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チコちゃんに叱られる!降板危機のナイナイ岡村が女性軽視・蔑視発言を反省。ネットでは矢部浩之の発言が大きな反響呼ぶ

岡村隆史が不適切発言をラジオで生謝罪。矢部浩之が公開説教、大炎上の緊急事態で相方にダメ出し問題点を指摘

ナインティナイン・岡村隆史さん(49)が、4月30日深夜生放送のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送 木曜25時)にて、女性を軽視、蔑視する発言をしたことを生謝罪したほか、相方・矢部浩之さんが番組を降板してから約5年半ぶりに登場し、公開説教を行ったことで大きな反響を呼んでいます。

岡村隆史さんは先週の23日放送の番組内で、リスナーから寄せられた「新型コロナウイルスの影響で、今後しばらくは性的サービスを受けられる店に行けない」という趣旨の相談に対して「今は辛抱」とした上で、コロナが収束したら、もう絶対面白いことあるんです。収束したら、なかなかの可愛い人が短期間ですけれども、お嬢やります。短期間でお金を稼がないと苦しいですから。3ヶ月の間、集中的に可愛い子がそういうところでパッと働いて、パッと辞めます。(中略)『えっ?こんな子入ってた?』っていう子たちが絶対入ってきますから。(中略)僕は今それを信じて頑張っていますといった発言をしました。

リスナーからは特に批判の声は上がっていませんでしたが、それから数日後に、週刊誌『フラッシュ』のWEB版『SmartFLASH』が一連の発言を取り上げ、それがYahooニュースなどに配信されたところ多くの批判が寄せられ、大炎上騒動に発展しました。

その後まずは『ニッポン放送』が「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言」があったと謝罪、続いて『吉本興業』と岡村隆史さんも不適切な発言をしたとして謝罪し、4月28日には橋本聖子・女性活躍担当大臣が会見で岡村さんの発言に触れ、「政府としては女性が貧困によって望まぬ仕事に従事されることのないように、関係省庁と連携して女性の貧困対策にも取り組んでいっている。そのような発言がなされないように、日ごろからの取り組みをしっかりやっていかなければならないと改めて感じたところ」と語りました。

また、岡村隆史さんを複数の番組に起用しているNHKは一部スポーツ紙などの取材に対して、「視聴者の皆様から厳しい意見、問い合わせが多数寄せられている。番組担当者から所属事務所に対し、そのことを遺憾の意とともにお伝えした」と回答しています。

そして、岡村隆史さんは30日深夜に生放送されたラジオの冒頭で、コロナウイルスで緊急事態宣言が日本全国に出されている状況で、リスナーの人もそうでない人も多くの人が不自由な生活、苦しい状況にある中で、大変失礼な発言をしてしまいました。今コロナをはじめ、経済的な問題で生活が苦しくてやむを得ず性産業につくことに理解や想像力を欠く発言をしてしまいました。心からお詫び致します。本当に申し訳ありませんでした。(中略)発言した部分を改めて聞き直してみました。明らかに大変失礼な発言だったと思います。そしてこの発言に関して、僕、岡村隆史の言った言葉です。僕の失礼な発言によって不快に感じた皆様、申し訳ありませんでした。などと、繰り返し謝罪の言葉を述べていました。

番組の途中からは、2014年9月をもって番組を降板した相方・矢部浩之さんも登場し、「緊急事態、情けないよ。会ったのは先輩と後輩だけど、今日は相方として話しに来ました」として“公開説教”を行いました。

矢部浩之さんは今回の不適切発言について、「自分のホームで20年以上やっていて、リスナーも全員大好きよ、岡村隆史を。みんなイエスマン。オレもそうやけど、注意してくれる人が少なくなってきているから、自分で気をつけなアカンと思う。(中略)リスナーも含めて(番組を)辞めた人間に言われたくないだろうけど、スタッフ含めて全員が空気をそうしたんですよ。知らん間に芸歴も長くなって、偉くなってもうたから」と指摘しました。

さらに、矢部浩之さんは以前から岡村隆史さんの言動に対して、様々な違和感や不満を抱いていたことを明かし、「コンビの仕事も少ないけど、たまにすると、そういうのが余計に入ってくる。『そんなこと言うか』と。昔は気づかなかったかもしれないけど、たまに会うから。恋愛の番組で結婚の上手くいく秘訣を聞かれて、ありがとうとごめんなさいを言うと言ったら、(岡村さんは)『白旗あげたんか』と。女性を敵としてみているのか」「時代が違うとか、今の状況とかの問題ではないかな。そういう考えを持った人間なんだ、岡村隆史は」などと語り、不適切発言は岡村さんの根っこの部分に問題があるとしています。

また、岡村隆史さんが2010年に精神的な病気により約5ヶ月間休養、仕事復帰した後のことについても、「復帰したらみんなさらに優しくなってんねん。それはさらにぬるま湯になってたかも。アンタはアンタで地獄を見て大変だったと思うけど、コンプレックスもあって、可哀想さんやねん。(中略)でも、世の中にはもっと辛い人がおるってことやな。50歳になってお金持ってて、自分の思ったような家に住めてて、好きな車買えて、可哀想さんちゃうもん。」と指摘し、現在の状況から脱するためには環境を変えていく必要があると語りました。

その後も矢部浩之さんは岡村隆史さんの根っこにある様々な問題点、改善するべき点などを指摘し、岡村さんもそれに対して反論することなく聞き入れ、改めて不適切発言を謝罪した上で、「相方に来てもらって、言ってもらって、自分が気づいてなかった部分もあったと思います。言われて初めて、うわっていう思いもあったので、来てもらったことで、もっともっと反省しないとアカンところが自分で気づいたと思っています」と現在の心境を明かしていました。

30日放送『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』音声動画

そして、岡村隆史さんの謝罪や矢部浩之さんの公開説教に対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

矢部浩之さんが久しぶりに番組に登場し、現在のコンビ関係が良くないことをぶっちゃけ、矢部さんも抱えていた様々な不満をぶち撒けながら、公開説教を展開するとは思いもせず少々驚きましたが、今回の問題発言による大炎上騒動をきっかけに様々な考え方をアップデートし人として成長し、もっと他人を思いやる気持ちなどを持ってほしいという強い思いは伝わりました。

不適切発言の背景には、20年以上も続けてきたリスナーがファンばかりのラジオ番組という閉鎖的な環境、岡村隆史さんの根底にある女性に対するコンプレックス、男尊女卑的な思想、傲慢などが複雑に絡み合っているようですし、岡村隆史さんは今年でもう50歳ということから、改善するのは容易ではないかと思いますが、矢部浩之さんが言うように周囲の環境を変えることで多少の変化はあるかもしれないですね。

岡村隆史さんは今回の炎上騒動によって、人気レギュラー番組『チコちゃんに叱られる!』(金曜19時57分)、現在出演中のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(日曜20時)からの降板を求める声が噴出、署名活動も行われるほどの大騒動に発展しており、現時点では番組降板が決まったとの情報は無いものの、今後多くの仕事を失う可能性もあることから、少しずつでも良い方へ変わっていってもらいたいです。

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