女優・天海祐希さん(49)が主演のドラマ『緊急取調室2』(テレビ朝日系 木曜21時)が15日に最終回を迎え、最終話の第9話は14.4%(関東地区)を記録し、全9話の期間平均視聴率は13.9%となり、現時点で今期放送の民放ドラマの中では視聴率トップとなっています。
『緊急取調室』は2014年1月期にシーズン1が放送され、こちらも期間平均視聴率が12.9%(全9話)、2015年9月放送のスペシャルドラマも平均視聴率14.6%と好視聴率を記録しており、年末にスペシャルドラマを製作、シーズン3の放送も内定しているといった噂も出ています。
<天海祐希さん主演のテレビ朝日ドラマ『緊急取調室2』>
そうした中で、『東京スポーツ』(東スポ)などは、天海祐希さん側がギャラの引き上げなどを要求していることを報じています。
東スポによれば、天海祐希さん側から、テレビ朝日の看板ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(木曜21時)の主演・米倉涼子さん(41)と同等の待遇を求める声が出ているそうで、楽屋や弁当をはじめ、実力派の共演者をキープ、毎回豪華なゲストを登場させることなどの要望があり、ギャラの大幅アップも含まれているとのこと。
天海祐希さんは昨年10月期放送の『Chef~三ツ星の給食~』(フジテレビ系 木曜22時)で主演を務めましたが、初回平均視聴率は8.0%、第4話では自己最低の4.9%を記録し、全10話の期間平均視聴率は7.0%という結果に終わりました。
<天海祐希さん主演の『Chef~三ツ星の給食~』>
そのため、『緊急取調室2』のギャラについてはテレビ朝日側の言い値で引き受けたと噂されているそうで、1話あたりの推定ギャラは「150万円」と言われ、これは全盛期の約半分だといいます。
ちなみに、米倉涼子さんのギャラについては1本あたり「500万円超」とも言われています。
同じ木曜21時枠で放送されているドラマで主演を務め、天海祐希さんも過去には視聴率女王とも呼ばれていたことから、米倉涼子さんのことをかなり意識しているようなのですが、『緊急取調室』よりも『ドクターX』の方が高い視聴率を記録しています。
2012年に放送された『ドクターX』のシーズン1は期間平均視聴率19.1%(全8話)、2013年放送のシーズン2は23.0%(全9話)、2014年放送のシーズン3は22.9%(全11話)、2016年7月放送のスペシャルドラマは22.0%、シーズン4は21.5%(全11話)となっています。
<米倉涼子さん主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』>
そのため、米倉涼子さんと同等のギャラになることは無いようなのですが、続編の製作も予定していることからギャラアップは行われるようで、ニュースサイト『まいじつ』によると、これまでは「150~170万円」だったものの「250万円前後」にまで上がりそうだといいます。
そして、この噂に対してネット上では、
- 天海さんが150で米倉が500はそれはないわな。
- 天海祐希さん自ら言ってるとは思えないけどなあ。でもギャラに関しては差があり過ぎるとは思う。
- 天海というより事務所がでしょ。まあビジネスで考えると天海クラスなら当然でしよ。
- こういうのって本人より事務所が言ってくるんだよね。ドラマの視聴率は役者よりも脚本と演出が大きいのでそっちを大事にしてほしい
- 米倉涼子のギャラは1本500万かー。そりゃ差し入れも、豪華にできるわな。
などのコメントが寄せられています。
天海祐希さんの方が芸歴が長く、米倉涼子さんよりも女優としての評価も高いことから、米倉涼子さんとここまでギャラに大きな差があるというのは疑問に感じる部分もあります。
当然それは事務所側も感じているでしょうし、『緊急取調室』シリーズが好視聴率を記録していることから、その分ギャラの引き上げを要求するのは当たり前だと思います。
ちなみにですが、テレビ朝日は『ドクターX』にはかなりの制作費を注ぎ込んでいると言われており、昨年11月に週刊誌『フラッシュ』が報じていた記事によると、主演の米倉涼子さんは1話あたりのギャラが「500万円」、脇を固める西田敏行さんと岸部一徳さんは「150万円」、泉ピン子さんが「120万円」となっているそうで、1本あたりの制作費も「5000~6000万円」で他のドラマと比較して破格だと伝えていました。
天海祐希さん本人が米倉涼子さんに対してライバル心をむき出しにし、これからバトルを繰り広げていくという可能性は低いと思いますが、木曜21時のドラマで主演を務める女優同士のバトルの行方に引き続き注目していきたいですね。