俳優・小出恵介さん（こいで・けいすけ 37歳）が、15日から『ABEMA』でスタートするオリジナルドラマ『酒癖50（フィフティー）』（ABEMA SPECIALチャンネル 木曜22時 全6話）で主演し、4年ぶりにドラマ復帰することが明らかになりました。
『酒癖50』は、放送作家・脚本家の鈴木おさむさんによるオリジナル脚本の作品で、お酒によってあぶり出される人間の本当の弱さ、愚かさ、現代社会の闇を描いた内容となっています。
監督は、映画『全員死刑』、ドラマ『GIVER 復讐の贈与者』、『スカム』、『ホームルーム』などを手掛けた小林勇貴監督が務めます。
小出恵介さんが演じるのは、「Hate Alcohol Firm」に務める謎多き主人公・酒野聖（さけの・せい）で、ある企業の社長による依頼で「Hate Alcoholプログラム」を開講し、このプラグラムの内容は、一気飲みの強要、酒乱、無礼講などを行う“酒癖が悪い50人”の社員を集めて、あるビデオを見せることにより過度な飲酒の恐ろしさを理解してもらうというものです。
＜↓の画像は、『酒癖50』で主演する小出恵介さんの写真＞
しかし、このプログラム受講後も懲りずに大量飲酒などを続ける彼らには、誰もが予想できなかった結末が待っているほか、謎に包まれた酒野の過去も明らかになっていき…というストーリーです。
第4話までのゲストもすでに発表されており、第1話には俳優・浅香航大さん（あさか・こうだい 28歳）、第2話には前野朋哉さん（まえの・ともや 35歳）、第3話には犬飼貴丈さん（いぬかい・あつひろ 27歳）、第4話にはしずる・村上純さん（むらかみ・じゅん 40歳）が登場します。
＜↓の画像は、『酒癖50』登場ゲスト4人の写真＞
(左上から時計回りに）浅香航大さん、前野朋哉さん、村上純さん、犬飼貴丈さん
2017年放送の『スリル!～赤の章・黒の章～』以来、4年ぶりにドラマ出演する小出恵介さんは、出演オファーを受けた時の心境について、「率直に再び表現の場を頂けたことが何より感謝の気持ちでいっぱいでした。しかも主演というお話で、ビザの面接ですら緊張で噛み噛みになっていた自分には到底荷が重いのではないかと逡巡しておりましたが、東京とNYを繋いだリモート会議の中で制作チームの皆様から激励を受け、逃げずに挑戦せねばと思い、気持ちを奮い立たせました。」
と振り返っています。
4年ぶりのドラマ復帰への意気込みは、「4年という時間がハードルに感じたこともありましたが、今回は挑戦という気持ちで全てをさらけ出す気概で挑みました。演じてはいますが、インスパイアされるものから逃げず、ブレーキをかけない。ダメになる演技はとことんダメになり、調子に乗る時はとことん調子に乗るといったような、今までにない表現に果敢に挑戦しました。」
と語っています。
『酒癖50』への印象については、「テーマとしても自分をインスパイアするものもあり、受け入れて向き合うことで、より大きな意味で挑戦・成長したいという覚悟を持って臨みました。人生、生きていて、綺麗ごとだけじゃない。自分の体を通して学んだし、経験したからこそ、本作を通して表現に昇華できる機会をもらえたのは大変有難かったです。」
とコメントしています。
脚本を手掛けた鈴木おさむさんは今作について、「ABEMA以外では絶対に作ることの出来ないドラマだと思っています。全6話。日本の連続ドラマではあまり見たことない、とんでもないバッドエンドの話が続きます。主演を小出君がやっている意味がかなりあると思っていますし、小出君じゃなければ作れない物語になっているはずです。ぜひ見ていただきたい、オンリー1ドラマです。」
と語っています。
そして、小出恵介さんのドラマ復帰発表を受けてネット上では、
- Abemaかよ 地上波はムリか
- ABEMAであってもよくこの人を主人公に据えたね
- いいじゃん！頑張れ！人は弱い生き物だから過ちを犯す、でも、そっから這い上がって強くなればいい
- わたしは結構好きな俳優さんだから頑張ってほしいな。セラミックが強烈すぎてどうしても思い出しちゃうけど…
- 小出さんも調子にのってたんだろうけど、嵌められた感じも強かったから、ドラマ復帰はよかったと思う。
批判に耐えてここまできたのだから、頑張ってほしい。 - 美人局の一件は脇が甘かったとして、交友関係が危ないのはかなり前から言われていた。悪友たちとの関係は全て切った方がいい。
- この人実際相当態度悪いよ。勿論今は知らないけど売れてた時はね。
事件がハメられたようなものだったとしても、そんなのはただのきっかけに過ぎない。いつか何かやらかすと思ってたからやっぱりかってなっただけ。
事件があって自分を振り返った時に、改めないといけないって反省出来たのなら努力するのは良いことだとは思う。 - 美人局かなんかは知らんが、未成年と関係を持ち避妊もしなかった。彼の本性なんだよな。人間は変われないよ。
俺はもう観たくないし、好きだった「ルーキーズ」も観れなくなった。まだ薬のほうがマシ。薬は心の弱さもあるからなぁ。性犯罪は許されない。 - 先日久しぶりにTVerで『Nのために』を見ましたが、やはり素敵な演技をされる方だなと思いました。
何もなかったらこの4年間はどんな役をしていたのかと考えるともったいないですが、これから頑張って欲しいです。
などの声が上がっています。
小出恵介さんが『ABEMA』でドラマ復帰を果たすとの情報は4月頃から流れており、5月に週刊誌『女性自身』が伝えた情報では、小出さんの過去のスキャンダルによって共演者のキャスティングが難航し、クランクインが予定よりも遅れたとしていました。
小出恵介さんは4年前の2017年6月に『フライデー』によって、主演ドラマの撮影で滞在していた大阪で知人らと一緒にお酒を飲み、後から参加した当時17歳の少女に酒を飲ませた後、宿泊先の帝国ホテルへ連れていき、関係を持ったことが報じられました。
＜↓の画像が、フライデー掲載の小出恵介さんと当時17歳の少女等の写真＞
この未成年淫行・飲酒スキャンダルによって、主演ドラマ『神様からひと言』（NHK）は放送中止が決定し、他にも複数の映画やCMなどが降板となり、当時所属していた芸能事務所『アミューズ』からは、無期限の芸能活動休止処分が下されました。
また、2017年9月には大阪府青少年健全育成条例違反（夜間の連れ出し）容疑で書類送検されましたが、小出恵介さんは「落ち着いた雰囲気から17歳には見えなかった」などと容疑を否認し、同12月に不起訴処分となりました。
その後、2018年には『アミューズ』との契約が終了し、同10月に就労ビザを取得してアメリカへ渡り、ニューヨークで一人暮らしをしながら語学学校や演劇学校に通い、英語と演技の勉強を行っていました。
そして、昨年8月から歌手・MISIAさん等が所属する芸能事務所『Rhythmedia（リズメディア）』に所属し、今年5月公開の映画『女たち』で俳優復帰を果たし、『酒癖50』で4年ぶりにドラマ復帰という流れになっています。
お酒で多くのものを失った小出恵介さんが、飲酒による様々な問題を題材とした皮肉が効いたドラマで主演を務めるということで、良くも悪くも大きな反響を読んでおり、あの騒動からすでに4年が経っていることや、“美人局（つつもたせ）”疑惑もあったことから、意外にも好意的な反応も多く見受けられます。
地上波ドラマへの出演はまだ難しいようですが、映画やネット配信ドラマなどへの出演を重ねて、少しずつイメージが回復していけばオファーも来るようになると思うため、今後また俳優として活躍できるよう是非とも頑張ってほしいですね。