MotherやWomanの坂元裕二脚本の新作『anone』広瀬すずは荷が重い? 第1話視聴率から低迷し厳しい声も…

女優・モデルの広瀬すずさん(19)が主演のドラマ『anone』（日本テレビ系 水曜22時）の第2話が17日に放送され、平均視聴率が7.2％（関東地区）だったことが明らかになりました。

10日放送の初回平均視聴率は9.2％を記録しており、第2話で早くも2％もダウンするという厳しい結果になっています。

『anone』の脚本は、1990年代にヒットした『東京ラブストーリー』（フジテレビ系）のほか、芦田愛菜さんの人気が急上昇するきっかけとなった『Mother』（日本テレビ系）、満島ひかりさんがシングルマザー役を演じた『Woman』（同）など、多数のヒットドラマを手掛けている人気脚本家・坂元裕二さんが担当し、演出は『Mother』と『Woman』でタッグを組んだ演出家・映画監督の水田伸生さんです。

主要キャストは広瀬すずさんのほか、田中裕子さん、小林聡美さん、阿部サダヲさん、瑛太さん、火野正平さんらとなっており、広瀬さんは役作りのためにボブヘアを10センチ以上もカットし、ショートヘアにイメージチェンジしました。

＜↓の画像が、ショートヘアにイメチェンした主演の広瀬すずさんの写真＞

広瀬すずさん演じる辻沢ハリカは、身寄りがなくネットカフェで寝泊まりしながら、特殊清掃のアルバイトをしている19歳の少女で、林田亜乃音（田中裕子さん）という法律事務所の事務員をしている女性と出会い、人から欺かれ、裏切られ、人を信じるという心を失っていた2人が、生きる上で何が本当に大切なのか、生きることの意味とは何なのかを問い掛けながら、真実の人間愛を見つけていく模様を描いています。

＜↓の画像は、『anone』で共演の広瀬すずさんと田中裕子さんの写真＞

広瀬すずさんは今作で心に闇を抱えている少女という難役に挑戦しており、個性派・演技派俳優たちが脇を固めていることから、今期注目を集めていた作品の1つだったのですが、第2話の終了時点でネット上では、

• 坂元裕二と水田監督のコンビ作はどれも好きだけど今回ばかりはあまり惹かれないな
  広瀬すずってCMタレントとしては良いと思うけどドラマ女優としては全く魅力がないと思う
• １話を見たけどつまらなかった。なんか　暗い話だし見ていて、どんより気分になる。仕事から疲れて帰ってきて見たいと思うような内容ではない。
• 今回の水曜ドラマは失敗やで。しかも広瀬すずの兄貴が酒気帯び運転で逮捕された影響が出たやろな。
• 1日疲れた後に明らかに暗そうなドラマなんて見たいと思わない…すずちゃんは可愛いけど。
• ａｎｏｎｅ、これはアカンやつかもな。この先もどんどん視聴率が落ちるっぽいな。
• この手のドラマは広瀬すずじゃないんだよな。引き出しは増やしていかないとだけどさ
• 広瀬すずって視聴率とれないよね。映画でもヒット作ないし。なんで主演に選ばれるのか不思議。
• けっこう面白いと思いましたよ、次も気になるし見終わった後ずーんと胸にしみる感じ。視聴率なんてあてにならない。高視聴率だから見てみても、まったく下らないドラマもいっぱいある。
• たしかに『mother』『woman』は良作だったが、今回はちょっと失敗かも。三部作目狙いすぎ、かもね。

などのコメントが寄せられており、ドラマの内容を評価する声がある一方で、ストーリーが全体的に暗く重い雰囲気を漂わせていることに対して否定的な声が多く上がっています。

また、これまで明るいキャラクターを演じることが多かった広瀬すずさんがイメージとは正反対の役に挑戦し、広瀬さんには合っていないと感じる視聴者も多く、第1話を観て脱落した人が多くいる様子です。

第1話と第2話では、辻沢ハリカと林田亜乃音の過去に触れつつストーリーが進展していき、瑛太さん演じる謎の男・中世古理市の登場によって、今後新たな展開を迎えていくとみられるので、これから徐々に面白みが増していきそうな気配が感じられます。

しかし、ストーリー全体が暗く重苦しいことから今後視聴率を上げるのは難しそうで、第3話以降も7％前後で推移していくのかもしれません。

ちなみに、日本テレビ系の水曜ドラマ枠（水曜22時）では、昨年10月期に綾瀬はるかさん主演の『奥様は、取り扱い注意』、7月期に高畑充希さん主演の『過保護のカホコ』、4月期に沢尻エリカさん主演『母になる』、1月期に吉高由里子さん主演『東京タラレバ娘』が放送され、期間平均視聴率は11％前後でした。

水曜ドラマ枠で初回視聴率が1ケタを記録したのは、2013年4月期放送の長谷川博己さん主演『雲の階段』以来、約5年ぶりとなっています。

広瀬すずさんが連ドラ主演するのは、2015年1月期放送の初主演ドラマ『学校のカイダン』（日本テレビ系 土曜21時）以来3年ぶり2度目で、同ドラマも全10話の期間平均視聴率は9.2％と2ケタに届きませんでした。

主演ドラマが2作連続で微妙な結果に終わるのは避けたいところですが、『anone』は今後数字を上げていくのか、それとも下降を続けていくのか、第3話以降の数字にも注目したいですね。