人気イケメン俳優・山崎賢人さん(やまざき・けんと 23歳)が、7月からスタートする医療ドラマ『グッド・ドクター』(フジテレビ系 木曜22時)で主演することが明らかになりました。
このドラマは2013年に韓国で放送され高視聴率を記録した同名ドラマの日本版リメイクで、昨年9月にはアメリカでリメイクされ、全米視聴率ランキングでは毎週のようにTOP10入りするほどの人気を得ており、今年4月からはWOWOWプライムで放送が開始しました。
韓国版では、ドラマ『製パン王 キム・タック』や『のだめカンタービレ〜ネイル カンタービレ』などに出演のチュウォンさん(30)が主演し、アメリカ版では、映画『チャーリーとチョコレート工場』や『奇跡のシンフォニー』などに出演のフレディ・ハイモアさん(26)が主演しています。
<↓の画像は、チュウォンさん主演『グッド・ドクター』の写真>
<↓の画像は、フレディ・ハイモアさん主演『The Good Doctor』の写真>
『グッド・ドクター』は、「自閉症スペクトラム障害」によってコミュニケーション能力などに問題を抱えている一方で、ごく限られた分野においては優れた能力を発揮する症状「サヴァン症候群によって、驚異的な記憶力を持つ青年を主人公とした作品です。
アメリカ版の主人公は外科医という設定なのですが、日本版リメイクでは韓国版の原作と同様に小児外科医となり、周囲からの偏見や反発にさらされながらも、子供たちに寄り添っていき、自身も成長していく姿を描いています。
ちなみに、小児科医と小児外科医の違いは、手術や内視鏡などの手技ができ、国内の小児外科医は1000人未満と少なく、医師全体で見ると0.3%という割合だといいます。
<↓の画像が、『グッド・ドクター』で小児外科医役を演じる山崎賢人さんの写真>
ドラマのあらすじは、2人兄弟の次男として誕生した新堂湊は、生まれながらに自閉症とサヴァン症候群を抱えているのですが、湊が少年時代から類まれな才能を持っていることに気付いていた兄は、将来は医者になるように勧め、湊は兄とのある出来事がきっかけで町の診療所で医師・司賀明と出会い、それから小児外科医を目指していきます。
司賀の診療所に毎日通い詰めるようになった湊は、7歳の時点で人体の器官全てを暗記し、その驚異的な記憶力を知った司賀は、湊の夢を叶えるためにサポートしていき、湊は大学の医学部を首席で卒業し医師国家試験にも合格します。
一方の司賀は大きな病院の院長となり、湊に対して自身の病院の小児外科で「レジデント(後期研修医)として働かないか」と声をかけ、湊は大病院の小児外科で働くことになります。
その後、湊は周囲からの偏見などにさらされながらも、子供たちに寄り添い、小児外科医として命のために闘い成長していく一方、子供のように純粋な心を持っていることで大病院の慣例や都合と衝突し、様々なトラブルを起こしてしまうのですが、そうした姿を通して医師として何が大切なのかを描いた内容となっています。
このようなストーリーの日本版リメイクの脚本は、脚本家の徳永友一さんと大北はるかさんが担当します。
徳永友一さんはこれまでに、松田翔太さん主演の『海の上の診療所』、北川景子さん主演の『探偵の探偵』、窪田正孝さん主演の『僕たちがやりました』、芳根京子さん主演の『海月姫』など数多くの作品を手掛けています。
一方の大北はるかさんは、浅野忠信さん主演の『刑事ゆがみ』、桐谷美玲さん主演の『好きな人がいること』などを手掛けています。
フジテレビ系のドラマで初主演し、医師役にも初挑戦する山崎賢人さんは、「大きなプレッシャーを感じていますが、医師全体の0.3%しかいない小児外科医が、ドラマを通して少しでも多くの方に注目されるように、新堂湊を通して深くもぐり込んでいければと思います。僕自身は、患者と同じ目線になって親身になってくれる先生にすごく安心、信頼がおけるので、そんな医師を作り上げていきたいと思います。」
と意気込みを語っています。
そして、『グッド・ドクター』が山崎賢人さん主演でリメイクされることに対してネット上では、
- また山崎か、また医者か
- 韓国ドラマはドラマとしては日本のドラマよりよっぽどおもしろい。あとは役者が演じきれるかどうか。
- アメリカ版が良すぎるから、差を感じてしまいそう
- フジは韓国好きなんだねぇ
- 医療系ドラマと言えばフジ”ってくらい有名な作品はほぼフジが作ってたようなものだったのに、最近では結構いい感じに出来上がってた某ドラマの3rdシーズンで、脚本家を変えて駄目にしてしまうんだから期待できない。
- 23才じゃまだ学生で研修医にすら成れない。いくらドラマでも医者役なら30才くらいの役者使えよリアリティー無さすぎ
- 山崎賢人で大丈夫かな…
- 原作は見たこと無いけど評判は良いよね。主役は演技力がしっかりした人にやって欲しかった。山崎君は主役より3、4番手辺りが良いと思うんだけど。見た目はいいんだから。事務所は映画もドラマも当たるまで押し続けるのかな
- 韓国のグッドドクターは面白かったけど、フジのとなると見る気になれない。アメリカ版のは見てみたい
- アメリカのリメイク版の出来が半端なく良い。予算の規模が違うアメリカ版と比べるのは酷かもしれないけど、日本のドラマのレベルの低さを噛みしめることになりそう
などのコメントが寄せられています。
医療ドラマと言うと、米倉涼子さん主演の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』、沢村一樹さん主演の『DOCTORS〜最強の名医〜』などを制作しているテレビ朝日が最近は高く評価されていますが、フジテレビも数多くの医療ドラマを制作し、高視聴率を記録した作品が数多くあることで知られています。
1990年代以降にフジテレビで放送された代表的な医療ドラマは、織田裕二さんと石黒賢さん主演の『振り返れば奴がいる』、観月ありささん主演の『ナースのお仕事』、唐沢寿明さん主演の『白い巨塔』、坂口憲二さん主演の『医龍-Team Medical Dragon-』。
吉岡秀隆さん主演の『Dr.コトー診療所』、江口洋介さん主演の『救命病棟24時』、山下智久さん主演の『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』、伊藤淳史さん主演の『チーム・バチスタ』などです。
しかし、近年はフジテレビドラマ全体の評価が下がっていることや、まだ若手の山崎賢人さんが主演ということなどから、日本版リメイクの『グッド・ドクター』に対しては作品のクオリティを心配する声が多く上がっていますが、山崎さんは以前と比べて演技力が向上したと言われており、『陸王』(TBS系)や『トドメの接吻』(日本テレビ系)などでの演技は評価されていました。
『グッド・ドクター』で演じるのは、自閉症とサヴァン症候群の小児外科医とかなり演技力が問われる難しい役柄で、韓国版やアメリカ版と比較されることになると思いますが、山崎賢人さんの代表作となるような仕上がりになっていることに期待したいですね。