歌舞伎俳優・市川猿之助さんが出演していたことにより、公開延期となった天海祐希さん主演映画『緊急取調室 THE FINAL』の再始動が16日に発表され、猿之助さんの代役を俳優・石丸幹二さんが務めることが明らかになりました。
『緊急取調室 THE FINAL』は昨年6月16日に公開予定でしたが、メインキャストの市川猿之助さんが公開約1ヶ月前に自宅で両親と一家心中を図り、この事件の影響で公開延期が決定し、公開翌日に放送予定だったスペシャルドラマも放送延期となりました。
それから1年が経ち、『緊急取調室 THE FINAL』の公式サイトで再始動が告知され、「この度、新たなキャスト・石丸幹二さんを迎え、再始動させて頂く運びとなりました。」としており、市川猿之助さんの名前は出さずに、代役を石丸幹二さんが務めることを発表しています。
<↓の画像が、新キャスト・石丸幹二さんの写真>
ちなみに、市川猿之助さんが『緊急取調室 THE FINAL』で演じていた役どころは、警視庁捜査一課・緊急事案対応取調班(略称:キントリ)と対峙するラスボス的存在の内閣総理大臣・長内洋次郎役で、首相襲撃事件を巡って取り調べ対象となり…というストーリー展開でした。
<↓の画像は、市川猿之助さんが出演シーンの写真>
そして、映画の再始動にあたり天海祐希さんがコメントを寄せ、「やっとこうして再始動を発表できる日を迎えることができました。この1年の間に歳はとってしまったけれども(笑)、色々なことをバネにして、さらにパワーアップしたキントリの最後を飾るにふさわしい“ベストの作品”をお届けすることを、ここに力強く宣言させていただきます! キントリチームでも、またみんなに会えるのが嬉しいよね、と話しています。そして、新たにこの映画に参加してくださる石丸幹二さんとキントリメンバーでぶつかり合えることにも胸を躍らせています。感謝を込めて劇場版『緊急取調室 THE FINAL』をお届けしますので、どうか公開まで待っていてください。面白くなってきたじゃない!」
と綴っています。
公開時期などの詳細は、後日改めて発表するとのことです。
『緊急取調室 THE FINAL』の再始動発表を受けてネット上では、
- 撮り直すんだね、結局 彼から賠償金は払われたのかな?
- 石丸さんが犯人役は全く違和感ない。むしろ今まで無かったんだ。絶対観たい。
- 一時はどうなるかと思ったけど、信じて待っていて良かった!! キントリ大好きなので今からめちゃくちゃ楽しみ
- 石丸幹二さんが総理大臣役という事なのかな? 香川照之にやってほしかったなー
- 共演者が、自身の両親の死亡事件に関わっていたなんて聞いた事がない…公開前にまた再放送/SPなど見れるとありがたいですね。
- 猿之助が出てるシーンを全て石丸さんに差し替えか。
さすがに「作品に罪はない」は通用せず、時が経とうが風化させられない事件よな。
などの声が上がっています。
市川猿之助さんは『緊急取調室 THE FINAL』の公開延期が決定後、自殺幇助(ほうじょ)容疑で逮捕、起訴され、昨年11月に懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を下されました。
その後、『緊急取調室 THE FINAL』の対応について詳しい情報は出ていなかったのですが、一部メディアは市川猿之助さんの降板と登場シーンの撮り直しが決定したと報じていました。
『東京スポーツ』(東スポ)が昨年報じた記事によれば、市川猿之助さんの事件を受けて代役探しがすぐにスタートし、代役候補として天海祐希さんと同じ芸能事務所『研音』所属の反町隆史さんや唐沢寿明さん、他に上川隆也さん、オダギリジョーさん、織田裕二さん等の名前が挙がっているとのことでした。
こうした噂も出ていましたが代役には石丸幹二さんが抜擢され、『劇団四季』出身の石丸さんは確かな演技力により、舞台や映画・ドラマで活躍を続けており、『緊急取調室 THE FINAL』ではどういった演技を見せてくれるのか楽しみですね。