新作映画『デスノート』興行成績1位も内容に批判殺到! 10年ぶりの続編、頭脳戦無しの期待裏切る駄作で酷評の嵐
2006年以来10年ぶりに制作された実写映画『デスノート』シリーズの続編『デスノート Light up the NEW world』が、10月29日より全国364スクリーンで公開されており、29・30日の週末2日間で観客動員数は34万2,309人、興行収入が4億5,864万5,800円を記録し、全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場1位を獲得しました。
この数字は、劇場版2作目で最終興行収入が52.0億円を記録した2006年11月公開の『デスノート the Last name』の興収比60.3%の成績で、ここから前作超えは難しいものの、1作目で記録した28.5億円を超えて30億円が見込める好スタートを切っています。
しかし、今回10年ぶりに公開された新作を見たデスノートファン等からは、内容に対して不満や批判の声が噴出しています。
劇場版の第1作目『デスノート』と第2作目『『デスノート the Last name』』では、主人公の夜神月(別名:キラ)を藤原竜也さん、キラと対峙する世界一の探偵・Lを松山ケンイチさんが熱演。
そして、前作から10年ぶりに制作された『デスノート Light up the NEW world』は、“キラ”こと夜神月とLの死から10年後の世界が描かれており、『週刊少年ジャンプ』で連載されていた原作には存在しながらも使われていなかった「人間界で同時に存在していいデスノートは6冊まで」という「6冊ルール」が取り入れられています。
この6冊のデスノートをめぐり、俳優・東出昌大さん演じる今作の主人公でデスノート対策本部特別チーム捜査官の三島創、池松壮亮さん演じるLの後継者で世界的探偵・竜崎、菅田将暉さん演じるサイバーテロリスト・紫苑優輝らが争奪戦を繰り広げていくという内容。
<↓の画像左から池松壮亮さん、東出昌大さん、菅田将暉さん>
この3人の他に戸田恵梨香さん、元AKB48の川栄李奈さん、船越英一郎さん、藤井美菜さん、さらに藤原竜也さんや松山ケンイチさんも出演しています。
キャストだけ見るとかなり豪華な感じがするのですが、実際に映画を見た方たちからは厳しい声が多数上がっており、レビューサイトでは、
- 内容が浅すぎて残念、もはやただのアクション映画だった
- あまりに退屈で居眠りしてしまったレベル
- 意味もテーマ性も見えない駄作
- 脚本があまりにも酷い。途中でなんか『観客をバカにしてるのかなあ…』と真剣に考えた程。
- 映画館で悔し涙を流したのも、途中で出たいと思ったのも初めてです。原作ファンの方は絶対に見に行かないことをお勧めします。
- 前作映画や原作漫画のような頭脳戦は一切といっていいほどない。前作映画,原作漫画ファンはみてはいけない。ほめる点は一カ所もない。観客おいてけぼりの豪華若手俳優をキャスティングしただけの映画。
- 正直期待外れ。デスノートはもっとヒリヒリするような頭脳戦であってほしかった。前作を見ていて今作を大変楽しみにしていた身からすると残念
- 馬鹿なキラもどきが馬鹿なLもどきとノートを争ったってだけの駄作
- 登場人物全員馬鹿ばっかり
- 登場人物全員頭悪いし、特にLの馬鹿っぷりが半端じゃない
などといったコメントが寄せられています。
そうした結果、映画の情報・レビューサイト『Yahoo!映画』や『映画.com』での評価は、5点満点中の平均点が約2.9点(3日18時時点)となっています。
- 映画『デスノート Light up the NEW world』本予告(YouTube)
原作(全12巻)は世界累計発行部数は3000万部を突破しており、国内だけでなく海外にも多くのファンを持つ人気作品として知られていますが、ここまでのヒットとなった大きな要因は、ハラハラ、ドキドキとさせるような頭脳戦を登場人物たちが繰り広げることにあるため、その点が今作には足りない、欠けていることから期待して観たデスノートファンから酷評が相次いでいる様子です。
藤原さんと松山さんが出演した前作の評価は高く、10年ぶりに制作された続編ということから注目度もかなり高かったため、公開2日間の興行成績についてはランキング1位を獲得出来ましたが、低評価のレビューが相次いでいることから、2週連続1位を獲得するのは難しいかもしれないですね。
現時点では興行収入30億円が見込まれているものの、今後失速していく可能性も十分ありそうなので、引き続き興行成績に注目したいところです。
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ガッカリでした