2013年に芸能界を引退して政界への転身を表明し、自民党から夏の参院選と東京都議選への出馬の意向を示していたものの、党の公認を得ることが出来ずに出馬を断念することになった元歌手・俳優の嶋大輔さん(51)が、13日に放送された情報番組『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)に生出演し、芸能界に復帰することを発表しました。
グレーのスーツにノーネクタイ、黒ぶちメガネ姿で登場した嶋さんは「32年間やってきたのは、芸能界しかないんだと、恥ずかしながら戻ってきました」とあいさつ。
そんな嶋さんは政界への転身を断念した後に「収入もなくなり、落ちるところまで落ちた。家も売ったし、友人の太陽光ソーラーの会社で半年間営業もやった。移動も電車だった」と、芸能界引退後に転落人生を送ったそうなのですが、奥さんは「何も言わずに付いてきてくれた」、中学3年生になる長女は「パパ頑張って」と応援してくれていたとのこと。
そして、様々な仕事をして芸能界から遠ざかり、普通の仕事に専念するつもりだったものの、知人になぜ芸能界を辞めたのかなどと言われ気持ちが変わったそうで、嶋さんは「自分の中で、ここでしか居場所がないと思った。若い人の成長を見守る活動をやって、与えられた仕事をやっていきたい」と語り、今後は音楽番組『水曜歌謡祭』に出演し、自身の代表曲『男の勲章』を歌うことが決まったことも発表。
嶋さんは「一から、足元を踏みなおしてコツコツと、いただいたお仕事は一生懸命にがむしゃらにやっていきたいと思います」と決意を新たにしていました。
また、政界への進出については、「神輿にかつがれて、公認をもらえなかった。大きな夢を見すぎました」と振り返り、「自分の不徳の致すところ。引退して公認がもらえないと決まった時、自分の中で恨み節みたいのは確かにありました」と語っています。
5月に放送された福岡のローカル情報番組『今日感テレビ』(RKB毎日放送)に嶋さんは出演しており、自身がプロデュースを手掛けるカレー鍋の専門店「男の創作カレー鍋ダイニング esora(エソラ)」を福岡にオープンしたことをPRし、「鍋文化が一番なのは僕の中では福岡。ここでこのカレー鍋が認められておいしいとなったら全国いけるだろうと。それでまず福岡で勝負したいとの思いで店を出しました。フランチャイズにして、全国にこのカレー鍋を広めていきたい」と熱く語っていましたが、やはりこれだけで生活をするのは難しいということなのでしょうかね。
これにネットでは、
- 政治家には不向きな人のようですねw落選は当然の事だったようだな
- 政界に行こうとして落選でまた芸能界を舞い戻りとか虫が良すぎる話と思いますね。嶋大輔さん別にキライではないが芸能界を頼らず普通の仕事とかした方がいいと思います。この人は何か世の中をなめていると感じるわ
- 復帰も何も・・・最近見なかったけどそもそも引退してたことすら知らなかったわ。需要は無いって事なんじゃない
- 突っ張ることが男のたった一つの勲章では?今はなんのプライドもないってことですね。
- 芸能界って ぬるいところなのね。逮捕されても、戻れるし、引退しますっていってもほかに行くとなければ戻れるし…。
などのコメントがありました。
2013年4月に芸能界を引退し政界への転身を表明し、会見では「きょうを持ちまして、32年間お世話になりました芸能界を引退します」「落選しても(芸能界には)戻りません」「心残りはない。きょうが集大成。きょうが男の勲章です」とまで言っていました。
それにも関わらずこうしてテレビ番組に出演し、わずか2年で芸能界に復帰することを堂々と宣言してしまうというのは残念な感じがしますね…。
そんな嶋さんと言えば、参院選と東京都議選への出馬を断念した後の2013年11月に、週刊誌『フラッシュ』によって前所属事務所社長との間で金銭トラブルが発生し訴えられ、自宅差し押さえの危機にあることが報じられています。
嶋さんは、前所属事務所社長に選挙の出馬費用として2,000万円を借りたものの返済をしなかったようで、貸金請求訴訟を起こされ、東京地裁から1,990万1,000円の支払いを命じられることに。
同誌によれば、同8月に自宅の仮差し押さえ命令が出されたとのことでした。
こうしたスキャンダルもあったことから、その後姿を消すことになった嶋さんですが、今更芸能界に復帰して果たして需要はあるのでしょうか…。