昨年末をもって芸能事務所『田辺エージェンシー』を退所、独立した俳優・堺雅人さん(49)が、2020年7月期放送の『半沢直樹』以来3年ぶりに、TBSの日曜劇場枠(日曜21時)で放送の『VIVANT(ヴィヴァン)』で主演することが正式発表されました。
『VIVANT』には堺雅人さんの他に、阿部寛さん(58)、役所広司さん(67)、二階堂ふみさん、松坂桃李さん(34)という主演クラスの豪華俳優陣が顔を揃えているほか、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』『ドラゴン桜 第2シリーズ』など、数多くのヒット作を手掛けたTBSの演出家・映画監督の福澤克雄さんが演出・原作を手掛ける完全オリジナル作品となっています。
<↓の画像が、夏ドラマ『VIVANT』メインキャストのビジュアル写真>
まだドラマの詳しい内容は明らかにされていませんが、福澤克雄さんは『VIVANT』について、「たまたまラジオから流れてきたある話が非常に興味深く、本作を企画しました。普段はモデルとなる映画やドラマを想定するのですが、本作『VIVANT』はどんなドラマにも当てはまらない、日本ではあまり見たことのないドラマになると思っています。正直怖さもありますが、自分自身も冒険をしている感覚でチャレンジしたいと思っています。誰が敵で誰が味方なのか、視聴者の予想を次々と裏切っていくエンターテイメントをお届けいたします」
とコメントしています。
主演を務める堺雅人さんは、「本プロジェクトでの主演は大きな覚悟が必要だと身が引き締まる思いがしました。台本を読んで、福澤監督はじめ企画した方の深い愛情を感じました。けれども、あまりに壮大で複雑でスピーディーな物語なので、準備が追いついていない状況です。正解は福澤監督の頭の中だけ。でも福澤監督は、全身全霊でぶつかれば全身全霊で応えてくださる方なので、意気込みしかないです!」「本作の詳細はシークレットなので、道で僕に会っても何も聞かないでくださいね(笑)。皆さんの期待を決して裏切らない作品になると思いますので、放送を心待ちにしていてほしいです。」
としています。
出演者たちもまだ作品の詳しい内容を把握していないようで、阿部寛さんも「これからどういう撮影になるのか、どんな作品が完成するのか予測ができません」などとコメントしているのですが、出演者たちは口を揃えて、かなり壮大なストーリーのビッグプロジェクトだと語っています。
そして、堺雅人さん主演の新ドラマ『VIVANT』の情報解禁を受けてネット上では、
- 堺さんと阿部さんなんて主役級ふたりで、ストーリーはあの監督のオリジナルとはすげえなあ
- 日曜劇場が三作ぐらい出来そうなメンツ
- 主演クラス揃えて結局やるのは顔芸なんだろ 見るけどね
- 出演者だけ見て毎週録画決定
- 4月からは福山雅治と大泉洋が共演だろ、日曜劇場が本気出してきたな
- これは……!!半沢直樹と陸王と下町ロケットが合体したような濃密なキャスト。楽しみです!
- 日曜劇場の顔というべき堺雅人と阿部寛。豪華すぎて期待値が高まるので、求められるハードル高くなりそう
- 追加キャストで香川照之出してくるだろう 禊は済んだしもういいだろ?福澤作品には欠かせない存在だよ
- これはちょっと信じられないような豪華キャストで、映画でもなかなか見られないレベル。オリジナルストーリーで誰も展開や結末を知らないってのはワクワク感が増すね
などの声が上がっています。
堺雅人さんが日曜劇場で3年ぶりに主演するとの情報は、独立発表前の昨年秋時点で一部メディアによって伝えられ、共演者として阿部寛さん等の名前がすでに挙げられていたほか、嵐・二宮和也さんの出演も囁かれていました。
こうした超豪華キャストによって映画化や、Netflixなどでの世界配信も見据えた大型ドラマとも言われているのですが、各出演者や福澤克雄さんのコメントを見る限り、ドラマだけでは完結しない可能性はかなり高そうですね。
ちなみに、『VIVANT』では『半沢直樹』などを手掛けた制作チームが再集結するとのことで、日曜劇場の常連俳優・香川照之さんも出演するのではと予想する声もありますが、クラブホステスに対する性加害スキャンダルが波紋を広げ、同枠で昨年された山崎賢人さん主演の『アトムの童』を急遽降板しており、『VIVANT』の出演者として現時点で名前は挙がっていません。
ニュースサイト『日刊大衆』が昨年末に報じた記事によると、『VIVANT』は「ビジネスもの。“企業スパイ”が話の中心になるもの」と言われているほか、事実上の“新・半沢直樹”になるのではと業界内でも注目を集めているといい、ドラマの撮影はすでにスタートしていて、今後はモンゴルでのロケも予定しているとの報道もあります。
また、福澤克雄さんは来年1月で60歳となり定年を迎えることから、『VIVANT』はTBS社員として手掛ける最後の作品とも言われていて、そうしたこともあってかTBSはかなりの予算を注ぎ込んでいるようですし、具体的な内容はまだ明らかになっていませんが非常に楽しみですね。
さすがに半沢直樹超えは難しいとは思いますが、それに匹敵するような重厚で毎週ドキドキワクワクするような脚本・演出に期待したいです。