女優の尾野真千子さん(32)が主演を務める月9ドラマ『極悪がんぼ』(フジテレビ系)が、先週16日の第10話で昨年放送された剛力彩芽さん主演の『ビブリア古書堂の事件手帖』の最終回8.1%を下回り月9史上最低視聴率となる7.8%を記録し、これによって尾野さんに対する評価が下がることになっています。
そしてこのドラマがここまで低視聴率となってしまったのには、これまで恋愛物をやっていた月9ドラマとしては似つかわしくない、多額の借金を背負わされた主人公が裏社会に飛び込みどん底から這い上がるという重い内容だったことが挙げられていますが、根本的な原因は他にあると「メンズサイゾー」は伝えています。
同作品は01年に平均19.3%を記録した『カバチタレ!』(フジテレビ系)と同じ原作・田島隆氏、作画・東風孝広氏のコンビによる同名人気マンガが原作で、フジ的にも高視聴率間違いなしと期待されていました。
一部では、一昨年報じられた尾野さんと芸人・ほっしゃん。との不倫が影響していると言われており、ほっしゃんがその報道後、離婚したことで尾野さんに『家庭を壊した女』というイメージがついてしまいました。
これはドラマの主な視聴者層である20~40代の女性が最も嫌うタイプといわれているため、これが原因だとも言われています。
しかし、根本的な原因は、原作では本来主人公は男性だったのをドラマ版では女性にしてしまったことで原作ファンが離れてしまったことだといいます。
そうなってしまった理由には、連ドラの主要キャストを先に決定し、後から原作を選ぶという流れになったためで、性別を変えるくらいなら別の原作にするか、主演キャストを考え直すべきなのですが、既に尾野さんのスケジュールを押さえてしまったためキャスティングは変更できず、原作の方も出版社や局内の強力なプッシュで決定したため、どちらも変えることはできなかったのだとか。
これにネットでは、
- フジテレビはいつになっても古い体制から抜け出せないんだな
- 月9はキャストが酷すぎて観る気が起きない
- これだからフジテレビは視聴率が獲れないんだよ
- スポンサーに媚び売る前に視聴者に配慮しろ
- ジャニーズに背は向けられないだろうから、一生この状態が続くでしょ
などのコメントがありました。
ほっしゃん。さんとの関係も今作の視聴率に影響しているとありますが、2013年1月から3月にかけて放送されたドラマ『最高の離婚』(フジテレビ系)は、女性から高い支持を受けていた作品で、視聴率も2桁を切ることが無く、全11話の平均視聴率は11.8%とまずまずの数字を記録しており、今年2月にはスペシャルドラマが放送されることで多くの反響がありました。
このことから低視聴率となった大きな原因は、尾野さんにあるというよりも月9ドラマとして放送したことと、主人公を男性から女性に変更しキャラも大幅に変えてしまったことにあると思われます。
そして今回、ドラマが低視聴率になったことで尾野さんのイメージが下がることとなりましたが、今年公開予定の映画『神様はバリにいる』と、来年公開予定の映画『きみはいい子』でヒロイン役を務めており、これらの作品で悪いイメージを払拭する様な最高の演技を見せてもらいたいですね。