現在はYouTuberとして活躍中の雨上がり決死隊・宮迫博之さん(50)が、ファッション通販サイト『ロコンド(LOCONDO)』のCMに起用され、4日の初オンエアでテレビCM復帰を果たしたとして大きな話題になったものの、民放各局がCM放送をNGとしていることをロコンドの田中裕輔社長が暴露し、テレビ業界の忖度や圧力と戦っていくとYouTubeで宣言しています。
しかし、ニュースサイト『サイゾーウーマン』は、業界の忖度や圧力によるCM放送NG説は誤りとし、別の原因があると伝えています。
宮迫博之さんは人気YouTuber・ヒカルさん(29)と共に、ロコンドのCMに出演することが4月に決定し、5月4日放送の『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京系)の中で出演CMが初オンエアされ、地上波のテレビCM復帰を果たせたことに宮迫さんは大喜びしていました。
喜びも束の間、CM初オンエアから10日後の14日にロコンドの田中裕輔社長は自身のYouTubeチャンネルに、【ヒカル宮迫CM中止?ヒカ迫MC番組?テレビ業界の忖度&圧力と戦います。】と題した動画を投稿、テレ東以外の民放局にCM放送を依頼したものの、「全てNGでした」と激白しています。
その理由については、「何の忖度なのか、何の圧力なのか、それは分かりません」としながら、これらに負けることなく各放送局にCM放送依頼を行っていくと表明しています。
しかし、サイゾーウーマンの記事では広告代理店関係者が、テレビ東京以外の民放局がCM放送をNGとした理由について、「テレビCMに事務所圧力は通用しない」「(NGが出ているとすれば)ガイドラインに沿わないと判断されただけ」
だと語っています。
テレビ局関係者は宮迫博之さんについて、「反社会的勢力との関係については、いまだ完全には否定しきれていないし、闇営業騒動で『嘘をついて逃げ切ろうとした』ことから、いまだイメージは最悪状態。視聴者クレームが懸念されるものをあえてオンエアする必要もありませんから、状況としては、所得隠しと申告漏れ騒動後のチュートリアル・徳井義実に近いものがあります」
と明かしています。
前出の広告代理店関係者によれば、テレビ番組とは違ってCMは大手芸能事務所の圧力などは通用しないそうで、「ドラマやバラエティでは、そういった圧力や忖度は、まだ一部残ってはいるでしょうが、ことテレビCMに関しては、数年前に事務所圧力を否定する現象が起こっています。能年玲奈改め、のんや新しい地図の3人は、所属事務所から独立後、活動再開にあたり、それぞれ前事務所から激しい圧力をかけられていましたが、それでもCMだけはずっと放送されていた。バーニングプロダクション系列であるのんの前事務所・レプロエンタテインメントや、ジャニーズ事務所でも無理なことが、吉本だけ通用するはずがありません」
としています。
確かに、ジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんやのんさんは、テレビ番組復帰を果たす前から様々なCMに出演し、そのCMが各テレビ局で何度も放送されており、CM放送には忖度や圧力が通じないというのは事実なのかもしれません。
そうなると、宮迫博之さんとヒカルさんが出演のロコンドCMは他に放送できない事情があるということになり、ロコンド側がCMを流して欲しいと交渉を続けているにも関わらず、放送NGとされているというのはかなり深刻ですね。
ただ、広告代理店関係者が語っているように、週刊誌『フライデー』が報じた反社会的勢力との繋がり疑惑が問題視されているのか、それとも別に何か問題があるのかは現時点では不明です。
結局のところ、テレビ東京以外でのCM放送NGの理由は定かではないのですが、CM放送も出来ないということはテレビ番組への復帰も難しいということで、今後もしばらくYouTuberとして活動を続けていくしかないのかもしれないですね。