俳優・堺雅人さんが主演で2016年に放送されるNHK大河ドラマ『真田丸(さなだまる)』の出演者会見が10日に行われ、堺さん以外の出演者がついに明らかとなりました。
堺さん演じる安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した武将・真田信繁(幸村)の父親・真田昌幸を草刈正雄さん、信繁の兄・真田信之を大泉洋さん、姉の松を木村佳乃さん、母の薫を高畑淳子さん、祖母のとりを草笛光子さん、信繁の生涯のパートナーであるヒロインのきりを長澤まさみさんが務めます。
またその他に、信繁の初恋の女性・梅を黒木華さん、信之の正室・小松姫を吉田羊さん、きりの父・高梨内記を中原丈雄さん、梅の兄・堀田作兵衛を藤本隆宏さん、信繁に仕える忍・佐助を藤井隆さん。
徳川家康を内野聖陽さん、家康の側室・阿茶局を斉藤由貴さん、家康の名参謀・本多正信を近藤正臣さん、家康を支えた猛将・本多忠勝を藤岡弘、さん、上杉景勝を遠藤憲一さん、北条氏政を高嶋政伸さん、出浦昌相を寺島進さん、滝川一益を段田安則さん、武田勝頼を平岳大さん、室賀正武役を西村雅彦さんが務めます。
『真田丸』は、脚本家・映画監督等として知られる三谷幸喜さんが、2004年に放送されたSMAP・香取慎吾さんが主演の大河ドラマ『新選組!』以来12年ぶりに脚本を手掛ける作品で、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍し、戦国時代屈指の英雄として知られる人気武将・真田信繁(のぶしげ)の生涯を描く大河ドラマ第55作目。
大河ドラマで真田信繁を主人公にするのは初めてのことであるため、大河ドラマファンからも大きな注目を集めています。
主演を務める堺さんが大河ドラマに出演するのは2004年の『新選組!』、2008年の『篤姫』に続き今回で3度目となり、三谷さんとタッグを組むのは2度目となるのですが、今回の会見で堺さんは「これだけのキャストに囲まれ、ワクワクしています」と胸を躍らせている様子で、「逆風に翻弄されながら、“真田丸”の乗組員の方の愛情や強さにひかれ、僕自身のペースを作りながら、翻弄されながらの1年になると思うが、それが楽しみ。皆さんの素晴らしい演技を期待して、楽しみしています」とコメント。
堺さん演じる信繁の兄・信幸役の大泉洋さんは、2010年放送の『龍馬伝』以来2度目の大河ドラマ出演となりますが、「非常にインキのある役ですし、長野の皆さんの誇りという男を演じることにかなりの緊張をしています。今までのイメージとはだいぶ違う役なので、誠実に演じられればと」と豪華俳優陣に囲まれ、緊張した様子であいさつ。
信繁の最大のライバル・徳川家康役の内野聖陽さんは、「お前じゃないだろ!って声が聞こえてくるようですが、変わった奇想天外な徳川家康が見られると思う。三谷さんの本ですから、こういう家康か!ってのが出てくると思う。三谷さんの家康を存分に楽しんで演じたい」と意気込みを語っていました。
これにネットでは、
- 30年前の真田太平記で幸村を演じていた草刈正雄が、今回で昌幸を演じるというのはいいと思う。放送が楽しみだな
- 堺雅人も正念場だな。低迷し続ける大河を復活出来るか否か。Dr.倫太郎がイマイチの結果だったから背水の陣で臨んでくるだろうね。でも結局は脚本だったり、演出に懸かっているんだけどね。堺雅人だ、キムタクで数字が取れるなら苦労しないからな。NHKには受信料分はいい番組を見せて欲しいよ。
- 信之と家康チェンジしてくれた方が、しっくりくる気がする。何気に阿茶の局の斉藤由貴が、自分的にツボですわ。長澤まさみは、あんまりしゃべらずにお願いしたい。
- 堺さんは新選組で山南総長、篤姫で将軍家定を印象的に演じられたので、信繁も既存のイメージとは違ったあたらしい信繁を見せてくれると思ってます。
そういえば草刈さんは篤姫では阿部老中でしたね!再共演たのしみです。 - 三谷幸喜だから随所に笑いも入れてくるんだろうな。けど清洲会議みたいに話し言葉とかは現代風にアレンジしないほうがいい。中身の濃い作品を期待します。
などのコメントが寄せられていました。
三谷さんの作品は“三谷組”とも呼ばれる三谷さんが気に入った俳優が多く出演する傾向にあり、山本耕史さん、役所広司さん、佐藤浩市さん、鈴木京香さん、小日向文世さん、竹内結子さん等の名前がこれまでに挙げられ、その他に片岡愛之助さん、藤原紀香さん等も出演するのではないかといった噂が出ていたものの、現在のところこれらの方は含まれていないのですが、今後の追加発表にも注目していきたいですね。
今年放送されている井上真央さんが主演の大河ドラマ『花燃ゆ』は、主人公が吉田松陰の妹とほとんど知られていない人物で、更に史実と違う部分があったり、出演者頼みで内容が地味であったりとあまりにも酷い内容であるため、大河ファンから不満の声が相次ぎ、視聴率も1ケタ後半から10%前半という低迷ぶりとなってしまっているので、今作は多くの方が満足するような大河ドラマらしい作品となっていることに期待したいところです。