昨年4月に実写映画化され、最終興行収入57億円超えの大ヒットを記録した『キングダム』の続編製作が決定したものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影延期となったことを週刊誌『週刊女性』が報じており、来年配信予定のネットドラマ『全裸監督 シーズン2』(ネットフリックス)でもトラブルが発生していることを伝えています。
『キングダム』は、単行本の累計発行部数が6400万部超えの大ヒットとなっている同名漫画の実写化で、人気イケメン俳優の山崎賢人さんが主演を務め、その他に長澤まさみさん、吉沢亮さん、橋本環奈さん、満島真之介さん、本郷奏多さん、高嶋政宏さん、要潤さん、宇梶剛士さん、加藤雅也さん、石橋蓮司さん、大沢たかおさんなど有名俳優が数多く出演し、最終興行収入は57.3億円の大ヒットとなりました。
現時点で続編製作は正式発表されていませんが、昨年4月に行われた初日舞台挨拶では複数の出演者が続編に意欲を見せ、ニュースサイト『ふたまん』は昨年6月時点で、『キングダム』の続編製作がすでに決まっていることを報じ、「4作目までの製作が決まっているそうです」「2作目は今年の冬、年内中にはクランクインする予定だそうです」
と映画製作会社関係者による証言を伝えていました。
しかし、週刊女性によれば新型コロナウイルス騒動の煽りを受けているといいます。
記事では芸能プロダクション関係者が、「『キングダム』は“全4部作”で、3年ほどに分けて公開する予定です。残りの3作は、今年6月から約5ヶ月かけて中国で撮影する計画でしたが『コロナ感染者が蔓延している中国での撮影は当分できない……』と、製作陣は苦悩しているのです。とはいえ、作品の舞台が中国なだけに、日本で代わりに撮影できるはずもありません。『公開を延期するしかないのか』と、スタッフたちは戦々恐々としている状況です」
と明かしています。
また、『全裸監督2』のスタッフから新型コロナウイルス感染者が出たことも伝えており、「2021年にNetflix内でネット配信が予定されている『全裸監督2』の撮影が現在始まっています。実は、そのスタッフの中から、コロナ感染者が出たそうなんです。『全裸監督2』は主に、TBSのスタジオで撮影していたのですが、感染者が出たことで撮影を中止したんだとか。今は、世間の状況を見ながら撮影再開の時期を見計らっているんです」
とテレビ局関係者が語っています。
新型コロナウイルスの感染者が出たという『全裸監督』シリーズは、山田孝之さんが主演を務めているオリジナルドラマで、昨年8月にネットフリックスで全8話が全世界190ヶ国で配信され大ヒットし、2021年にシーズン2が配信されることが発表されています。
<↓の画像は、山田孝之さん主演『全裸監督』の写真>
『全裸監督2』には前作から引き続き、薬物事件で有罪判決を受けた電気グルーヴ・ピエール瀧さんの出演も正式発表されており、ピエールさんの俳優復帰作になるとも言われているため、大きな注目を集めていたのですが、とんだ災難に遭っているようです。
TBSはテレビ局の中ではいち早く新型コロナウイルス対策を発表しており、4月スタート予定だったドラマ『半沢直樹』『MIU404』『私の家政夫ナギサさん』、バラエティ特番『オールスター感謝祭2020春』の放送延期を1日に発表しました。
2日には、「ドラマ・バラエティなどの番組については、不特定多数の方々と接触したり、大人数が集まったりするケースが多いことから、一般の方々や出演者の方々、番組スタッフへの感染予防を最優先に、当面、ロケやスタジオ収録などを見合わせる」
と発表しました。
こうした対応が取られる中で、『全裸監督2』のスタッフが新型コロナウイルスに感染し、撮影がストップしてしまったのは残念な話ですが、感染経路を追うのが困難になっている現状では、遅かれ早かれ感染者が出た可能性も十分あり、撮影の一時休止は仕方がないでしょうね。
また、『キングダム』は昨年公開の1作目も、2018年4月から20日間にわたって中国で撮影を行っていたのですが、中国が新型コロナウイルスの発生源となり、日本でも感染が拡大したことによって、中国政府も日本からの渡航者、日本人に対して入国制限措置、行動制限措置をとっている状況にあります。
今後これらが解除されて、確実な安全が確保されるような状況にならない限りは、中国で撮影を行うことは出来ないでしょうね。
撮影延期によって続編公開も延期となってしまうのは残念ですが、現在の状況からはそれも仕方が無く、新型コロナウイルスを巡る騒動がある程度落ち着いてから撮影を再開し、前作を超える素晴らしい作品に仕上げてほしいです。