日テレ新ドラマ『ゆとりですがなにか』第1話低視聴率の理由は主演の岡田将生? 宮藤官九郎の脚本に原因?
宮藤官九郎さんが脚本を手掛けているドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)が17日よりスタートし、初回の平均視聴率(関東地区)が9.4%だったことが明らかとなりました。
宮藤さんはこのドラマについて「社会人経験ゼロの私が、45才にして初めて挑む社会派ドラマ」と語り注目が集まっていたのですが、初回から2ケタに届かず様々なワースト記録を更新したことから、今後の推移に暗雲が立ち込めてしまっているといいます。
このドラマは、1987年生まれの“ゆとり第一世代”と呼ばれる3人のアラサー男子が、仕事に家族に恋に友情に迷い、あがきながら奮闘する姿が描かれている作品で、物語のメインとなる3人のゆとり男子を演じているのは、岡田将生さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さん。
<↓の画像左から岡田将生、柳楽優弥、松坂桃李>
この3人の他に、安藤サクラさん、太賀さん、AKB48の島崎遥香さん、青木さやかさん、吉田鋼太郎さん等が出演。
ドラマが放送開始前には、情報番組やバラエティ番組などに番宣のためゲスト出演していたのですが、初回9.4%と2ケタに届かず。
このドラマが放送されている日テレ系の「日曜ドラマ」枠(22時30分~23時25分)は昨年4月に新設され、1番最初に放送されたのがEXILEのTAKAHIROさんが主演の『ワイルド・ヒーローズ』で、初回9.7%で全10話の期間平均は8.7%。
その後昨年7月期に放送されたのが窪田正孝さん主演の『デスノート』で、初回は16.9%と高視聴率を記録し、全11話の期間平均は11.55%、10月期に放送された上川隆也さん主演の『エンジェル・ハート』は初回12.5%、全9話の期間平均は9.3%、今年1月期に放送された斎藤工さん主演の『臨床犯罪学者 火村英生の推理』は初回11.1%、全10話の期間平均は8.8%となっており、『ゆとりですがなにか』の初回9.4%は初回ワースト記録。
また、宮藤さんが脚本を担当した民放キー局のゴールデン・プライム帯の連ドラで初回10%を切ったのは初めてのようで、宮藤さんが脚本を担当した関ジャニ∞の錦戸亮さんが主演の『ごめんね青春!』(TBS系)は、5%台の数字を出すなどしたものの、初回は10.1%を記録しており、それすらも下回る数字になっていることから大コケが心配されています。
そうした中で、主演を務めている岡田さんが近年「数字を持っていない」と言われていることから、低視聴率の原因は岡田さんにあると見る向きも強いとニュースサイト『サイゾーウーマン』は報じており、岡田さんは昨年6月公開の映画『ストレイヤーズ・クロニクル』で主演を務め、全国246スクリーンと大規模公開されたものの、初週2日間の動員数は4万8412人、興行収入6451万5600円で、国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)初登場7位という結果に。
岡田さんは8月公開予定の映画『秘密 THE TOP SECRET』、10月公開予定の『何者』に出演し、『ゆとりですがなにか』では主演を務めるなど露出は多く、イケメン俳優として女性人気は高いのですが、主演作でイマイチ結果を残せておらず、2014年7月期放送の『ST 赤と白の捜査ファイル』で藤原竜也さんとW主演したものの、第5~8話に関しては2ケタに届いておらず、全10話の期間平均は11.3%と微妙な結果に終わっています。
このように低視聴率の原因は、岡田さんにあるのではないかと見られているようですが、ネット上では、
- クドカンはふざけてるからやだ。クソアイドルの島崎がでてるから見ない。まとまりがなくてつまんなかった。ゆとりをパロディしてるがもううざいわ。
- これからどんどんおもしろくなりそう。出演する俳優さんたちも魅力的だし、期待してます。
- AKBいらなかった〜〜残念、なんで入れなくちゃならないかわからない あの人たちは歌で生きてるんだからドラマには全く不要。スタートからいつチャンネル変えようかと思っていたら、島崎出た時点で迷いなく変えられた。あとは見ない
- 岡田将生は地味でいつも同じ演技。ワンパターンだから脇役向き。クドカンはオワコン。下ネタ入れれば面白いんでしょみたいなのが滑ってる。
- レンタルおじさん最高!ごめんね青春も放送終了後じわじわ人気が広がってると聞くし、それがクドカンなのかなあと思う。
- ドラマは面白かったと思う。でも、ゆとりに対する嫌悪感みたいなものがあるから、いちいち見たくないと思う人もいるのかも
- ドラマは面白いのかもしれないが、ゆとりには日頃迷惑してるので、家に帰ってまでゆとりと関わりたくない
などのコメントが寄せられています。
岡田さんの演技が地味でワンパターンなどといった厳しい声や、岡田さんの妹役を演じているAKB48の島崎さんを出演させる必要は無かったという指摘などもチラホラと見受けられたのですが、そういった声よりも現時点では面白かったなどと内容を評価する声が多く上がっています。
そして、宮藤さんが脚本を担当した作品は好き嫌いが分かれ、視聴率が取りづらい傾向にあり、『ごめんね青春!』は初回10.1%とギリギリ2ケタでしたが、その後は5~8%で推移して全10話の期間平均が7.7%と、TBS系の「日曜劇場」枠史上最低の視聴率でした。
しかし、作品に対する評価・満足度は高く、宮藤さんの作品は数字があまり取れないものの、DVDの売り上げはいいと言われています。
初回の数字を見る限りでは『ゆとりですがなにか』も同じパターンとなりそうな気配なのですが、引き続き数字と視聴者の反応に注目していきたいですね。
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