4月期の民放連続ドラマは佐藤健さんが主演の『天皇の料理番』(TBS系)を除いて全て最終回を迎え、7月よりスタートするドラマに注目が集まっていますが、俳優の堤真一さん(50)が1999年に放送された『ザ・ドクター』(TBS系)以来、16年ぶりに主演を務める『リスクの神様』(フジテレビ系)が大コケしてしまうのではないかと心配の声が上がっているようです。
この作品には堤さんの他に、女優の戸田恵梨香さん、V6の森田剛さん、小日向文世さん、志賀廣太郎さん、古田新太さん、山口紗弥加さん、満島真之介さん、吉田鋼太郎さん等が出演し、どのような権力にも臆することなく不正利益供与や食物への異物混入など、企業の様々なトラブルを解決させようと奔走する危機管理の専門家たちによる社会派のドラマとなっており、堤さんが演じるのはアメリカから日本の一流商社「サンライズ物産」にヘッドハンティングされ、危機管理対策室長として雇われた危機管理専門家という役どころです。
堤さんが出演したフジテレビのドラマというと、1996年放送の『ピュア』、2000年放送の『やまとなでしこ』、2002年放送の『恋ノチカラ』など数多くの作品に出演し、『ピュア』と『やまとなでしこ』は平均視聴率が20%を超えたヒットドラマとなっていることから期待をされているのですが、『リスクの神様』が放送される水曜22時のドラマ枠で4月期に放送された阿部サダヲさんが主演の演『心がポキっとね』は、初回平均視聴率で10.4%を記録したのを最後に、その後5~7%と1ケタ台の数字で推移して全10話の平均視聴率は6.6%という結果に。
そして、同時間帯には日本テレビ系で、杏さんが主演を務め全10話の平均視聴率16.0を記録した『花咲舞が黙ってない』の第2シリーズが放送されることから、苦戦を強いられることが予想されています
また、フジテレビは過去に高い人気を誇っていたタレントや俳優を積極的に起用し、『心がポキっとね』には山口智子さん、SMAPの香取慎吾さんが主演の『SMOKING GUN~決定的証拠~』に鈴木保奈美さんを起用したものの、いずれも大コケし全話の平均視聴率は2ケタに届いていないことから、堤さんが16年ぶりに主演に起用されましたが大コケしてしまうのではないかと不安視されているようです。
これにネット上では、
- 同じキャストでテレビ朝日が制作した方が面白そう
- 面白そうだけど、裏が花咲舞が黙ってないの続編だから厳しいだろうな
- 内容が良ければ見るが、フジテレビじゃ期待できないな
- 大コケは無さそうだけど、大した数字は獲れないかもね
- フジテレビはここまで連続して数字が悪いと、その内出演NGの俳優も出てきそう
などのコメントが寄せられていました。
フジテレビのドラマは他局以上に近年視聴率が低下しており、4月期に放送されたドラマで全話の平均視聴率が2ケタを超えたのは、嵐の相葉雅紀さんが主演を務めた『ようこそ、わが家へ』のみ。
更に、AKB48の渡辺麻友さんと稲森いずみさんを主演に起用し、火曜22時枠で放送された『戦う!書店ガール』は、第6話から3%台に突入して第7話で3.3%という同枠史上最低の視聴率を記録、その結果1話分カットされることになりました。
こうした不調ぶりによって今期放送されたドラマの平均視聴率はTBSよりも低く、今年3月をもって火曜21時のドラマ枠を廃止してバラエティ枠に変更され、今後更に絞り込みが行われ、月曜21時の月9枠ともう一つ枠を残し、現在の4枠から2枠に絞り込みを行うのではないかと囁かれるようになっています。
フジテレビは、かつては高視聴率を獲得するようなドラマを数多く放送していたものの、局のイメージ悪化や迷走ぶりも相まって視聴率を獲得するのが非常に難しくなっていますが、果たして『リスクの神様』は大コケを避けることは出来るのでしょうか…。