これまでにドラマ『カーネーション』や『最高の離婚』などに出演し、人気が高い女優の尾野真千子さん(32)が主演を務める月9ドラマ『極悪がんぼ』は初回13.6%とまずまずのスタートを切りましたが、その後視聴率が低下していき、4月28日に放送された第3話では9.1%まで落ちてしまいました。
放送開始から1ヶ月を待たずに1ケタを記録したのは第2話で9.8%を記録した『全開ガール』以来、約3年ぶりで、今のペースでは月9の最低視聴率記録も更新する可能性が出てきているようです。
これまでの月9ドラマで最低視聴率を記録したのは、2013年に放送され女優・剛力彩芽さんが主演を務めた『ビブリア古書堂の事件手帖』で8.1%。
どうして、ここまで視聴率が落ちてしまっているのでしょうか…。
同ドラマは、多額の借金を背負わされた主人公が、裏社会に飛び込み、どん底から這い上がろうと奮闘する物語。
尾野さんのほか、椎名桔平、三浦友和、竹内力、小林薫と、そうそうたる役者が名を連ねています。
視聴率が回を重ねるごとに落ちてはいるものの、放送開始直後にネット上では『脚本がチープ』『豪華キャストに、脚本が伴ってない』という意見が目立っていましたが、次第にその声も減少し「回を増すごとに面白くなってる」といった声が目立ってきています。
にも関わらず、視聴率が落ちているのには、同ドラマの放送時間にあるようで、月9枠は、子どもから大人まで、幅広い層が見ている人気枠で、Vシネのような荒々しい作風や、汚い言葉が飛び交う同ドラマに、抵抗を覚えた視聴者も少なくないという。
もし、もう少し遅い時間帯での放送だったら、不愉快という声も少なかったのかもしれない。
これにネットでは、
- 金をかけるところを間違っている
- 宝の持ち腐れって感じのドラマ
- こんなドラマを月9に放送するとかフジは迷走してる
- 出演者を変えて深夜ドラマとかにすればよかったのに
- 内容が薄い。原作が良いだけにもったいない
などのコメントがありました。
『極悪がんぼ』の評価が徐々に上がっているとは言え第3話で9.1%を記録してしまっている以上、『ビフリア古書堂の事件手帖』の最低視聴率8.1%を下回るのは時間の問題でしょうね。
これまで月9で放送されてきた恋愛ドラマからとは違い、真逆の路線で荒々しい言葉が飛び交う作品であるため、男性視聴者からはウケるかもしれませんが、女性視聴者からは批判が出るのは当たり前のことです。
今期で多くの女性視聴者が離れたと思われますが、今年7月から放送される『HERO』の第2シリーズに、どのような影響をもたらすのか気になるところですね。