今月27日からスタートするドラマ『死ぬほど愛して』（ABEMA 木曜23時）で、8年ぶりに俳優復帰した俳優・成宮寛貴さん（本名＝平宮博重 なりみや・ひろしげ 42歳）が、『相棒』シリーズ（テレビ朝日系）にも出演との情報を週刊誌『女性自身』が伝えています。
成宮寛貴さんは2012年放送の『相棒 シーズン11』に3代目相棒・甲斐享（かい・とおる）役で初登場し、シーズン13（2014年10月～2015年3月放送）までレギュラー出演していました。
その後、2016年12月に週刊誌『フライデー』によって違法薬物使用疑惑などを報じられ、報道内容は事実無根と完全否定しながらも、信頼していた友人の裏切りや、絶対に知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされ、誤った情報が拡散され続けることに絶えられないとして芸能界引退を突如発表しました。
それから紆余曲折を経て、27日スタートの連続ドラマ『死ぬほど愛して』で主演に抜擢され8年ぶりに俳優復帰を果たし、この作品は『金田一少年の事件簿』シリーズなどで知られる天樹征丸さんの同名作品が原作で、成宮さんは凶悪な殺人鬼役を演じます。
成宮寛貴さん以外のキャストは、瀧本美織さん、細田善彦さん、久間田琳加さん、片桐仁さん、元『SKE48』の松井玲奈さん、元『HKT48』の田中美久さん、しゅはまはるみさん、袴田吉彦さん、筒井真理子さん、山口馬木也さん、粟大和さんなどで、主題歌は『KinKi Kids』の堂本剛さんのソロプロジェクト『.ENDRECHERI.（エンドリケリー）』が担当します。
この俳優復帰作に大きな注目が集まる中で、かねてから囁かれている相棒シリーズへの復帰説を女性自身は報じており、記事によれば、来年10月期に相棒24の放送が決定済みで、制作が決定した理由は、主演の水谷豊さんが成宮さんを「復帰させたい」との強い希望があったと制作関係者が語っています。
同関係者によると、成宮寛貴さんは引退後も定期的に水谷豊さんに近況を報告し、芸能界復帰にあたって水谷さんに直接会って報告したほか、相棒の制作スタッフにも挨拶をしたといいます。
そして、成宮寛貴さんの相棒復帰にあたり水谷豊さんは助け舟を出したといい、「昨年の『相棒』元日スペシャルでは、成宮さんの過去の出演シーンが放送され、甲斐の恋人・悦子（真飛聖さん）は9年ぶりに復活を遂げました。これは成宮さんの“復帰”を前提に撮影されたと聞いています」
と制作関係者が明かしています。
ただ、スポンサーサイドがコンプライアンス問題に過敏になっているため、相棒24に出演するハードルは高く、「現在水面下で進んでいるのは、来年の元日スペシャルでの甲斐享“単発復帰プラン”なのです。成宮さんが復帰したABEMAはテレ朝系列でもあります。視聴者の反応を見ながら、水谷さんの鶴の一声があれば『相棒』の広告主も納得します。成宮さんの『相棒』復活が反響を呼べば、新たな展開が生まれるかも」
とドラマ関係者は語り、来年正月の復帰に向けた準備が進められているそうです。
成宮寛貴さん演じる甲斐享は、成宮さんが芸能界引退後も回想シーンなどでちょくちょく登場しており、その度に相棒ファンの間では大きな反響を呼んでいて、復帰に期待する声は多く上がっています。
そして、連ドラ版の相棒が2022年にスタートしてから今年で23年となり、2022年の相棒21から寺脇康文さん演じる初代相棒・亀山薫が、相棒役に復活したことでも話題になったもののマンネリ化が指摘されていて、視聴率も徐々に落ち込んでいき、相棒20までは平均世帯視聴率が15％超えを連発していたものの、相棒22の平均世帯視聴率は11.2％、そして現在放送中の相棒23では10％を切る回も出てきていることから、制作サイドとしては起爆剤となるような話題作りなどを行い、どうにかして数字を上げたいと考えているはずです。
また、水谷豊さんも今年で73歳と出演者の高齢化が進んでいることもあり、相棒シリーズも潮時とみられていますし、成宮寛貴さんの芸能界復帰を巡っては賛否両論あるものの、相棒シリーズが終了する前に再登場という展開は実際にありそうな話ですが、果たして来年の元日スペシャルで復帰となるのか注目したいですね。