女優・タレントの夏菜さん(本名・旧芸名=渡辺夏菜 29歳)が、ここ最近様々なバラエティ番組に出演し、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『純と愛』(2012年度下半期放送)でヒロインを務めた際の苦悩などを赤裸々に告白し、その発言内容が反響を呼んでいます。
夏菜さんは6月16日放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系 金曜21時55分)の企画「本音でハシゴ酒」に出演した際に、『純と愛』に出演していた当時は「マジで毎日酒まみれ」だったと明かし、その理由については、視聴率のプレッシャーによって仕事が楽しむことが出来なくなり、加えて家族や友達がいない慣れない土地での長期間にわたる撮影でストレスが溜まり、「飲まなきゃやってらんない」状態だったと赤裸々に告白していました。
また、天候不良によって撮影がうまく進まない時には暴れていたそうで、「休みがあっても、他の仕事とか取材とかいろいろ入っちゃうんですよ。とにかく自分の時間とか友達に会う時間も(撮影のため) 大阪に住んでるからないし、東京に戻りたかった」と振り返り、当時のマネージャーが「撮影現場でキレまくっていた」と証言し、さらに「朝ドラ以降やる気ゼロ、全然働かない」とも暴露していました。
どれぐらい仕事をしていなかったのかについて聞かれると、「去年は特になんですけど、10ヶ月くらい休んでた気が…完全燃焼してしまって…楽しめないし、何かもう演じるのも怖いし」と語り、休養していた期間は海外へ行き、「語学留学風なことをやってみたりとか」と明かしていました。
朝ドラ出演後は通常、テレビ各局からドラマ出演オファーが相次ぎ、女優としてステップアップしていくパターンが多いのですが、実際に夏菜さんのもとにも、民放ドラマのヒロイン役オファーがあったものの断ってしまったそうで、「それくらいイヤになっちゃって、とにかく全部断った」と当時を振り返っていました。
ちなみに、夏菜さんがヒロインを務めた『純と愛』は、脚本などに対して多くの批判が寄せられ、視聴率も伸び悩み期間平均視聴率は17.1%で、この前後に放送された『梅ちゃん先生』や『あまちゃん』と比較すると、3%以上低い数字でした。
<夏菜さんがヒロインを務めた『純と愛』>
夏菜さんはその後も、バラエティ番組で朝ドラ出演時の苦悩や酒浸り生活を赤裸々に告白し、7月26日放送の『今夜くらべてみました』(日本テレビ系 水曜21時)に出演した際には、『純と愛』の第1話放送後から多くのクレームが寄せられていたことを明かし、たまたま見てしまったというクレームの内容については「朝からうるさいドラマだ」「大して可愛くもないのにギャーギャー叫んでんじゃねえよ」といった辛辣な意見で、それを目の当たりにした夏菜さんは「けっこう傷ついちゃって、飲まなきゃやってらんない生活に変わって…朝ドラ中に」と告白し、実際に酒の一升瓶を抱えてラッパ飲みしている画像も公開しています。
<↓の画像は、7月26日放送『今夜くらべてみました』に出演した夏菜さんの写真>
その他にも、『純と愛』の後に放送された『あまちゃん』が好視聴率を獲得したことで、「もう、ボロボロ。あれから朝ドラ見てない」と明かし、当時精神状態がおかしくなっていたという夏菜さんは飲み歩く生活を続け、酔い潰れてマネージャーに抱きかかえられながら帰ったこともあったといいます。
また、『純と愛』がスタートする直前に週刊誌『フライデー』によって報じられた、当時Jリーグ『名古屋グランパス』に所属していた(現在は『サガン鳥栖』所属)MF・小川佳純選手(32)との交際についても言及していました。
<↓の画像が、小川佳純選手の写真>
夏菜さんが撮影の為に大阪に移り住み、小川佳純選手とは1年間は会えなくなったそうで、プライベートや恋愛を大事にしたいという夏菜さんは、「朝ドラ始まる前から、テンションがダウナーになっちゃって」「モチベーションが…。何をもって頑張れば良いのか分からなくなったり」と、『純と愛』への出演がきっかけで破局したことも赤裸々に告白しています。
このように当時を振を振り返りながら、自身のプライベートについても語る夏菜さんに対してネット上では、
- 夏菜もアホだなあ、ぶっちゃけキャラなんて損しか無いんだから朝ドラ女優のイメージを保っとけばいいのに
- 夏菜は遠野凪子みたいになってきてるな
- 夏菜ちゃん大好きやったのに、最近変な方向に行ってる。早く軌道修正しないと遠野なぎこみたいになってしまう。早く昔の夏菜ちゃんに戻ってください。
- もっと女優さんの仕事してほしいなぁ。最近バラエティばかり。しかもいつも同じ話。
- 朝ドラのヒロインは花形なのに、この人は文句ばっかり。いくら脚本が悪くても、あちこちで不平不満ばかり言い続けてると、この人自身の人間性を疑う。嫌いではなかったけど、嫌いになった人多いと思う。色々な思いがあっても、世間に名前を知られたのだから感謝するべきでしょ!
といった声が上がっています。
夕刊紙『日刊ゲンダイ』は、そんな夏菜さんについて、女優としての仕事量は明らかに減少している一方で、バラエティ番組での仕事量は増えており、所属事務所『トヨタオフィス』には他に活躍しているタレントが矢田亜希子さんぐらいしかいないため、女優としての仕事にこだわらずバラエティでもとにかく出演させ、女優としての起死回生を目論んでいるのではないかと憶測しています。
しかし、ドラマ制作者からは冷ややかな反応が上がっているとし、NHK関係者は「オーディションのときから酷かった。皆、セリフを暗記してくるなか、彼女はただひとり、台本片手に演じた。基本中の基本であるセリフを覚えてこなかったんです。“あれはないな”って思いましたが、ふたを開けてみればヒロインに大抜擢。正直、不思議でしたね」と語り、ドラマ制作関係者も「撮影現場に来ても、酒臭くてソファで寝てるのが日常茶飯事。どこか仕事をなめてるところがあって、当たり前のことをきちんとやらない女優でしたね」と痛烈に批判しています。
また、ニュースサイト『ビジネスジャーナル』が報じている記事でも、テレビ業界関係者が「朝ドラ撮影中、夏菜さんの情緒不安定さは有名でした。新人タレントや女優にはありがちなんですが、急に泣き出したり、撮影時間に来なかったり。彼女の場合はとにかく気が強い。」と語っています。
これらの証言の真偽のほどは定かではないものの、業界内でイメージが悪化していることも仕事が減っている原因なのかもしれません。
そんな夏菜さんは、女優業は本望ではない様子で、「いつからか、ちょっと間違って。女優さんになれちゃって」「バラエティのほうがすごく楽しい」と語っています。
ですが、『純と愛』出演時の不満を述べ、酒浸り生活を送っていたことなどを告白する現在のぶっちゃけキャラに対しては厳しい声も多く、今後もこのキャラでタレントとして活躍出来るかどうかは不明で、今後さらに仕事が減るという可能性もありそうです。
現在は大分落ち着いているように感じられるものの、精神的に不安定な部分があり、仕事が減ることで再び情緒不安定になってしまうという心配もありますが、果たして今後どうなっていくのでしょうかね…。