2003年12月~2006年5月にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載され、コミックの売上げ部数が累計3000万部以上を記録している人気漫画『DEATH NOTE(デスノート)』が初の実写ドラマ化され、今年7月期に日本テレビ系で放送がスタートする事が4月に発表されましたが、25日に出演者が発表され、俳優の窪田正孝さん(26)が主人公の大学生・夜神月(やがみ・らいと)を演じることが明らかとなりました。
また、夜神と対峙するライバルで名探偵のL(エル)を俳優の山崎賢人さん(20)、今回初めて実写化されるN(ニア)を女優の優希美青さん(16)が演じます。
(↓の画像左から、L役の山崎賢人さん、夜神月役の窪田正孝さん、ニア役の優希美青さん)
(↓の画像は、原作のL、夜神月、ニア)
『DEATH NOTE』は、死神のリュークが落としたデスノートという名前を書くと死に至らせる事が出来るノートを手にし、犯罪者を抹殺していき悪人のいない世界を作り出そうとする夜神と、夜神と頭脳戦を繰り広げる名探偵・Lの姿が描かれており、2006年に実写映画化された際には、夜神役を藤原竜也さん、L役を松山ケンイチさんが務め、前後編合わせて興行収入が80億円を超えるヒットを記録しており、ドラマにも注目が集まっています。
(↓の画像は、映画版で夜神月を演じた藤原竜也さんと、L役を演じた松山ケンイチさん)
そして、今回ドラマ化されるにあたり、キャラクター像が変更されることが明らかとなっており、夜神は原作で天才大学生だったものの、夢も持たず秀でたところもない平凡な大学生に変更され、Lは甘いお菓子を過剰に食べるなどの奇行は抑えられており、圧倒的な存在感を持つ天才ぶりに焦点が当てられ、更に、原作や映画版とは異なるオリジナルストーリー等も追加されているとのことです。
これにネットでは、
- 原作ファンとしては設定は余計な手を加えて欲しくないのですが。。。あの奇行っぷりも全部含めてLなんだと思う。。。無理に設定を変えてしまっては原作の意味が無いのでは?キャラの設定が変わってしまうなら別に見なくても良いかなってなってる。。。
- 窪田君は天才大学生で演じてみて欲しかった。どんなライトにしてくれるか楽しみだったのに、普通の学生とかにしないでよ。つまんない設定にして窪田の持ち腐れにしないでよ!!
- そりゃあ、あんだけ映画は売れたから比較されるのは当たり前だけど、それだとしても窪田くんに原作通りのライトやってほしかったな
- デスノートは天才二人の頭脳戦が最大の魅力だったのに、それをあっさりと捨てたんですね。これで面白かったらいいけど、そうでなければこのプロデューサーはただのアホ。
- 普通の大学生が世界を征服?原作の意図とピントが外れてる気がする。そして、普通の大学生がⅬと対決?数日で逮捕でしょうw。
などの批判的な声が多数寄せられています。
こうした変更を加えたことに対してプロデューサーの鈴木亜希乃さんは、「若くて才能あるキャストとともに新しいデスノートを作りたいと思いました。普通の青年がノートを持つことで変貌していく様子を見せるとともに、月とLの対照的な違いを際立たせたい」と語り、チーフプロデューサーの神蔵克さんは「その発想に至れたのはキャストの皆さんが持つパワーのおかげです。窪田正孝さんにしかできない夜神月、山崎賢人さんにしかできないL、優希美青さんにしかできないニア。この3人だからこそできる『デスノート』、それを自信を持って皆さんにお届けしたい」と意気込んでいます。
映画版が大ヒットしていることや、原作や映画が終了してから約10年も経過しているため、設定を変更しオリジナルストーリーも追加して、新たな『DEATH NOTE』を作り上げようとしているのかもしれませんが、原作が最高の出来上がりになっているためこうした変更によって失敗を招く可能性が高く、放送開始後により多くの批判が寄せられることになるのではないかと心配になりますね…。