広末涼子の事務所がオールスター後夜祭の問題に抗議。交通事故イジりに激怒、TBSに名誉回復措置を要求。画像あり

2025年10月9日（木）16:25

広末涼子さん(45)が社長を務める個人事務所『R.H』が公式サイトを更新し、有吉弘行さんと元『乃木坂46』の高山一実さんが司会の特番『オールスター後夜祭’25秋』（TBS系）に対して抗議声明を発表しました。

事務所は声明で、「『オールスター後夜祭’25秋』において、弊社所属の広末涼子に関する不適切な内容が放映されました」とし、不適切とする内容については、「クイズコーナーにて、当該タレントの写真とともに『時速165キロを出したことがないのは？』という設問が提示され、出演者による『広末さんは事故を起こした際、時速165キロを出していたと報じられています』との発言が放送されました」としています。

広末涼子さんは今年4月に、新東名高速道路で自称マネージャーが所有するSUV車（Jeep グランドチェロキー）を運転し、大型トレーラーに追突する事故を起こしましたが、『共同通信社』は8月に広末さんが追突前に制限速度（時速120km）を50km近くオーバーし、165km以上で走行していたことが分かったと報じました。

広末涼子が交通事故前に165km超えで運転…大幅スピード違反し暴走、ブレーキ無しで追突し厳罰求める声も

この報道を利用して番組では「時速165キロを出したことがないのは？」との4択問題を出し、1番は『ロサンゼルス・ドジャース』の大谷翔平選手、2番は同・佐々木朗希投手、3番は元野球選手の伊良部秀輝さん、4番が広末涼子さんでした。

この問題の正解は伊良部秀輝さんで、6人が広末涼子さんを選択して間違えていたのですが、司会の高山一実さんが「広末さんは事故を起こした際、ジープ・グランドチェロキーで時速165キロを出していたと報じられています」と説明をしていました。

＜↓の画像が、オールスター後夜祭’25秋の問題に広末涼子さんが登場したシーン＞

この問題に対して事務所側は、「公的機関からの発表によるものではなく、また、当該事故については現在も警察による捜査が継続中です。そのような状況下で、本人が関わる事件を笑いの題材として扱うことは、報道・放送に携わる者として極めて不適切であり、本人および関係者の名誉を著しく毀損する行為と考えております」と、TBSに対して苦言を呈しています。

そして、「6日付で、株式会社TBSテレビに対し、正式に抗議および名誉回復措置を求める内容証明を送付いたしました。併せて、今後同様の行為を繰り返さないように求めております」と発表しています。

これに対してネット上では、

事故の話を笑いのネタにするのはどうかと思う
こんな下品な番組まだあるんだ　今回の抗議は正当な行為だと思うし応援したい
これは抗議されてもおかしくない。野球選手の中に広末さんを入れてるあたりがウケを狙いにいった悪意でしかない。テレビ業界も色々ある中、まだこういう弄りするんだね。
ちょっと面白いと思ってしまった　まあ確かに昨今のコンプラ的にいけないんだろうけど、広末もこんなこと気にするなら、過去の自分を振り返ってみればいいのに
自分の名誉を毀損してファンを裏切ってきたのは自分自身でしょ

などの声が上がっています。

事務所が激怒した問題に続いて出題されたのは「100mを最も速く走るのは？」という問題で、4択の4番に設定されていたのは、広末涼子さんが事故時に運転していたジープ・グランドチェロキーでした。

2問続けて広末涼子さんの交通事故をイジり、さらに問題で使用された広末涼子さんの顔写真は、釈放時の姿をイラスト化したものとなっており、オールスター後夜祭ではお馴染みとも言えるブラックジョークネタで、スタジオの出演者たちはこの問題に笑い、視聴者からも爆笑したとの声が上がっていました。

ちなみに、オールスター後夜祭の演出・プロデューサーは、『水曜日のダウンタウン』や『クイズ☆正解は一年後』などを手掛けているバラエティ部門のエース・藤井健太郎さんが担当しています。

広末涼子さんの事故によって同乗者の男性は骨折などの重傷を負っており、そしてこの事故の捜査はまだ続いているとのことから、ネタにするのは早すぎた感はありますし、広末さんは医師から「双極性感情障害（躁うつ病）と甲状腺機能亢進症」と診断されたことも公表しており、こうした問題に対して事務所が激怒するのも当然と言えます。

そして、事務所からの抗議を受けてTBSは番組公式サイトを更新し、「広末涼子さんに関する現在捜査中の交通事故をバラエティ番組のクイズの題材として扱ったことは不適切でした。この度の放送内容について、広末涼子さんならびに関係者の皆様方にご迷惑をお掛けしましたことをお詫びいたします。」との謝罪コメントを発表したのですが、越えてはいけないラインに気をつけながら、今後も攻めた笑いを視聴者に届けてほしいです。