小売メーカー『ABCマート』の創業者で元会長の三木正浩さんから、1億7000万円もの大金を無利子で借り、高級マンションを購入していたことや、約2000万円の高級車を無償で貸与され、禁止されているマイカー通勤をしていたことを『週刊文春』によって報じられるなど、同局の社員による不祥事が相次いで発生し、日本テレビのイメージは少しずつ悪化していることから、今後こうした事件が2度と発生しないように改善を図ってほしいものですね。