雑誌『イブニング』にて掲載されていた漫画が原作のドラマ『極悪がんぼ』(フジテレビ系)が、これまでに放送された月9枠(月曜夜9時)のドラマの中で、最低の視聴率となる7.8%を16日の放送で記録したことが分かりました。
ちなみにこれまで月9ドラマで最低の視聴率を記録していたのは、女優の剛力彩芽さんが主演で2013年1月から3月にかけて放送された『ビブリア古書堂の事件手帖』で、最終話で記録した8.1%というのがこれまでの最低視聴率となっていました。
同ドラマは初回13・6%とまずまずのスタートを切っていましたが、それ以降、第2話11・3%、第3話9・1%、第4話9・8%、第5話10・1%、第6話9・6%、第7話8・6%、第8話9・7%、第9話は8・5%と1ケタ台になることがしばしばで、10話までの平均は9・9%と、期間平均でも初めて10%を割り込み、ワーストを更新してしまいました。
共演は、椎名桔平(49)三浦翔平(26)仲里依紗(24)板尾創路(50)小林薫(62)三浦友和(62)宮藤官九郎(43)竹内力(50)ら。
23日が最終回となりますが、果たして、最低視聴率記録をさらに上回ってしまうのか。
これにネットでは、
- あえて恋愛物を月9から外した勇気は買うが、内容的に深夜枠ではないかね?
- 月9がステータスなフジテレビの時代はもう終わった。キャストを豪華にする前に脚本にもっと力を入れてくれ
- 月9と言う時間帯に合わないドラマだけど内容はそこまで酷くない。しかし、役者陣が無駄に豪華で勿体無い
- 月9はやっぱ若い女性が注目するようなドラマじゃないとなー。主演尾野真千子って言われて「お、見てみよう」とは思わないし。
- この作品そのものは悪くない。演技力も確かだし、内容も濃い。ただ、月9に変に合わせてるのが微妙。特に主人公の神崎の性格改変が作品の筋をペラペラにしている。これはオノマチの責任ではなく脚本の問題。
などのコメントがありました。
ネットの反応を見ると、ドラマの内容やキャスティングは悪くはないとの声が多くあることから、放送時間が違えば高視聴率を獲れた可能性は高かったでしょうね。
今回このような内容のドラマを放送したのはフジテレビ的にもチャレンジだったようですが、やはり月9枠はこれまで通り女性視聴者を狙った恋愛路線のドラマを放送した方が無難かと思います。
そして、7月からは月9枠で木村拓哉さんが主演のドラマ『HERO』の第2期が放送されることとなりますが、今回離れた視聴者をどこまで取り戻すことが出来るかに注目ですね。