女優の“ガッキー”こと新垣結衣さん(28)が10月からスタートする連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系 火曜22時)で主演を務めることが明らかとなりました。
この作品は、月刊『Kiss』で2012年より連載されている漫画家・海野つなみさんの同名漫画が原作で、2015年には「第39回講談社漫画賞」の少女部門受賞を受賞している人気作品。
TBSの連ドラに出演するのは2013年4月期放送の『空飛ぶ広報室』以来、約3年半ぶりという新垣さんが今回演じるのは、臨床心理士の資格を持つ大学院卒ながら内定はゼロ、派遣社員になるも派遣切りにあい現在は休職中で、彼氏もいないという不幸の連鎖が止まらないという25歳の妄想女子・森山みくり。
<海野つなみさん原作の『逃げるは恥だが役に立つ』>
そんなみくりは、誰からも必要とされない辛さ、自分の居場所が無さを強く感じており、そうした娘を見かねた父親の計らいにより、36歳の独身会社員・津崎平匡の家事代行として働き始めることになる。
しかし、あることがきっかけで仕事を失いそうになってしまい、将来に不安を抱えて追い詰められるみくりは、ひょんな会話の流れから津崎に「就職という意味で結婚するのはどうですか?」と提案してしまう。
それに対して超真面目な性格をしている津崎は、検討した結果、事実婚としての“契約結婚”をみくりに提案し、2人は周囲に秘密にしながら「雇用主=夫」「従業員=妻」という形で結婚。
本当の夫婦ではなく、愛情もないことから会話は「です・ます調」、家事などの対価として給料を貰う。
<主演を務める新垣結衣さん>
周囲に怪しまれないために「毎週火曜日はハグの日」などと、夫婦らしいルールを導入していくのですが、こうした暮らしをしていくうちに互いを意識し、少しずつ2人の関係性に変化があらわれ…という展開。
“就職としての結婚”をテーマとし、雇用関係としての契約結婚をした2人の姿がコミカルに描かれている社会派ラブコメディとなっています。
脚本を手掛けるのは、新垣さんが主演を務めた『空飛ぶ広報室』や『掟上今日子の備忘録』(日本テレビ系)、今年4月期放送の黒木華さん主演『重版出来!』(TBS系)、映画『図書館戦争』シリーズ、『俺物語!!』、『アイアムアヒーロー』など、これまでに数多くの作品を手掛けている脚本家・野木亜紀子さん。
主演の新垣さんは、「新しいラブコメディのような、ビジネスコメディのような、今の時代の象徴でもあるような、楽しいドラマになると思います。みくりたちがあれこれ試行錯誤する姿を見て、共感したりクスッと笑っていただけるように頑張りたいと思います。」とコメント。
原作者の海野さんは、「ドラマ化も決まってない初期のころから、友だちと勝手に妄想キャスティングで『みくりちゃんは新垣結衣ちゃんとかどう?』『いや~ガッキーがやってくれるなら百点でしょ!』とのんきに言っていたので、本当に新垣結衣さんでドラマ化と聞いた時はとてもうれしかったです。」と喜び、「しかも、私の大好きな作品を作ってこられたスタッフさんで、もう楽しみしかありません。TBS火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』、 略して『逃げ恥』、皆様どうぞよろしくお願いします。」と語っています。
そして、このドラマに対してネット上では、
- 面白そう!原作を知らないので楽しめるかも。
- ガッキーは美人で可愛い。どんな内容でもガッキーが見れるなら構わない!
- ガッキー主演というだけで視聴決定。相手役がジャニーズとかEXILEとかじゃないことを祈る!
- みくりがガッキーかー。かわいすぎるな~、普通に結婚できそう。でも、漫画は面白いから楽しみかも
- ガッキーのドレス姿可愛い。ドラマ楽しみだな。相手役も気になる!
- 原作もガッキーも好きだけど、ちょっと雰囲気違うかな?旦那さん役次第か。ちゃんと演技ができる人つけて欲しい
- 東山と柴咲コウがやってた『〇〇妻』と同じような感じか
などのコメントがありました。
新垣さんは昨年、人気ライトノベルシリーズが原作の『掟上今日子の備忘録』で主演を務めていましたが、原作のファンから批判的な声も上がり、賛否両論となっていたものの、新垣さんのヴィジュアルで上手くカバーし、まずまずの評価を得ていました。
1年ぶりの連ドラは漫画が原作ということで、これもネット上では様々な声が上がっているのですが、新垣さんがドラマで観れるということから喜びの声が多く上がっており、現時点では批判的な声よりも好意的な声が多く上がっています。
『掟上今日子の備忘録』は、初回平均視聴率12.9%とそこそこの数字を獲得したものの、中盤からは1ケタ台で推移して最低視聴率は7.2%、全10話の期間平均視聴率も9.7%と2ケタに届かなかったのですが、果たしてこのドラマはどれほどの数字を獲得出来るのか注目したいですね。