俳優・小栗旬さん(おぐり・しゅん 35歳)が、2020年公開予定のハリウッド映画『ゴジラVSコング』(原題:Godzilla vs. Kong)に出演し、ハリウッド映画デビューを果たすことが明らかになりました。
『ゴジラVSコング』は、2014年に公開されたハリウッド作品『GODZILLA ゴジラ』と『キングコング: 髑髏島の巨神』の世界が重なったクロスオーバー作品で、現時点では詳細は明らかにされていないのですが、今作に出演する小栗旬さんは主要キャストとして、重要な役どころを演じるといいます。
<↓の画像は、2017年公開作品のキングコングと2014年公開のゴジラの写真>
ハリウッドでは2014年から『モンスターバース』シリーズとして、『GODZILLA ゴジラ』と『キングコング: 髑髏島の巨神』を、アメリカの映画会社『レジェンダリー・ピクチャーズ』と日本の『東宝』が提携して製作を手掛けており、来年5月末にはシリーズ3作目『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が世界同時公開予定で、1作目から数年後を舞台とした今作には、モスラ、ラドン、キングギドラといった人気怪獣も登場し、渡辺謙さんも1作目に引き続き出演することが発表されています。
小栗旬さんが出演するシリーズ4作目『ゴジラVSコング』の監督は、昨年ハリウッドでリメイクされた『Death Note/デスノート』、『ブレア・ウィッチ』、『サプライズ』などを手掛けているアダム・ウィンガード監督が務め、今年11月から来年3月にかけてハワイやオーストラリアなどで撮影が行われるとのことです。
公開日は、アメリカが2020年5月22日、日本は2020年内の公開予定となっています。
小栗旬さんを起用した理由についてプロデューサーのアレックス・ガルシアさんは、「レジェンダリーピクチャーズと監督のアダム・ウィンガードは、三池崇史監督の『クローズZERO』『クローズZERO II』で初めて彼を見たときから、そして、最近では『銀魂』での小栗旬の仕事を高く評価している。彼の参加には非常に興奮している」
と語っています。
一方の小栗旬さんはハリウッド映画初出演が決定したことに対して、「ハリウッド映画に出演する事には、もちろん憧れがありました。それだけにそのハードルの高さも強く意識せざるを得ませんでした。しかし、本作の監督やプロデューサー、レジェンダリーの皆さんのこの作品に対する情熱に触れて、そのハードルにチャレンジしたいという大きな意欲が湧いてきました。我が国が作り出したゴジラが、広く世界の観客に愛され、自分がその作品の一部になれるという事に、今はひたすら興奮しています。演技者としてその作品世界に染まれるよう、全力で楽しみたいと思います」
とコメントしています。
なお、『ゴジラVSコング』には小栗旬さんのほかに、アレクサンダー・スカルスガルドさん、ミリー・ボビー・ブラウンさん、レベッカ・ホールさん、ブライアン・タイリー・ヘンリーさん、エイザ・ゴンザレスさん、ジュリアン・デニソンさん、ジェシカ・ヘンウィックさん、カイル・チャンドラーさん、デミアン・ビチルさん等が出演することが発表されています。
そして、小栗旬さんの『ゴジラVSコング』出演、ハリウッド映画デビューに対してネット上では、
- 日本が生み出したゴジラに日本人俳優が出演するのは嬉しい
- おお、噂は本当だったんだ。頑張って欲しい!素敵な役者さんだから。
あの身長と全身バランス、あと顔立ちが『そこそこ可愛いアジア人男性』という感じでウケると思う。
肝は英語力とまわりとのコミュニケーション能力かな。 - ハリウッドデビューって、ただのチョイ役同然ではないだろうな。
- どうせチョイ役でしょう。バイオハザードのローラみたいに。
- 銀魂をどう評価してのハリウッド映画に繋がるんだよ。リップサービスも甚だしい。
- 日本での興行収入をなんとか増やそうという苦肉の策なんだろうな。中国人俳優が、最近のハリウッドSF作品の多くに使われたのと同じ感覚での役どころなんだろうなあと思うと情けなくも思ってしまう。
- やはりゴジラ系の映画か。残念ながら日系人役を埋めないといけないから雇用されたんであって、あまりハリウッドデビューとか大袈裟に書くもんじゃないよ。台詞もほとんど日本語と見た。
- 日常英会話を出来たとしても、英語で演技をするのは別物だからそこを乗り越えれば日本人俳優はどんどんアメリカで出演機会が増えるはず。
小栗さんには是非ともこれから活躍してもらいたいが、日本のメディアが誇張して”世界の小栗旬”と宣伝するのが心配。
などのコメントが寄せられています。
小栗旬さんがハリウッド進出するといった話は10月に週刊誌『女性自身』が報じており、小栗さんは家族とともにアメリカ・ロサンゼルスに移住することを決意し、着々と準備を進めているとのことでした。
また、アクション映画のオファーがすでに届いているほか、来年海外で映画を製作する計画も同時進行しているといい、小栗さんは英語を学ぶためにこれまで何度か渡米していることなどを伝えていました。
こうした話が出ていたので、どのような作品でハリウッドデビューを果たすのか注目していたのですが、『ゴジラVSコング』でデビューすることが今回明らかとなり、現時点ではまだ役柄などは不明ですが、重要な役どころとのことから楽しみですね。
ちなみに、小栗旬さんは中学生の頃からハリウッド映画出演を目標として掲げており、『ゴジラVSコング』への出演をきっかけに、渡辺謙さんや真田広之さんのように海外でも活躍するような俳優になっていくことに期待したいです。