今年放送の『第73回NHK紅白歌合戦』に、今年デビュー40周年を迎えたロックバンド『安全地帯』の出場が内定したと『スポーツニッポン』(スポニチ)が報じ、ネット上では様々な反応が上がっています。
スポニチがNHK関係者に取材したところ、今年夏に紅白チームが発足後、すぐに安全地帯が出場者候補としてリストアップされ、今月に入ってボーカルの玉置浩二さん(64)に紅白出演をオファーしたそうです。
<↓の画像は、安全地帯の写真>
安全地帯は1985年に紅白初出場を果たし、その3年後にバンド活動は休止となり、その後1996年に玉置浩二さんはソロで紅白に初出場、2020年の紅白には特別企画枠で24年ぶりに紅白にソロ出演しました。
2020年に出演交渉を行った担当者が、玉置浩二さんに再び紅白出演を打診したそうで、前回は事前収録だったものの、今年は生でパフォーマンスをするのではないかとNHK関係者が語っています。
スポニチによれば、今年の紅白チームは安全地帯のほか、同じく今年デビュー40周年を迎えた歌手・中森明菜さん等にも出場オファーを出しているそうで、「節目の“周年”を迎えたアーティストを中心に出演交渉を進めている」としています。
ベテランアーティストの起用をする背景には紅白の視聴率低迷があるといい、昨年は第1部(19時30分~20時55分)の平均世帯視聴率31.5%(2020年は34.2%)、個人視聴率が23.4%(同25.0%)、第2部(21時~23時45分)は世帯視聴率34.3%(同40.3%)、個人視聴率24.8%(同29.6%)と、前年から大幅にダウンしていました。
そのため、NHKは視聴率回復のために「50代以上の視聴者をターゲットに、ベテラン、中堅の人気者を狙っている」と、NHK関係者が語っています。
そして、安全地帯の紅白出場内定報道に対してネット上では、
- 玉置さんが出るなら観ようかな
- これは楽しみだが変なアレンジはしないでほしい
- 玉置浩二はいいんだけど、変な独りよがりなアレンジ入れて歌うなら見たいと思わないわ
- 紅白は単なる懐メロだな
- 安全地帯で視聴率回復はないわ
- 中森明菜ならちょっと観てみようかという気になるけど、安全地帯じゃなあ
- せっかく演歌勢減らしたのにまた中高年に媚びに行くのか
- 50代以上ターゲットでいいと思うわ。最近若い人に向けてってやっていたけど、若い人はあまり観ないんだし。もうシニア向けのがまだ観る人いそう
- NHKは受信料を徴収して放送しているのだから、本来は視聴率に左右されない番組を制作するべき。
視聴率が取れそうな流行りのグループや話題性のある人たちを選ぶのもいいが、若者からお年寄りまでカバーできるような人たちも選ぶ必要がある - テレ東の『年忘れにっぽんの歌』が高視聴率なのを見て、若者相手から中高年にターゲットを変えたのか?
結局、テレビ見てるのは中高年な訳で、若者を取り込もうなんて無理なんだよね
などの声が上がっています。
近年の紅白は若者の視聴者を増やすため、毎年のように出場していたベテラン演歌歌手の出場数を減らするなどのテコ入れを行いましたが、これによって高齢の視聴者が離れてしまい、昨年の視聴率は1989年に2部制になって以降では、第1部がワースト4位、第2部は歴代最低のワースト記録でした。
こうした散々な結果を受けて、今年の紅白は「周年」がキーワードになっていると週刊誌『週刊新潮』等が報じており、安全地帯の他にも、中森明菜さんや工藤静香さん等も有力候補として挙げられています。
安全地帯も今年デビュー40周年を迎え、2月には前作から10年半振りとなる30枚目シングル『愛の戦友』をリリースし、11月からは全4公演のコンサートを開催予定で、今年に入ってから再び活動が活発的になっています。
そして、7月に配信、10月にCDがリリースされた新曲『あなたがどこかで』は、6~7月の『みんなのうた』(NHK)の新曲として書き下ろした楽曲で、こうしたNHKへの貢献から紅白に出場する可能性は十分ありますね。
スポニチによると、安全地帯として37年ぶりの出場となれば、『ワインレッドの心』『恋の予感』などのヒット曲メドレーとなる可能性もあるそうで、ネット上では“懐メロ歌合戦”との声も上がっていますが、紅白のステージでの名曲披露に期待したいですね。