今年の大晦日に放送される『第67回 NHK紅白歌合戦』の司会者が12日に発表され、今年は嵐・相葉雅紀さんが白組、女優・有村架純さんが紅組の司会を初めて務めることが明らかとなりましたが、14日付の『デイリースポーツ』は、約5年ぶりに歌手活動を再開させたシンガーソングライター・宇多田ヒカルさん(33)が初出場する可能性が高いことを報じています。
また、同日付の『スポーツニッポン』(スポニチ)は、今年1月に再結成を果たした4人組ロックバンド『THE YELLOW MONKEY（ザ・イエロー・モンキー）』(通称：イエモン)が、計10年の活動を通じて初めて紅白への出場が内定したことを報じています。
＜↓の画像は、THE YELLOW MONKEYの写真＞
宇多田さんが紅白に初出場する可能性が高いことを報じている『デイリースポーツ』によると、過去に何度も紅白出場は断わられているものの、今年上半期放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』の主題歌を宇多田さんが担当しており、VTR出演を前提とした最終交渉が現在行われているといいます。
宇多田さんは2010年12月をもって音楽活動を休止し、それから5年以上が経った今年4月に、新曲『花束を君に』と『真夏の通り雨』の2曲を解禁。
『花束を君に』は、女優・高畑充希さんが主演を務めた『とと姉ちゃん』の主題歌に起用されましたが、過去の紅白では朝ドラの主題歌が歌われるのは定番となっており、視聴者の期待度も高いことから、紅白初出場を前向きに検討する要因になったとみられるとのこと。
また、宇多田さんは9月22日に放送された音楽番組『SONGSスペシャル 宇多田ヒカル』に出演し、この時に『花束を君に』をテレビ番組で初歌唱。
同曲を含めた11曲収録のアルバム『Fantôme（ファントーム）』は、初週25.3万枚の売り上げを記録し、その後も数字を伸ばして50万枚を突破する大ヒットとなっていることなども大きな要因になっているとみられます。
しかし、事前収録されたVTR出演が可能かどうかが最後の障壁となるようで、2011年にはレディ・ガガさん、2014年には神田沙也加さんとイディナ・メンゼルさんらがVTR出演しており、NHK側は容認する可能性は高いとみられるものの、音楽業界からは特別扱いに対して異論も出ているそうです。
そして、ネット上の反応を見てみると、
- 紅白って生で出てきて歌うのに意味があるんじゃない。VTRでいいなら 全員VTRでいいよ。目玉かもしれないけどそういう特別扱いしてまで 出さなくていいわ。
- 中継ならまだしも、VTRって…｡生放送の紅白歌合戦の意味があるのか？
- VTRや中継なら出ない方が良いと思う…NHKホールで生で歌ってこその紅白歌合戦！
- 無理やり感がありあり、見たくない
など、中継ではなくVTR出演ならば、わざわざ出場しなくてもいいのではないかといった否定的な声が多く上がっています。
その一方で、スポニチが報じているイエモンの紅白初出場内定についてなのですが、イエモンは千葉・幕張メッセで今年も開催される年越し音楽フェス『COUNTDOWN JAPAN 16／17』への出演がすでに決定しているため、昨年のBUMP OF CHICKENと同様に中継での出演とするか、カウントダウン・ジャパンの出番前に紅白の会場となる東京・渋谷のNHKホールに駆け付けるか、これから調整を進めるとのことなのですが、これに対してネット上では、
- めちゃ嬉しい！！紅白はここ何年と全然期待してないけど、今回だけは見る価値があるね！楽しみだ☆☆
- トップバッターにイエモン。AAAより盛り上がると思うわ。
- えー！！えー！！紅白ずっと見てないし、興味なかったけどイエモン出るの！？彼らだけ観ようかな。。。ビデオ録るか悩む…
などのコメントが寄せられています。
宇多田さんとイエモンは、今年音楽活動を再開した2大アーティストということから紅白への出場は納得という声は多いのですが、宇多田さんはVTR出演で交渉を進めているとのことから批判的な声が多く、もし初出場となった場合に物議を醸すことになりそうですね。
今年の紅白については、すでに司会者に対して批判的な声が多く上がっており、それに加えて今年は特に目玉も無いことから、NHKとしてはどのような形でも宇多田さんには出場してもらいたいと考えているとみられるのですが、VTR出演ではやはり盛り上がりに欠けますし、強引に出場という形にしたという感じが伝わってくるため、生出演もしくは中継出演が出来ないのであれば、今回は見送った方が良いかもしれないですね。