ドラマや映画、CMに引っ張りだこ状態の人気若手女優・広瀬すずさん(17)が、来年公開予定の映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(河合勇人監督)で主演を務めることが明らかとなりました。
この作品は、福井県立福井商業高校のチアリーディング部が、活動開始からわずか3年で全米選手権で優勝を果たすという実話を基に制作した青春物語。
主演の広瀬さんは、県立福井中央高校に入学した主人公の友永ひかりを演じ、天真爛漫な性格のひかりは、「サッカー部の憧れの男子生徒を応援したい」という軽い気持ちからチアダンス部へ入部。
しかし、その部では顧問の女性教師によって「目標は全米大会制覇! おでこ出し絶対! 恋愛禁止!」といった厳しいルール、さらには鬼の指導が待ち受けている。
それによって先輩たちが相次いで退部していく中、ひかりも音を上げて辞めそうになる時もあるのですが、福井弁で「みんなでチアダンスしよっさ!(しようよの意味)」とチームメイトで支え合い、何とかチアダンスを続けていく決心し…という展開となっている作品。
監督を務めるのは、『俺物語!!』や『映画 鈴木先生』などを手掛けた河合勇人監督(47)、脚本は映画『永遠の0』、『白ゆき姫殺人事件』、『予告犯』等を担当した林民夫さん(49)となっています。
ダンス未経験だという広瀬さんは、現在1日6時間の猛特訓を積んでいるといい、「ものすごく大変なことにトライしていますが、役とともに成長していければ」とコメント。
チアダンスは、ポンダンス、ジャズ、ヒップホップ、ラインダンスといった4つのダンスで構成されており、約2分半の規定時間内でダンスの技術、チームワーク、チアスピリットなどを競い合うというエンタテインメント性の高いスポーツです。
ダンス初心者の広瀬さんは昨年12月からトレーニングに入っているといい、持ち前の運動神経でメキメキと上達し、福井商のコーチを務めた日本チアダンス協会の前田千代さんがチアダンスの振り付け・指導を担当しているのですが、「躍動感はピカイチ!」と絶賛し、2009年の優勝メンバーも直接指導しながら広瀬さんに太鼓判を押しているそうです。
<↓の画像は、昨年12月からトレーニングに励み、練習の成果を発揮して脚を高く上げた姿を披露した広瀬すずさん>
なお、作品のクライマックスは全米大会でのパフォーマンスで、6月にはアメリカで大規模ロケを観光し、今年のアメリカチャンピオンが遠征してきて対決も予定されているとのこと。
そして、広瀬さんは「実際にチアダンスをやられている方々のように内から出るものを表現できるようになりたい。楽しむことを忘れずに全力で頑張ります」「チアダンスは、ただ踊るだけでなく笑顔やチームワーク、そして応援することをテーマにしている競技で、実際にチアダンスをやられている人たちは内面から違うなと感じています。私も、内から出るものを表現できるようになりたいです」などと意気込みを語っています。
福井商高のチアリーダー部は2009年3月に、チアリーディングの本場アメリカで最高峰の大会「全米チアダンス選手権」の高校チームパフォーマンス部門で総合優勝。
前身は「バトン部」で、強豪の野球部の応援を甲子園のアルプススタンドでするなどし、神奈川県の厚木高校が全米チアダンス選手権で日本税で初優勝を果たした2004年に、福井商に異動してきて顧問となった女性教師が「生徒たちに大きな夢を」とチアダンス部への変更を提案。
これに対して生徒や保護者等から反対の声も上がっていたそうなのですが、野球部の応援を盛り上げることを約束して2006年より活動を開始し、2008年にチアリーダー部『JETS(ジェッツ)』となり、2009年3月に「全米チアダンス選手権」で初優勝。
その後も2011年も優勝し、2012~2016年までインターナショナル・チームパフォーマンス部門で4連覇を達成するなど素晴らしい成績を残しています。
そして、この発表に対してネット上では、
- ごり押ししたい気持ちは分かるけど、こんなに広瀬さんばっかりだったら新鮮味に欠けるし、逆に飽きられるのでは?映画だからこそ尚もっと考えるべき・・(笑) 売れてるのはわかるが、出過ぎ。
- また広瀬すずか…。食傷気味なんだけど…。他に良い女優はいないの?剛力彩芽の二の舞になりそう
- 人気があるとは言えゴリ押しが露骨過ぎる。他の若手女優にもチャンス与えるべきでしょ
- なんかもう広瀬さんにも飽きたし、女の子が頑張るブラバンとかなんとかこういう映画あったよね、一定の間を置いてこういうサクセス・ストーリーを題材にした映画が出てくるけどもういいんじゃない?
- 照明さんや音声さんはどんな気持ちで仕事してるのかね。裏方の人間に対してあんな失礼な発言をテレビで発しても、仕事があるのは事務所のおかげ。さらには裏方さんの力だ。ちゃんと感謝するべき
- ちょっと多くないかな。もっと他の女優さんに主演させてあげないと、新鮮味がない。
- 出過ぎでお腹いっぱい感‥でも今現役で制服着れてごり押しだろうが何だろうがそれなりに売れてて主演張れる人この子くらいしかいないんですよね…
などのコメントが寄せられています。
プロデューサーの平野隆さんは、主演に広瀬さんを起用した理由について「あの笑顔と躍動感を持つ広瀬さんは元々誰かを応援する力が備わった人。この役は広瀬さんしかいないと思った」と語っているのですが、広瀬さんの主演作があまりにも集中して公開されていることから食傷気味の方が多い様子、ネット上では批判的な声が多く上がっており、楽しみなどといったコメントは皆無です。
他の若手女優と比較してメディアへの露出量が異常に多いことから、事務所の“ゴリ押し”などと揶揄されている広瀬さんは、1月期放送のドラマ『怪盗 山猫』(日本テレビ系)に出演し、3月と4月に公開の映画『ちはやふる』シリーズ、9月公開の『四月は君の嘘』、『怒り』に出演。
その他にも様々なCMなどにも出演し、広瀬さんのことを見ない日はないと言っても過言ではないレベルとなっています。
事務所としても今がチャンスと思い、どんどん作品に出演させているのかもしれないのですが、ゴリ押しの批判が多く見られるようになってきていることから、そろそろ程々にしておいたほうが良いかもしれないですね…。