ピン芸人・バカリズムさん(本名=升野英知 47歳)とアンタッチャブル・山崎弘也さん(46)がMCで、10月に特番が放送された新バラエティ番組『ポテンシャル研究所』(日本テレビ系)が、視聴率の大爆死によってレギュラー化が白紙になっていたことをニュースサイト『日刊大衆』が伝えています。
『ポテンシャル研究所』は、「人類が経験したことがない未知の実験で、新たなポテンシャルを見つけ出す」をテーマに、芸能人等にドッキリなどを仕掛け、どれほどのポテンシャルを秘めているのかを見る内容の番組となっています。
番組は今年3月に第1弾が日曜午後に放送され、7月に第2弾を深夜枠で放送し、第3弾は10月に21時から2時間特番として放送されました。
出演者はバカリズムさん、アンタッチャブル山崎弘也さんのほか、マヂカルラブリー、見取り図、女優・芳根京子さんが出演し、他にも検証企画の仕掛け人として、俳優の寺島進さん、宇梶剛士さん、岩城滉一さん等も登場しました。
<↓の画像は、『ポテンシャル研究所』ゴールデン特番のスタジオ出演者の写真>
ゴールデン特番らしく出演者もかなり豪華になっていたのですが、日刊大衆によれば、視聴率が見事な大爆死となっていたそうで、平均世帯視聴率は4.2%、いま最重要視されているコア層(13~49歳男女)の視聴率は2.6%と、深夜番組並の数字だったとのことです。
ちなみに、同時間帯に放送していた沢口靖子さん主演ドラマ『科捜研の女2022』(テレビ朝日系 火曜21時)の初回2時間スペシャルは、平均世帯視聴率が11.9%、個人視聴率が6.6%、本田翼さん主演ドラマ『君の花になる』(TBS系 火曜22時)の初回は世帯6.5%、個人3.6%でした。
『ポテンシャル研究所』の視聴率大コケについて制作会社関係者は、「“王者”日テレとは思えない非常に厳しい数字を出してしまった」「こういう番組は、“特番を何度かやって手応えがあればレギュラー化”がお約束ですが、こんな数字では、レギュラー化どころか、もう特番でさえ続編が作られることはない。完全に凍結してしまったと聞いています」
と語り、レギュラー化だけでなく番組自体が消滅となるようです。
また、テレビ誌編集者は視聴率がここまで低かった理由について、「内容的にも驚きがなく、かつ映像的に地味なものばかり。1時間番組ならまだよかったかもしれませんが、2時間SPだったので余計に冗長な感じになってしまいました。」「『水曜日のダウンタウン』(TBS系)から、毒気を抜いて10倍に薄めたような……。これを毎週ゴールデンというのは、どう考えても無理だったでしょう」
と語り、ゴールデン特番として放送するような内容では無かったとしています。
『ポテンシャル研究所』は視聴していなかったので何とも言えませんが、バカリズムさんやアンタッチャブル山崎弘也さんなど、数多くのレギュラー番組を持つ人気芸人等を起用しても、番組の企画自体がつまらなければ数字が取れないのは当然のことですね。
番組の公式サイト等で概要を見ても、興味を惹かれるような企画は特に無いほか、これといって目新しさも無いことから世帯視聴率が5%を下回るのも仕方がないと思います。
ちなみに、番組の公式ツイッターアカウントは3月に開設していますが、フォロワー数は1,000人未満となっていて、注目度の低さがうかがえます。
番組は完全に凍結してしまったとのことで今さら何を言っても遅いですが、3回目の放送でいきなりゴールデンに持ってくるのではなく、深夜帯で何度か放送する中でテコ入れを行い、ある程度の数字が取れるようになってからゴールデンで放送という形でもよかったのではないでしょうかね…。