捏造・ヤラセ指摘のTBS『ピラミッド・ダービー』がBPO審議入り決定!『ほこ×たて』と同じスタッフ使い悪質な編集を問題視

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ピラミッド・ダービー

お笑いコンビ『バナナマン』やタレント・ウエンツ瑛士さんが出演しているバラエティ番組『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』(日曜19時56分~20時54分)で、悪質な編集が行われていたことが明らかとなり、これに対して捏造・ヤラセなどといった批判が寄せられていましたが、『放送倫理・番組向上機構(BPO)』の放送倫理検証委員会が8日、同番組の審議入りを決定したことを発表しました。

問題とされているのは6月19日放送分で、「双子見極めダービー」として2組の双子が入れ替わっているかどうかを当てる企画が行われ、顔相鑑定士・池袋絵意知さんを含めた4人が出演し、対決が行われました。

この企画は実際には4回戦まで4人での対決が行われたのですが、オンエア上ではなぜか池袋さんだけが3回戦で「脱落」となっており、最後まで収録に参加していたものの、映像処理によって池袋さんだけ姿を完全に消されていたことが、池袋さんが自らのブログで告発したことから判明。

池袋さんはTBS側に対して怒りをあらわにしながら猛抗議し、その結果TBSや番組製作会社が池袋さんに直接会って謝罪していました。

さらに、TBSは5日に番組公式サイトとツイッター上で「6月19日放送の『双子見極めダービー』の中で、出演者の方からご指摘頂いた収録の順番や、ルール変更の経緯は、演出の一環のつもりでしたが、事前に説明や了解を得ることなく画像を加工し、行き過ぎた編集がありました」と説明し、「池袋絵意知氏、および視聴者の皆さまに深くお詫びいたします」という謝罪コメントを掲載。

6日に行われたTBSの定例社長会見にて武田信二社長は、「行きすぎた編集だと認識しております。決してねつ造ではないと思うんですが、出演者へのご説明とか作業を省いてしまったりしてこういうことが起きた。二度と起きないように丁寧な対応(をしてほしいの)と、行きすぎた編集がないようにお願いしているところです」と語っていました。

捏造を否定する理由について武田社長は、「1位は放送の通り1位で、問題を指摘された方は4位だった」と企画の結果はイジっていないことを挙げながら、このような行為が発覚してしまい信頼を失う事になっており、「ここまでやって何が得られるかというところですよね。その辺をみんなで議論してもらいたい」と語っています。

このような問題が発生した原因について伊佐野編成局長は、「大きくは作業工程に問題があった。分業でロケ、チェックと、4段階作業があって、収録したものを順番を入れ替えて、それが(次の作業工程に)連絡されていなかった。そこから面白くしようと上塗りされてしまった。トータルできちんとチェックする人間がいなかった。そこは今後は徹底したい」といい、番組は制作会社が手掛けたものとのことなのですが、「信頼してお任せしていたが、チェックすべきだったと思っています」といい、悪質な編集を行った理由については「問題の順番を変えたり、見やすくするための微調整があって、最終的に脱落した人がいるのはおかしいということで、つじつまを合わせるためにこういうことに至った」と説明。

さらに、「頑張っていただいた方への敬意が抜け落ちていた。それで実務的に作業が進んでしまった。『こういうことで編集上やりました』とご了解をいただいていれば良かったのですが、残念でダメだったのは了解をとらずに放送にいたってしまったことだと思います」などと語っていました。

TBSはこのような対応をしていたわけですが、BPOの川端和治委員長は「勝手に映像を加工したことに加え、制作現場の分業化と無責任体制にも問題がある」と指摘し、今後についてはTBSや番組制作会社などへのヒアリングを行うとしています。

そして、ついにBPOの審議入りが決定したわけですが、これに対してネットでは、

  • もう番組打ち切りでしょ。
  • 了解ないのはひどいと思うけれど、了解とろうにも明確な削除理由がわからないよね。演出というのならその辺はっきりして欲しいが、言えない理由があるんだろうな。
  • バラエティも台本があるなら、冒頭にその旨を伝えるべき
  • バラエティでこんな事を平気でやるくらいだから、そりゃ報道番組もまともじゃないよね。
  • スポンサーのことを考えると視聴率は局としては、大事だけど 見ている当人としては全然関係ないけどね。如何様はよくない。
  • BPOって影響力あるの?やらせだとか、人権侵害だとかよく聞くけど、制作側がなんも変わらないんじゃ意味無くないか
  • いかにバラエティー番組とは言え、これを『捏造で無い』と判断する感覚は異常に過ぎる

などのコメントが寄せられています。

やはりBPOの審議入りとなったわけですが、社長自らがこの悪質な編集は捏造ではないと言ってしまう事に問題があると感じられ、最終的な結果はいじっていないかもしれませんが、池袋さんを脱落として途中でCG処理によって完全に姿を消してしまい、あたかも3人で対決を行っていたように見せるというのは明らかな捏造かと思います。

そして、この番組の総合演出を担当していたのが、2013年11月に打ち切りが決定したバラエティ番組『ほこ×たて』(フジテレビ系)を手掛けた人物と同じで、制作会社の中心メンバーが同じだったことが明らかとなっており、この騒動についてはこれから徹底的に追及していくべきで、今後また同じようなトラブルを起こす可能性が十分にあることから、早々に打ち切りにするべきだと思います。

BPOの審議入りとなったところで特に何かが変るわけでも無く、今後も捏造・ヤラセといった行為は繰り返されていくのだろうと思われますが、今回の件についてはかなり悪質な編集となっていることから、徹底的に追求をしてほしいものですね。

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