7月期に日本テレビ系で放送された俳優の窪田正孝さんが主演の実写ドラマ『デスノート』(日本テレビ系)は、主要キャラの設定変更によって、放送開始前から原作のファンから多くの批判が寄せられたものの、初回平均視聴率は16.9%で7月期に民放で放送された連続ドラマの中でトップの数字を記録し、その後も多くの批判が寄せられる中でほぼ2ケタの数字を記録し続け、最終回の平均視聴率は14.1%、全11話の期間平均視聴率は11.55%となっていました。
<↓の画像は、ドラマ版『デスノート』>
これは杏さんが主演の『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)が記録した期間平均視聴率14.47%に次ぐ数字で、『デスノート』が多くの方から注目されている作品だということを証明する結果となりましたが、最終回が放送される前に映画版『デスノート』の公式サイトにて謎のカウントダウンがスタートし注目を集めました。
このカウントダウンは最終回の放送時間に合わせてセットさせており、最終回で映画化が発表されるのではないかなどと注目を集め、最終回にて2006年に公開された藤原竜也さん主演映画版『デスノート』の正統な続編となる映画『デスノート 2016(仮)』の公開を発表。
<↓の画像は、映画版『デスノート』>
同作は実写映画版の公開から10年目となる2016年を物語の舞台としており、ドラマ、アニメ、舞台などでは使用されなかったデスノートの“6冊ルール”をもとにした完全オリジナルの新作で、先駆けて公開された特別映像には「夜神月、復活」「Lの後継者」「弥海砂」「死神の目」「ノートの封印」「真第二のキラ」「サイバーテロ」「コンソメ味」という意味深なメッセージが表示され、監督を務めるのは映画『GANTZ』、『図書館戦争』、『万能鑑定士Q-モナ・リザの瞳-』などの作品を手掛けた佐藤信介監督だということだけが発表されました。
しかし、それ以外については発表されず、出演者に関しては現時点ではまだ明らかにされていないのですが、ニュースサイト『おたぽる』が報じている記事によると、最近になってようやくキャストが決定したといいます。
気になる主役の夜神月(やがみ・ライト)は、今年放送のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』、9月26日より公開の映画『GONIN サーガ』など、数多くの作品に出演している俳優の東出昌大さん、天才探偵のL(エル)は昨年放送された連続ドラマ『MOZU』(TBS系)などに出演している俳優の池松壮亮さんとのこと。
<↓の画像左が東出昌大さん、右が池松壮亮さん>
池松さんは、2014年公開の映画『ぼくたちの家族』、『紙の月』、『愛の渦』、『『海を感じる時』』等での演技が高く評価され、「第38回日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞した他、「第36回ヨコハマ映画祭」最優秀助演男優賞、「第88回キネマ旬報ベスト・テン」助演男優賞、「第57回ブルーリボン賞」助演男優賞、「第24回日本映画プロフェッショナル大賞」主演男優賞、「第39回エランドール賞」新人賞、「第27回日刊スポーツ映画大賞」助演男優賞を受賞しており、松山ケンイチさんが演じたLを超える怪演に期待をされており、興行収入は50億円を目指しているそうです。
そして、これに対してネット上では、
- 窪田&池松ならぴったりだと思うんだけど…
- Lはまだしも、ライト東出さん?藤原ライトも窪田ライトも演技上手いからどちらも違う味があって凄く良かったけど、東出さん…確かに嫌いじゃないけど、ライト役大丈夫???心配になります。
- うそでしょ…。東出の話し方はちょっとライトのイメージじゃない
- 正直、東出昌大のライトは不安である。東出昌大は嫌いじゃない、むしろ好きだけど。
- 東出なんて声が悪いし棒すぎる…勘弁してください
など、東出さんがライト役を演じる事に対して批判的な声が多く寄せられていました。
映画版では藤原さん、ドラマ版では窪田さんが演じ、お2人ともに素晴らしい演技を披露して絶賛されていましたが、東出さんはこれまでに数多くの映画やドラマに出演し、2013年に映画『桐島、部活やめるってよ』で「第36回日本アカデミー賞」新人俳優賞、昨年は「第38回エランドール賞」新人賞、『アオハライド』、『寄生獣』、『クローズEXPLODE』、『0.5ミリ』で「第88回キネマ旬報ベスト・テン」新人男優賞を受賞するなど、俳優として評価されているものの、世間からの評判はあまり良くないようですね…。
ドラマ版は視聴率が良かったものの、内容に対する評価は微妙だったことから、新たに制作される映画版には期待が寄せられているのですが、『デスノート 2016(仮)』に関してもドラマ版同様に物議を醸すことになってしまうのでしょうか…。