3月25日から公開の実写映画『暗殺教室』で主演を務めているHey! Say! JUMPの山田涼介さん(22)が、“ハガレン”の愛称で親しまれている人気作品『鋼の錬金術師』の実写映画で主演を務めるという記事をニュースサイト『日刊サイゾー』が3月29日に報じました。
この件について一部メディアが、『鋼の錬金術師』の発行元であるスクウェア・エニックス・月刊少年ガンガン編集部に問い合わせると、「当社が発表した情報は何もありません」と回答し、実写化する予定について聞くも「作品ごとの個別具体的な展開状況についてはお答えできません」という回答だったとのことから、本当に実写映画化されるのか定かではありません。
しかし、そうした中で『日刊サイゾー』はさらに、現在大ブレーク中の俳優ディーン・フジオカさん(本名=藤岡竜雄 35歳)がキャスティングされていると報じています。
フジオカさんは、2日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』で“五代様”こと五代友厚役を演じ一躍注目を浴び、今年1月期放送の深田恭子さん主演の連続ドラマ『ダメな私に恋してください』(TBS系)ではドSな上司役を演じてさらに人気を高めました。
そんなディーンさんは仕事が激増し、テレビCMへの出演が決定したり、年内に放送予定のNHKドラマ『喧騒の街、静かな海』で主演を務めることが決定。
さらに、3日からスタートするラジオ番組『SUNDAY MARK’E 765』(FM COCOLO)へのレギュラー出演が決定するなど大忙しの状況にあるのですが、ディーンさんはブレーク後第1弾の仕事に選んだのは『鋼の錬金術師』だったといい、それだけいい作品にする自身があるのではないかといいます。
また今回『日刊サイゾー』の記事では、一部を除いて配役のほとんどがすでに決まっているとしており、主人公のエドワード・エルリックを山田さんが演じ、ヒロインのウィンリィ・ロックベルを本田翼さん、原作で主人公と人気を二分にしているロイ・マスタング大佐役にディーンさんが起用されたそうです。
また物語の触りも紹介されており、物語の前半は原作に沿ったストーリー展開になっているといい、前半の重要人物となるマース・ヒューズ中佐役を佐藤隆太さん、ショウ・タッカー役を大泉洋さん、前半の敵となるホムンクルスのラストを松雪泰子さん、エンヴィーを本郷奏多さん、グラトニーを内山信二さんが演じるといいます。
このような豪華出演陣であるため、制作側は最低でも興行収入は30億円を見込んでいるとのことです。
そして、この報道に対してネット上では、
- 本当にやめてくれ。知名度を対価に黒歴史を錬金するのか?
- 原作ファンとしては絶対にやめてほしい!キャストとかの問題じゃなくて、ストーリーや雰囲気を壊してほしくない。進撃の巨人の時だって大コケだったじゃん。ハガレンなんて実写化したらほぼCG映画になるよ。これ見るのってジャニ好きとかじゃない?原作ファンは見ないと思うよ。
- コケそう・・。間違いなく観ないだろう映画だな。たとえディーンが出てたとしても。ディーンさんは仕事選んだほうが良いよ。もっと良い作品に出てほしい。
- 名前からして日本人じゃないのに日本人で実写化したらダメだよな。進撃の巨人の悲劇を繰り返すなよ
- ファンタジー風な話の実写化って演出やアクションが幼稚になりそう
など、キャストにはこだわりが見えるものの、そもそも『鋼の錬金術師』の実写化に反対する方は多いことから、この報道に対しても批判的な声が多く寄せられています。
ハガレンは、錬金術が存在する架空の世界を舞台としたファンタジー作品となっており、実写化するにはなかなか難しいシーンも多く、実写化に向いていない作品と言えます。
そうしたこともあって、原作ファンからは中途半端な出来上がりの実写化によって作品のイメージ、世界観を壊してほしくないとして批判が噴出しているのですが、そもそも本当に実写映画化されるのすら定かでは無いため、今後の正式発表をとりあえずは待ちたいですね。