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日本テレビのドラマ視聴率低下、水曜ドラマ枠廃止は失敗か。世界頂グルメも数字取れず打ち切りの可能性

日本テレビ・土曜ドラマの視聴率大コケ、水曜ドラマ枠復活も視野に?『潜入兄妹』も低迷でテコ入れへ?

日本テレビが今年春の改編で、30年以上続いたドラマ枠「水曜ドラマ」(水曜22時)を廃止し、その代わりに新たなドラマ枠「土ドラ9」(土曜21時)を設けたものの、視聴率低迷が続いていることでドラマ枠を元に戻す話も浮上しているようです。

水曜ドラマ枠は、『家政婦のミタ』『星の金貨』『ハケンの品格』『ごくせん』『14才の母』など、数々のヒット作を生み出し、日本テレビを代表するドラマ枠でしたが、今年春の改編で廃止して水曜22時はバラエティ枠に変更し、ハライチとモデル・タレントの佐藤栞里さんがMCの『世界頂グルメ』が放送されています。

<↓の画像は、水曜22時放送『世界頂グルメ』出演者の写真>

また、土曜21時にドラマ枠(土ドラ9)を設け、土曜22時の土曜ドラマ枠(現・土ドラ10)と2時間連続して連ドラを放送する形にしました。

土ドラ9では、4月期に今田美桜さん主演『花咲舞が黙ってない 第3シリーズ』、7月期に小芝風花さん主演『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室 』、今期は松下洸平さん主演『放課後カルテ』、来年1月期は赤楚衛二さん主演『相続探偵』を放送します。

土ドラ10では、4月期にSixTONES・森本慎太郎さん主演『街並み照らすヤツら』、7月期に福原遥さん主演『マル秘の密子さん』、今期は竜星涼さん&八木莉可子さんW主演の『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』、来年1月期は川口春奈さん主演の『アンサンブル』が放送されます。

『ピンズバNEWS(双葉社)』によると、土ドラ9・土ドラ10ともに視聴率獲得に苦戦し、特に酷いのが土ドラ10といい、『街並み照らすヤツら』は平均世帯視聴率が3%前後、個人視聴率は2%前後で推移し、全10話の平均世帯視聴率は3.4%、平均個人視聴率は1.9%と大コケしました。

現在重要視されているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)も惨敗しており、ゴールデン・プライム帯(19~23時)の番組は個人視聴率3%、コア視聴率2%程度が合格ラインとされているものの、『街並み照らすヤツら』はコア視聴率が1%台で推移し、1%を切る回もありました。

続いて放送の『マル秘の密子さん』も、全10話の平均世帯視聴率が4.6%、平均個人視聴率は2.5%、コア視聴率も1%台で推移していました。

現在放送中の『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』も、初回の平均世帯視聴率が4.3%、平均個人視聴率は2.5%で、ピンズバNEWSによれば、16日放送の第7話は個人視聴率が1.6%、コア視聴率が1%と、引き続きかなり厳しい数字になっているとしています。

<↓の画像は、土ドラ10で放送中『潜入兄妹』出演者の写真>

広告代理店関係者は、土ドラ10枠が惨敗している原因について「単純に土曜22時に日テレにチャンネルを合わせようという視聴者が圧倒的に少ない」と指摘し、「『水曜ドラマ』枠を廃止して『土ドラ9』を新設したことは“大失敗だった”という声が、日テレ関係者からも上がっています」と明かしています。

そもそも、日本テレビが看板ドラマ枠だった水曜ドラマ枠を廃止した理由については、「フジテレビが22年の4月クールに同じ水曜22時台にドラマ枠を新設。これを嫌って日テレがドラマ枠を土曜21時台に移したとも言われています」「フジはドラマに強いですし、“食われてしまうのではないか”と日テレ上層部が恐れたのかもしれません」と語っています。

しかし、水曜22時に放送の『世界頂グルメ』も視聴率が低迷していることから、局内では「土曜21時台のドラマ枠を元の水曜22時台に戻す」との話も出ているといい、日本テレビサイドもこの改編は失敗だったと認識しているようです。

この報道を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

視聴方法の選択肢が増え、リアルタイムではなく民放番組の見逃し配信サービス『TVer』で時間を気にせずに視聴する人も増えていますが、それを加味しても土ドラ10の作品は深夜番組かと思うほど視聴率が低く、スポンサーサイドからも問題視されている可能性は高いです。

土曜ドラマ2枠が視聴率獲得に苦戦している要因としては、4月から20時台に放送の音楽番組『with MUSIC』の視聴率が良くないことも挙げられており、水曜ドラマ枠を復活させるのか否かは現時点で不明ながら、土曜ゴールデン・プライム帯の大幅改編が実施されるのは時間の問題かもしれません。

ちなみに、フジテレビの水曜ドラマ枠では4月期に山下智久さん主演の『ブルーモーメント』、7月期に小池栄子さん&仲野太賀さんW主演の『新宿野戦病院』が放送され、それぞれ平均世帯視聴率は6%台、個人視聴率は3.8%と、好視聴率を記録しています。

今期は藤原竜也さん主演の『全領域異常解決室』が放送中で、今作も平均個人視聴率は2.8%とまずまずの数字となっています。

このようにフジテレビの水曜ドラマは今のところ好調で、もし日本テレビが水曜ドラマを復活させたとしても、苦戦を強いられる可能性は十分考えられますが、それでも日本テレビは真っ向勝負に挑むのかどうか、とりあえず来年春の改編発表に注目したいです。

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