昨年10月に放送25周年を迎えた『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系 木曜20時)が、視聴率低迷によって打ち切り終了秒読み状態だとニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』が報じています。
各テレビ局は現在、商品購買意欲が高いとされスポンサーが求めているコア層(13~49歳男女)の視聴率を重要視していますが、アンビリバボーのコア視聴率が低迷を続けているといい、今月1日放送の2時間スペシャルはコア視聴率が1.8%で、裏番組の『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)は5.5%を記録し、3倍以上の差を付けられていたとのことです。
<↓の画像は、アンビリバボーMCの剛力彩芽さん、バナナマンの写真>
アンビリバボーはこの日以外の放送もコア視聴率が1~2%台中盤で推移を続け、通常であれば即打ち切りレベルのかなり深刻な状態にあるといいます。
アンビリバボーはコア視聴率が低いことに加えて、ビートたけしさんの高額なギャラもネックになっているといい、「たけしさんはストーリーテラーという役割で出演していて、出ている時間は剛力彩芽さん(30)やバナナマンに比べて圧倒的に短い。1度の収録で4本撮りしているとも言われ、1時間ほどで仕事が終わるそうなんです。にも関わらず、1回分のギャラは300万~400万円とも。つまり1時間ほどの仕事で1,200万~1,600万円も稼いでいることになる」
と、制作会社関係者が証言しています。
数字が取れていないにも関わらず、ビートたけしさんのギャラは変わらず高い状態をキープしているため、「テレビ不況にあえぐフジテレビとしては『アンビリバボー』は“早めに終わらせたい”というのが本音では」
と語っています。
1997年10月から放送のアンビリバボーは、『めちゃ×2イケてるッ!』が2018年3月をもって終了後、フジテレビのゴールデン・プライム帯(19~23時)で最も長く放送されているバラエティ番組で、かつては平均世帯視聴率が15%前後を記録するような人気番組でした。
しかし、少し前からアンビリバボーの視聴率低迷が指摘されはじめ、2020年末放送の3時間スペシャルは平均世帯視聴率が6.9%まで低迷し、前時間帯に放送の『VS嵐』は平均10.3%を記録しており、アンビリバボーで視聴者が離れていることは明らかでした。
その後も低迷を続けてコア視聴率が2%を下回ることも珍しくなく、それに加えて番組制作費が高いとなれば打ち切り終了は時間の問題でしょう。
ビートたけしさんが『情報7daysニュースキャスター』(TBS系)を降板したのも、高額なギャラがネックになっていたとも囁かれていますが、アンビリバボーはこのまま打ち切りとなるのか、それともたけしさんを外して継続するのか、果たして今後どういった形になるでしょうかね。