人気ジャーナリストの池上彰さん(63)が司会を務め、毎月1回放送されている特別番組『テレビ未来遺産 緊急!池上彰と考える“借金大国ニッポン”消費税8%激論SP』(TBS系)が昨日9日に放送されたのですが、この番組に出演したグラビアアイドルの小柳歩さん(22)の発言が物議を醸しています。
9日の放送では消費税増税、年金問題、高齢者医療費問題などを題材として語り合ったようなのですが、果たして小柳さんはどのような発言をしたのでしょうか…。
番組では、俳優の小澤雅貴さんが「元気なおじいちゃん、おばあちゃんが話をしたいがために来院する時ってあると思うんですよ。そういうところの無駄は削減できないのかなと思う。井戸端会議は違いところでやればいい」と発言。
これに対し、イギリス人俳優のイアン・ムーアさんは「じいちゃん、ばあちゃんが毎日病院行ってもいいじゃない。そこで友達に会って楽しければ、それでいいじゃない」と反論すると、若者の参加者から「それが負担になっているんです!」という声が飛び交い、これをきっかけに議論がヒートアップしました。
その中で小柳さんは「自分のお爺ちゃんやお婆ちゃんならお金払ってもいいなと思うけど、全然見ず知らずのじいちゃん、ばあちゃんが井戸端会議とかするために何で私たちがお金を払わなきゃならないの」と発言。
この小柳さんの発言に対し、ウズベキスタン人の女性は「戦争の後、ボロボロの日本からこの素晴らしい国にしてきたのは今のおばあちゃんとおじいちゃんですよ! もっと尊敬してくださいよ!」と小柳を非難。
さらにフィンランド人の女性は「福祉負担は何らかの形で自分に返ってくる」と諭した。
これに小柳さんは「本当に体調が悪くて病院に行ってるならいいんですよ。井戸端会議とかをしに行ってるおじいちゃんやおばあちゃんのために出したくないって言ってるだけ」と興奮気味に反論。
司会の池上彰さんは「高齢者が気軽に医者にかかって医療を受けられるのは大事なことだけれども、井戸端会議をするための来院なら無駄だろう。高齢者の居場所というのを別に作るべきだよね」とまとめ、この議論は終了しました。
放送後、Twitterなどでは「敬老の意識が全く感じられない」「自分さえよければいいってタイプ、痛すぎ」「年寄りはさっさと死ねってことか」などと小柳さんに対する批判が殺到したことで、小柳さんはTwitterで「お話をしにきているだけのご老人が病院にいって、体調が悪くないのに憩いの場として国の医療費を使われるのはおかしいのではないか?ということを伝えたかったのです。不快な気持ちにさせてしまった方々、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。
自身に寄せられたコメントに一つ一つ丁寧に返信し、さらに、小柳さんに直接送られたわけでもない批判コメントに対しても謝罪のリプライを送っており、このマメな返信をする姿勢に現在は「好感度が上がった」「応援したくなった」「今回は残念だったけど頑張ってほしい」などといった声が上がり始めている。
これにネットでは、
- 全然悪い意見じゃないと思うけどな。本当に具合悪い人が掛かる医療費と、暇でタダだと思って無駄にされる医療費は分けたいよ。
- 税金云々は意見が色々あるだろうけど、病院で最優先されるべきは病人であって、年齢の上下ではない。
- 事実、そういう人も多い。それに窓口負担が3割でないっておかしいでしょ。
- 病院なら看護士さんがちやほやしてくれるから特に悪くなくても通うという老人は存在する。病院側から見れば普通に患者として扱っているだけだが、本当に治療が必要な人を待たせる可能性があるこういう行為は批判されても仕方ないと思うがね
- 意見を持つのは個人の自由です。自分の思った事をハッキリ言える方は人格的に尊敬できます。逆に他人の顔色や人気や体裁を気にして嘘をつく人は軽蔑します
などのコメントがありました。
小柳さんが言っている内容は間違ってはいないと思いますが、少し角が立つ言い方をしてしまったのが問題でしたね。
今回の炎上騒動で色々なことを学んだでしょうから、今後の芸能活動でそれを活かし活躍していってもらいたいと思います。