女優・多部未華子さん主演で2019年7月期放送のドラマ『これは経費で落ちません!』(NHK)が今月中旬に再放送され、視聴者から続編を希望する声が再燃する中で、フジテレビ系の木曜劇場枠(木曜22時)で放送の『いちばんすきな花』で多部さんが主人公の1人を演じることが正式発表され、ネット上では様々な声が上がっています。
発表によると、秋ドラマ『いちばんすきな花』は、川口春奈さんとSnow Man・目黒蓮さん共演で反響を呼んだドラマ『silent』のプロデューサーと脚本家が再びタッグを組み、「男女の間に友情は成立するのか?」をテーマに、4人の男女が人生や恋愛に悩んでいるタイミングで巡り会い、ストーリーが展開していく原作無しのオリジナル脚本作品とのことです。
主演の1人に抜擢された多部未華子さんは、妹と2人暮らしをしながら学習塾で講師をしている潮ゆくえ役を演じ、ゆくえは唯一心を許せた男友達が結婚し「もう会えない」と告げられて疎遠になり、救いを失ってしまった女性を演じます。
村瀬健プロデューサーは多部未華子さんの起用理由について、「ドラマを作ろうと思い立ったとき、最初に頭に浮かんだ多部未華子さんをお迎えすることができたのは、このドラマにとって最高の幸せです。少女のような可憐さを持っていて、なのに大人の冷静さも同時に感じさせる多部さんのあの特別な魅力に強くひかれていました。また、どんな役も納得感のある”共感キャラ”にしてみせる説得力のあるお芝居も素晴らしく、いつかご一緒したい!とずっと思っていました。“男女の間の友情”というテーマを物語化するのにこれ以上ない方だと思っていたので、オファーを受けてくださった時には、あまりにもうれしくてあからさまにガッツポーズをしてしまいました」
などとコメントしています。
多部未華子さんが連ドラで主演するのは、2020年7月期に全話の世帯視聴率が15%超えした『私の家政夫ナギサさん』(TBS系)以来3年ぶりで、『silent』の制作チームとタッグを組むとの発表を受けてネット上では、
- 多部ちゃん好きだから面白くなるといいなあ。テーマもいいじゃない?
- ドラマ楽しみ。声が落ち着くというか和むというか安心する。演技も上手いしどんなドラマになるのかワクワク
- 多部未華子のドラマは大体面白いから期待。とにかく最後まで面白いドラマでありますように
- 男女の友情は成立するのか?このドラマにまったく期待してない。恐らくありきたりの結末しか描けないから。やっぱな、こんな感じで終わるんじゃない
- 10月期の月9がトリプル主演で木10がクワトロ主演ってフジテレビ話題性がほしかったのかな
- silentの失速感ヤバかったからなー最終回とか特に
- silentは1話の最後の2人が再会する所がMAXだった。再会してから全然面白くなくなった。最終回もハッキリしなくて、何だったんだろう、、ってなった。
- あのsilentの!って売り込みは可哀想だなぁ サラっと紹介して前面に出さないでほしい
- 多部ちゃんのドラマはだいたい当たりが多いので楽しみ!「これは経費で落ちません」の続編でドラマ復帰してほしかったけど(笑)続編も続編でいずれやってくれるとうれしいなー
などの声が上がっています。
silentは放送開始後にSNSを中心に大きな反響を呼び、最終回まで9回に渡りX(旧・ツイッター)の世界トレンドで1位を獲得し、視聴率もリアルタイムは初回6.4%、最終回が9.3%と微妙な結果ながらも、テレビ局が今重要視しているコア層(13~49歳)の個人視聴率は4~5%台と高い水準をキープしました。
また、多くのファンを持つ目黒蓮さん等の出演もあってか、見逃し配信サービス『TVer』での再生回数も非常に多く、第4話でドラマの見逃し配信再生回数が歴代トップの582万回を突破、お気に入り登録者数もTVerで配信の全番組中歴代トップの246万人超えとなっています。
このように1年前に大反響を呼んだsilentの制作チームが再集結し、人気女優の多部未華子さんが主演を務めるとのことで期待の声が相次いでいますね。
現時点では多部未華子さん以外のキャストは発表されていませんが、このドラマに関する情報は少し前から流れていて、多部さんの他に人気上昇が続く松下洸平さんと今田美桜さんがキャスティングされ、他にもイケメン俳優が登場予定といいます。
これもまたコア視聴率獲得を狙った若者向けドラマとなりそうで、silentの脚本・演出を巡っては絶賛だけでなく不満の声も多く、放送前から色々な意見が飛び交っていますが、多部未華子さんがフジテレビの連ドラに出演するのは、2014年に三浦春馬さんと共演し高い評価を得た『僕のいた時間』以来となり、『いちばんすきな花』にも期待したいですね。