情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系 平日午前8時)の司会者・小倉智昭さん(73)が、来年3月をもって勇退することが決定的になったと『日刊ゲンダイ』が報じています。
記事ではテレビ関係者が、「本人もタイミングを探っていたようですが、来年3月に勇退ということで話がまとまったようです」と明かし、小倉智昭さんは元々、東京五輪終了後の今秋にも勇退するプランがあったそうですが、新型コロナウイルスの影響で1年延期が決定し、勇退のタイミングを逃してしまい、来年3月に勇退することになったといいます。
『とくダネ!』は、『おはよう!ナイスデイ』(1982年4月~1999年3月放送)の後番組として1999年4月からスタートし、小倉智昭さんは番組スタートから唯一、司会者としてレギュラー出演を続け、番組の顔となっているのですが、膀胱ガンを患うなど健康面での不安を抱えているほか、持ち味の辛口トークの切れ味も無くなってきているといいます。
<↓の画像は、『とくダネ』スタート当時の小倉智昭さん等の写真>
また、近年は視聴率も落ち込み、かつては同時間帯トップの数字を獲得していたものの、現在は『あさイチ』(NHK)や『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に差をつけられ、現在は『スッキリ』と共に3位争いを繰り広げています。
小倉智昭さんの勇退話が浮上した理由として高額なギャラも挙げられており、「コロナ禍で広告単価、スポットCM出稿量が大幅に減っている中、年間1億円以上と言われる小倉の高額なギャラに見合った視聴率が取れなくなっていました。番組の功労者ではありますが、そろそろお引き取り願うといったところでしょう」
と前出のテレビ関係者は推測しています。
<↓の画像は、『とくダネ』に出演の小倉智昭さん等の写真>
『とくダネ!』の打ち切りと小倉智昭さんの勇退話は、昨年ごろから盛んに複数のメディアによって報じられており、昨年10月に週刊誌『週刊文春』が今年秋をもって『とくダネ!』が終了し、新番組がスタートする予定としていました。
『フライデー』が最近出した記事ではフジテレビ関係者が、「『東京オリンピックを花道に勇退』というのが言われています。ただ、コロナの影響で来年開催も不確定。もしかしたら安藤さんに続き、年内あっさりということも……」
と語り、9月で終了する『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系 平日13時45分)の司会者でキャスターの安藤優子さんと共に、早ければ年内にもフジテレビの番組から去る可能性があると伝えています。
一方で『日刊大衆』は、小倉智昭さんがフジテレビに「来年の五輪までは…」と泣きを入れたことによって、ギャラを3割減らして継続が決まったと伝えるなど、様々な情報が飛び交っています。
そうした中で、『日刊ゲンダイ』は小倉智昭さんが来年3月に勇退することが決定的になったと報じ、これに対してネット上では、
- 坂上忍は残るという不思議
- 芸人やタレント上がりにやらせるよりはいいと思うけどな。情報番組はちゃんとした人にやってもらいたいわ。
とくダネはコメンテーターの人選がな。古市憲寿だの三浦瑠麗だの鼻につく人しかいない。 - まあ仕方ないよね。それだけの価値がないと、評価されたんだから。視聴者の意見でもあると、思います。
- 最近じゃ、何を言ってもおじいちゃんのお説教にしか聞こえなくなってたから潮時でしょ。引退してのんびりしたらいい
- ギャラの高さもあるだろうけど、若年層に受け入れられたいフジテレビは「MCの若返りを図りたい」と思っているでしょう。
コメンテーターは既に、50代中心のテレビ朝日と違って、30-40代が多い。
各局同じことをやっても意味がないので大きく差別化したいでしょうね。 - 小倉さんの場合は年齢プラス持病の糖尿やガンとかあるので、そういう意味でもこの辺で潮時なのかと。
東京五輪も来年に延期、恐らく来年も無理だと思うから、やはりモチベーションを保つのは難しい
などの声が上がっています。
安藤優子さんも高額なギャラなどがネックになっていたとされ、『グッディ』の視聴率は2015年のスタートから徐々に上昇し、同時間帯に放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)を抜くこともありましたが、安藤さんのギャラは1本あたり100万円ほどで、番組全体の制作費もかさんでいたことから、『バイキング』の放送枠を拡大するという形になったと報じられています。
同様に『とくダネ』も、小倉智昭さんの高額なギャラがネックになっているとの話はかなり前から囁かれており、かつては1本あたりのギャラが150万円程度に設定され、その後は段階を経て2018年までに半額程度まで下がっていたとの話もありました。
新型コロナウイルスの影響で広告収入がさらに減少し、さらなるコストカットが必要になってきていますし、『とくダネ』は視聴率が徐々に下がり、3位争いをしているような状況とのことから、来年春の改編時に番組終了、小倉智昭さんは勇退となる可能性は高いのかもしれません。
気になる『とくダネ』の後番組に関する具体的な情報は今のところ出ていませんが、昨年10月に『週刊文春』が報じた記事では、番組の司会者候補として、月曜日のスペシャルキャスターを務めている俳優・石黒賢さん等が注目されているとしていました。
現時点で平日8時台の情報番組では、NHK『あさイチ』が博多華丸・大吉、日本テレビ『スッキリ』が極楽とんぼ・加藤浩次さん、TBS『グッとラック!』が落語家・立川志らくさん、テレビ朝日『モーニングショー』では羽鳥慎一アナウンサーがメインを務め、加えて局アナが出演という形になってます。
フジテレビとテレビ朝日以外は芸人が番組の顔を務めていますが、もし小倉智昭さんが番組を降り、『とくダネ』も終了となった場合には、どういった方を番組に起用するのか注目ですね。