報知映画賞に出来レース疑惑。横浜流星の主演映画『正体』公開前に3冠で物議。主催者が理由説明も疑問の声

テレビ番組・映画 噂・疑惑
  • 1

横浜流星の主演映画『正体』

読売新聞グループの『報知新聞社』が主催の映画賞『報知映画賞』を巡り、“出来レース”疑惑が浮上していると週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』が報じています。

報知映画賞は、スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として1976年に設立し、1978年から始まった『日本アカデミー賞』よりも歴史が古く、今年で49回目を迎えます。

今年の各賞受賞者は11月26日に発表され、同29日から公開がスタートした横浜流星さん主演の『正体』が作品賞、主演男優賞、助演女優賞を受賞し3冠となっており、『正体』は小説家・染井為人さんの同名小説が原作で、2022年には『KAT-TUN』の亀梨和也さん主演でWOWOWが連続ドラマ化しました。

ちなみに、横浜流星さんは2022年に助演男優賞、2023年は主演男優賞を受賞しています。

<↓の画像が、『第49回報知映画賞』受賞一覧>
第49回報知映画賞の受賞作品一覧

今年の報知映画賞の対象作品は、昨年12月1日から今年11月30日までに有料で1週間以上、一般公開された作品もしくは今後公開予定の新作とし、選考方法については、「ファン投票上位から報知映画賞事務局(顧問・渡辺祥子氏)が、原則、作品15、個人10、アニメ5をノミネート。その中から選考委員会で決定します。」としています。

選考委員会のメンバーは、映画評論家の渡辺祥子さん、荒木久文さん、『読売新聞』の文化部映画担当・木村直子さん、『幻冬舎』の見城徹社長、『サイバーエージェント』の藤田晋社長、元『日本テレビ』でフリーの松本志のぶアナウンサー、タレントのYOUさん、映画コメンテーター・タレントのLiLiCoさんとなっています。

そして、週刊女性PRIMEによると、『正体』が一般公開される前に3冠となったことによってネット上で物議を醸し、「ここまで露骨な贔屓ある? 報知映画祭の“闇”を見たわ」「なぜ公開前の作品が受賞してるの? こんなのただの出来レースじゃん」などと、疑問の声が相次いでいたとしています。

報知映画賞の他にも、日本アカデミー賞、『日刊スポーツ映画大賞』も一般投票による賞を設けているとしながら、いずれも得票数が多かった作品や役者に賞が贈られており、報知映画賞は不明瞭さが目立つとも芸能ライターは指摘しています。

週刊女性PRIMEは、出来レース疑惑の浮上を受けて主催の報知新聞社に対して、選定方法や『正体』が3冠となった理由について問い合わせたところ、第49回報知映画賞は、10月1日に『スポーツ報知」紙面(同日付)および弊社ホームページで読者投票を開始した際、投票規定に該当する邦画候補作品として 11月公開の『正体』も掲載しており、投票受付後のノミネートを経て選考委員会で作品賞など各賞の受賞が決定しました。なお、公開前の作品については選考委員が試写会などで鑑賞しておりますと回答し、作品を観たうえで決めたと説明したとのことです。

横浜流星さん主演映画『正体』予告映像

これに対してネット上では、

  • 公開前の映画が受賞なんておかしいだろ! 出来レースも甚だしいわ 『正体』見る気失せた 見ません 視聴者を馬鹿にしすぎてるって
  • 作品に罪はないとはいえ、報知映画賞の件で素直に応援しづらくなってしまったな
  • 『正体』観たが、本当に素晴らしかったし納得
  • 正体 キネマ旬報の評価が15点満点の6点 日経新聞の映画評が5点満点の3点
  • 公開前なのに投票できること自体がおかしいよね、普通にノミネート外じゃん
  • 日本の賞ってマジで意味ない
  • まあ、これが映画賞の「正体」なんですかね

などの声が上がっています。

今年の報知映画賞のノミネート作品のうち、読者投票で1位となった作品も公表されているのですが、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞で1位となった作品は、『SixTONES』の松村北斗さんと上白石萌音さんがW主演で、2月に公開された『夜明けのすべて』でした。

また、松村北斗さんは6月公開の大泉洋さん主演『ディア・ファミリー』でも、読者投票1位で助演男優賞にノミネートしていました。

組織票による作品は選ばれなかった形ですが、公開前の作品もノミネート対象としているのは疑問ですし、横浜流星さんは昨年にも映画『ヴィレッジ』と『春に散る』で主演男優賞を受賞していたのですが、『ヴィレッジ』の監督は『正体』と同じく藤井道人監督でした。

藤井道人監督の所属事務所は、選考委員会のメンバー・藤田晋社長が代表を務めるサイバーエージェントの子会社『BABEL LABEL』で、こうした関係性が背景にあって選ばれたのではないかと疑ってしまいます。

報知映画賞に限らず日本アカデミー賞や、スポーツ紙の映画担当記者で構成の東京映画記者会が主催する『ブルーリボン賞』などに関しても、大手芸能事務所や配給会社への忖度などによる出来レース疑惑があり、国内の映画賞を受賞しても価値無しとの声が上がるのも仕方がないと思いますね。

参照元
  • https://www.jprime.jp/articles/34501
  • https://www.hochi.co.jp/award/hochi_eigashou/
1件のコメント↓コメント投稿
  1. 1
    匿名
    ID:Yzc5ODM5MD

    これが正体は上手いな

コメントを残す

前の記事次の記事
芸トピの最新ニュースをお届け!