昨年はドラマや映画への出演はなく、CMのみの出演となっていた俳優・堺雅人さん(48)が、日本テレビ系で3月26日放送のスペシャルドラマ『ダマせない男(仮)』で主演し、この作品は連ドラ・映画化も見据えたビックプロジェクトとの情報を『東京スポーツ』(東スポ)が伝えています。
このドラマは、超お人好しの独身サラリーマンが婚活パーティーで女性詐欺師と出会い、詐欺の片棒を担ぐハメになるというストーリーだそうで、主人公のサラリーマンを堺雅人さん、詐欺師役を女優・門脇麦さんが演じるとのことです。
<↓の画像は、『ダマせない男(仮)』で共演の堺雅人さん、門脇麦さんの写真>
堺雅人さんが日本テレビのドラマで主演するのは、2015年4月期放送の『Dr.倫太郎』以来7年ぶり2度目となります。
日本テレビ関係者は、『ダマせない男』の主演に堺雅人さんが起用された理由について、「高視聴率が見込める堺には是非とも出てもらいたい。一方、堺サイドも前回のドラマが2ケタをキープしたことで、日テレドラマ班に対して決して悪い感情を持っていたわけではない。今回は日テレの熱意にほだされて、出演を決めた」
と明かしています。
こうして堺雅人さんの出演が決まったことで、日本テレビは脇を固める俳優陣のキャスティングに力を入れ、ヒロインを門脇麦さんが演じるほか、堺さんと門脇さんがターゲットにする悪徳不動産社長役を広末涼子さん、伝説の詐欺師役を小手伸也さんが演じ、このドラマ1本で製作費として5,000万円投入するほど、日本テレビは気合が入っているそうです。
<↓の画像は、『ダマせない男(仮)』出演の広末涼子さん、小手伸也さんの写真>
日本テレビは『ダマせない男』の連ドラ化、さらには映画化も見据えて、堺雅人さん側にオファーしたとの情報もあるといいます。
芸能プロダクション関係者は、この作品には1つ懸念事項もあるとし、「詐欺師が主人公のドラマ・映画と言えば、フジテレビの『コンフィデンスマンJP』が独走状態。同じ詐欺をテーマにするだけに、比較されるのは避けられない」
と語っています。
東スポはこのように報じているのですが、堺雅人さんのドラマ主演報道を受けてネット上では、
- 面白そうだし見るよ。良い演技で良い騙しを期待
- 堺雅人好きだから嬉しい〜安心して見てられる。
- 門脇麦ちゃんと撮影が目撃されてたのは日テレのスペシャルドラマだったんだ。連ドラと映画化はマジか?
- 小手伸也が伝説の詐欺師役で出演の時点で、比較どころかパクリと思われても仕方ない
- 詐欺師が出てくる作品は他にもあるから別にいいんじゃない
- メインの堺雅人と門脇麦の他は広末涼子と小手伸也。まんまコンフィメンバーだね
- 唯一の懸念=日テレ制作
- 日テレが映画化も視野にとか、力を入れるドラマほど滑る印象
などの声が上がっています。
堺雅人さんと門脇麦さんが2月中旬に、何かの撮影を行っていたとの目撃情報がネットに上がっていたのですが、どうやら『ダマせない男』の撮影だったようですね。
堺雅人さんは2013年4月に菅野美穂さんと結婚し、2015年8月に第1子となる長男(6)、2018年7月に第2子の長女(3)が誕生したこともあり、子育てのために仕事をセーブしているとされ、現時点で最後に出演したドラマは2020年7月期放送の『半沢直樹』(TBS系)で、その前の連ドラ出演は2016年放送のNHK大河ドラマ『真田丸』となっています。
そのため、堺雅人さんのドラマ出演は非常に貴重で、新作ドラマにも大きな期待が寄せられています。
その一方で東スポも指摘している通り、『コンフィデンスマンJP』と同様に詐欺をテーマにした作品であることや、広末涼子さんと小手伸也さんは『コンフィデンスマンJP』に出演しており、キャストかぶりに対しても懸念の声が上がっています。
さらに、日本テレビが映画化も視野に入れて制作した作品はコケることも多く、昨年放送された広瀬すずさんと嵐・櫻井翔さん共演の『ネメシス』は、公式には発表されていないものの、映画化も視野に入れた大型プロジェクトだと週刊誌『週刊文春』などに報じられており、それによって豪華キャストが顔を揃えたとされていました。
しかし、ドラマの完成度が低かったことで全10話の期間平均視聴率は8.6%、動画配信サービス『Tver』での再生回数も約1,000万回と、同期放送のドラマ中8位と微妙な結果になっており、映画化は消滅の可能性が高いとの情報も流れています。
そのため、堺雅人さんの新作ドラマに期待の声が上がる一方で、映画化も視野に入れている点については懸念の声もあるのですが、堺さんと新垣結衣さんがコンビを組んだ『リーガル・ハイ』シリーズのような面白い作品となることに期待したいですね。