4月1日スタートのNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『なつぞら』が9月28日に最終回を迎え、全156話の期間平均視聴率が21.0%(関東地区)だったことが明らかとなり、ヒロインを務めた女優・モデルの広瀬すずさん(本名=大石鈴華 21歳)に仕事のオファーが殺到しているといいます。
安藤サクラさんがヒロインを務めた前作『まんぷく』は期間平均視聴率21.4%、前々作の永野芽郁さんヒロインの『半分青い。』は21.1%を記録しており、これに比べると朝ドラ100作目の『なつぞら』はわずかに数字がダウンしており、豪華キャストを揃え、大々的にPRしていた割には物足りない数字にも感じるほか、視聴者からも「主人公に共感できない」などと否定的な声も多く上がっています。
しかし、広瀬すずさんを巡って現在、民放各局が熾烈な争奪戦を繰り広げていると『東京スポーツ』(東スポ)は報じています。
ある制作会社関係者は『なつぞら』について、「終盤に差し掛かるにつれて、子供ができ、仕事も上手くいってという主人公・なつがトントン拍子の展開がお気楽、ご都合主義などと批判されるようになった。視聴者から『共感できない』という空気感が出てくるようになって、それに応じて視聴率も20%を切る回が出てくるようになりました」
と指摘しています。
<↓の画像は、『なつぞら』出演の広瀬すずさん、中川大志さん、増田光桜ちゃんの写真>
そうした脚本・演出などに不満の声がありながらも、スタートから終了まで週平均視聴率が20%を切ったのは8月5日~10日の第19週のみで、それ以外は20~22%台で推移し、全話の期間平均視聴率が21.0%でした。
芸能プロダクション関係者はこの数字について、「広瀬は今回の『なつぞら』の好演で潜在視聴率が12%くらいにアップする計算です。この数字は視聴率女王といわれた米倉涼子を凌駕する数字。朝ドラ前の広瀬の潜在視聴率は6.2%だったことを考えれば、いかに今回の朝ドラが広瀬にとって価値あるコンテンツだったか理解できる」
としています。
「潜在視聴率」というのは、そのタレント個人が番組出演し獲得が期待できる数字で、この数字が高いほど仕事のオファーが増え、ギャラも上がる傾向にあります。
テレビ局の編成関係者は、「以前の広瀬のドラマのギャラはゴールデン・プライム帯(19~23時)で1本130万円が相場だったが、朝ドラ以降となる今年10月以降のドラマでは200万円は超えるでしょうね。話し合いでは250万円以上に跳ね上がる可能性もありますね」
と、広瀬すずさんのギャラ動向について語っています。
そんな広瀬すずさんが朝ドラ後に行う新たな仕事は、劇作家・演出家の野田秀樹さんの新作舞台『「Q」:A Night At The Kabuki』(10月8日~15日、11月9日~12月11日)で、女優デビューから6年半で舞台に初挑戦します。
この作品は『ロミオとジュリエット』をベースとしており、ロミオとジュリエットが2人ずつ登場する舞台となっていて、ジュリエット役を松たか子さんと広瀬すずさん、ロミオ役を上川隆也さんと志尊淳さんが演じ、その他に橋本さとしさん、竹中直人さん、羽野晶紀さん等が出演します。
広瀬すずさんはこの他にも、来年1月公開予定の松たか子さん主演映画『ラストレター』(岩井俊二監督)、同3月公開の映画『一度死んでみた』(浜崎慎治監督)で主演を務めることが決まっています。
東スポによると、民放各局はドラマ出演を巡る争奪戦も繰り広げているそうで、現在は日本テレビが来年春のドラマ出演話を持ちかけているといい、「田中圭が主演し、話題となった『あなたの番です』を作った制作チームが熱心にオファーしているんです。役柄は警察の心理捜査官という設定ですが、これは表の顔。実は人の心が読み取れてしまうという特殊能力まで持っているんです。共演者は菅田将暉が最有力候補になっている」
と関係者が語っています。
しかし、それよりも前にテレビ朝日が広瀬すずさんにドラマ出演オファーを掛けていたそうで、「この冬の放送予定の特番ドラマのヒロインとしてオファーしているんです。名作『小公女』を現代風にアレンジしたものです。共演も実力のある俳優の名前がキャスティングされているという話です」
と編成関係者が明かしています。
一方で、「TBSが社運をかけているといわれる来年4月に放送開始予定のドラマ『半沢直樹2』への出演が内定したという話もあります。役柄は未定だが、広瀬には重要なキーパーソン役での起用を約束しているそうです」
と事情通が語っており、すでに複数のドラマ出演オファーが来ているようです。
そして、この報道に対してネット上では、
- 民放だと低視聴率の女王だと思うけど?
- 民放で主演は無理。爆死は目に見えてる。
- せっかく良いドラマだとしても、広瀬すずが出ると台無しになるだろうね。
- これだけ評判悪い、嫌われてる女優なのによく使おうと思うよね
- どちらかというと、ドラマより映画をやった方が良いと思う。姉の広瀬アリスさんの方がドラマ向き。
- 観ている多くの人に想いや感情が伝わって来ないといわれている広瀬すずは、役者にとって必要な想像力や感性を磨くために、私生活でもっと良書を読んで。少しでも多く批判をしたが人達を見返した方がいいと思う
- 朝ドラの実績とやらは、広瀬の実力とは別物。局が総力を挙げて造った数字であり、時計代わりに流して下さるありがたい視聴者の方々のお陰にしか過ぎない。
広瀬の潜在視聴率などごく僅か。朝ドラ前の民放視聴率も芳しく無いし、映画もこれと言ってヒットしてない
などのコメントが寄せられています。
相変わらずネット上では広瀬すずさんアンチが多い様子で、厳しい声が多く見受けられるのですが、『なつぞら』は色々と批判されながらも期間平均視聴率は21.0%を記録していたため、今後さらに仕事が増えることは間違いないでしょうね。
東スポ情報によれば、民放各局からドラマ出演オファーが相次いでいるそうで、真偽のほどは定かではないものの、朝ドラヒロインなどを経て、今後どのような役に挑戦していくのか楽しみではありますが、コメントでも指摘されているように広瀬すずさんはゴリ押しされている割に、あまり数字を持っていない女優とも言われてきました。
広瀬すずさんが連ドラ初主演した『学校のカイダン』(日本テレビ系 2015年1月期放送)は、全10話の期間平均視聴率9.2%、それから3年ぶりの主演ドラマ『anone』(同 2018年1月期放送)は、放送開始前は期待されていたものの、初回に記録した9.2%が最高で、最終回直前の第9話で自己最低の4.4%を記録し、全10話の期間平均視聴率は6.1%と大コケしています。
民放ドラマではかなり微妙な結果になっているため、今後の出演作品の爆死、大コケを予想する声も少なくないのですが、『なつぞら』出演を経て人気・知名度がさらに上昇したとみられるので、今後の作品でどれほどの結果を残すのか楽しみですね。