日本テレビ系で10月からスタートするドラマ『エンジェル・ハート』(毎週日曜日22時30分)で、俳優の上川隆也さん(かみかわ・たかや 50歳)が同ドラマの主人公・冴羽獠(さえば・りょう)役を務めることが明らかとなりました。
上川さんが日本テレビのプライム帯(19時~23時)の連続ドラマで主演を務めるのは今回が初めての事になります。
(↓の画像が、冴羽獠を演じる上川隆也さん)
『エンジェル・ハート』は、累計発行部数5000万部を超える『シティーハンター』の原作者として有名な漫画家・北条司さんによる同名の人気コミックが原作となっており、北条さんの出世作でもある『シティーハンター』の世界観をもとに、新たなパレラレルワールドとして描いた作品。
2005年にアニメ化され日本テレビ系で放送されましたが、実写化されるのは今回が初めて。
物語は東京・新宿を舞台にし、一見お調子者であるものの、凄腕の“スイーパー”(始末屋)である上川さん演じる冴羽と、冴羽の最大の理解者で相棒だった槇村香が亡くなった後に、彼女の心臓を移植され命をとりとめた謎の美少女・香瑩(シャンイン)が、コンビを組み活躍する姿を描いています。
ちなみに、『シティーハンター』は過去にドラマ・映画化されたことがあり、ジャッキー・チェンさんが主演で1993年に香港で実写映画化され、2011年5月に韓国で実写ドラマ化されています。
そして、主演に起用された上川さんはコメントを発表し、
「これに先立って原作の北条司先生と話させていただいたときに、北条先生に『漫画は漫画、実写は実写。上川さんの“冴羽リョウ”を作ってください』という、大きく背中を押して貰えたような、とても心強いお言葉を頂きました。このお言葉を胸に、『ドラマとしてのエンジェル・ハート 冴羽リョウ』を演じたいと思います。」
「冴羽リョウは、とにかく人気のあるキャラクターで、男女問わず好かれていますし、また理想の男性像という方も多いのではないでしょうか。恐れ多い気持ちは、いまだに拭いきれませんが、やるからには、やれるだけのことをやろうと思っています。」
「演じていく手がかりとなるものは、今は原作しかありません。ですが、スタッフの皆さんや共演者の方々から色々な刺激を受け取りながら演じていくのも、大切だと思っています。そんな風に原作と現場の雰囲気の双方を大事にしながら演じていけたらと考えています。今は、冴羽リョウのイメージになるべく近づけるよう、およそ2日に1回の頻度で、トレーナーさんと相談しながらトレーニングを続けています。」
「作品を見て下さった方から『まさにドラマ版エンジェル・ハートだね』といって頂けるようなドラマにしていきたいです。」
と、意気込みを語っています。
また原作者である北条さんは、
「ドラマ化が発表された後で『誰がやってもリョウにならないのではないですか?』とファンには聞かれたのですが、もちろん、それぞれがイメージするリョウがあるから、誰が演じてもマンガそのままにはならないでしょう。」
「そして今回、とても素敵な役者さんだと以前から思っていた、上川隆也さんに演じて頂けると聞いて、嬉しく思いました。ドラマの内容自体がどのようになるかまだ未知数な部分が多いですが、『上川さんが演じるとどういうリョウになるか』今から楽しみにしています。」
というコメントを寄せています。
これにネット上では、
- 花咲舞での役がよかったから期待。もうちょい背が高かったら完璧だけどね。しかし50代に見えない若々しさ
- シティーハンター時代なら合わなかったけどエンジェルハート時代なら合ってるかも。あとはギャグ演技を何処までくずせるかだな
- できるだけの技量はあるだろうけど彼を演じるにはどれだけ自分を捨てれるか、「役者」としての技量ではなく心が求められる。
- こうやってイメージに近い配役にするのはいいけど、これまでの状況から大概は失敗するから過度な期待しない
- きちんとした俳優さんならOK。だが問題は他のキャストだな
などのコメントが寄せられていました。
果たして、誰が冴羽の役を誰が演じるのかに注目が集まっていましたが、上川さんは2枚目から3枚目まで幅広い役柄を演じられる実力派の俳優で、まだ実写化することに対して不安はあるものの、どのような出来上がりになっているのか楽しみなところです。
また、今回発表されたのは上川さんだけで、香瑩やファルコン(愛称:海坊主)などのメインキャラクターを誰が演じるのか発表されていないのですが、上川さんが冴羽役を演じる事に対してネット上では適役という反応が多く見られ、他のキャラクターに関してもファンが納得するような配役となっていることに期待したいですね。