ヒルナンデス!放送継続の裏側。イッテQ司会の内村光良との関係も背景に? マンネリ化で視聴者離れも15周年までは続ける形か

週刊誌『女性自身』Web版が6日、平日昼の帯番組『ヒルナンデス！』（日本テレビ系）が来年春をもって終了と報じたものの、日本テレビが打ち切り終了説を否定し、関係各所に「春以降も継続します」と通達していることを『NEWSポストセブン』（小学館）が伝えています。

ヒルナンデス！の打ち切り終了説は『週刊女性』も6月に報じていたのですが、女性自身によれば、来年春をもって終了することが決定し、司会を務める『ウッチャンナンチャン』の南原清隆さんには9月下旬に終了を伝えたとしていました。

終了の原因として番組制作費の高騰を挙げ、「経費削減が求められるなか、人気出演者たちの出演料が圧迫していったようです。ひな壇のタレントの出演料は1本30万円程度ながら、MCの南原さんは100万を超えますので、南原さんだけで年間3億円ほどになってしまいます。南原さんもショックを隠せなかったといいます」と、テレビ局関係者が明かしていました。

一方でNEWSポストセブンはヒルナンデス！の打ち切り終了を否定しており、記事ではスポーツ紙記者が、「打ち切り報道後、日テレ側から各所に『春以降も継続します』と通達があったそうです。」「南原さんや所属事務所は常に『今後も続けていきたい』と意欲的で、企画の変更や調整などを繰り返して継続してきました。」と明かしています。

続けて、「日テレは局の看板番組である『世界の果てまでイッテQ！』に南原さんの相方である内村光良さん（61）を起用しているため、『ヒルナンデス！』の打ち切り判断はそちらへの影響も鑑みて検討されていると考えられます」とも語っています。

そして、NEWSポストセブンは真相を確かめるため、日本テレビに対してヒルナンデス！の今後について聞いたところ、「『ヒルナンデス！』につきましては、番組終了の予定はございません。今後も視聴者の皆様に楽しんでいただける番組を制作してまいります」と回答し、打ち切り終了を否定したとのことです。

NEWSポストセブンと同様に、『トピクル』（スポーツニッポン）もヒルナンデス！の終了を否定する記事を出しており、番組に出演する事務所関係者に取材したところ、「そんな話は聞いていなかったので驚きました。番組関係者にも確認しましたが、現時点でそんな話は出ていないとのことでした。一体どうなっているのか」とコメントし、打ち切り終了を否定したとしています。

日本テレビも「終了予定はない」とのコメントを出しているので、来年春をもって終了というのはガセネタの可能性がありますが、2011年から放送のヒルナンデス！はかねてからマンネリ化を指摘されていて、視聴率が低迷しているのは事実で、関東以外の地区では『ぽかぽか』（フジテレビ系）にも負けて民放4位まで落ち込む日もあり、かなり深刻な状態にあります。

テレビ局側が否定コメントを出したとしても、時期をずらして終了するパターンもあり、現時点では完全なガセネタとも言い切れません。

日曜昼放送の『アッコにおまかせ！』（TBS系）も視聴率低迷が続く中で、2025年春をもって終了すると女性自身が報道後に、TBSの定例社長会見で「来春に終了というのは全く事実ではございません。それだけは先に強く言っておきます」とキッパリ否定しましたが、今年40周年を迎え、2026年3月末をもって終了することが先月に発表されました。

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NEWSポストセブンが報じているように、日本テレビとウッチャンナンチャン、所属事務所『マセキ芸能社』との関係などもあり、帯番組を終了させるにあたっては様々な調整が必要とみられますが、一部のスタッフや出演者を変えるなどのテコ入れをしても視聴率は回復していないことから、そろそろ潮時かと思います。

ヒルナンデス！は来年3月末で15周年を迎え、その後も視聴率が上がらなければアッコにおまかせ！と同様に、終了となる可能性は十分あるのではないかと思いますが、果たして今後どうなるのか見ものですね。