俳優の堤真一さん(51)が主演のドラマ『リスクの神様』(フジテレビ系)の第7話平均視聴率が3.7%と自己最低の数字を記録したことが明らかとなり、打ち切りの可能性もあるのではないかと囁かれています。
『リスクの神様』は、不正利益供与や食物への異物混入など、企業の様々なトラブルを解決させようと奔走する危機管理の専門家たちによる社会派のドラマで、主演の堤さんは「the God of risk」(リスクの神様)と呼ばれる危機管理のエキスパート・西行寺智役を演じ、ヒロインである部下の神狩かおり役を女優の戸田恵梨香さんが演じています。
堤さんが連続ドラマで主演を務めるのは、1999年放送の『ザ・ドクター』(TBS系)以来16年ぶりで、堤さんと戸田さんの他にはV6の森田剛さん、小日向文世さん、志賀廣太郎さん、古田新太さん、山口紗弥加さん、満島真之介さん、吉田鋼太郎さんなどの人気俳優が出演し、社会派のドラマという点からも注目を集めていました。
しかし、『リスクの神様』と同時間帯には日本テレビ系で、女優の杏さんが主演の人気ドラマ『花咲舞が黙ってない』の第2期が放送されており、7月8日に放送された『リスクの神様』の初回平均視聴率は7.0%。一方の『花咲舞が黙ってない』は倍以上の14.7%を記録しており大惨敗。
さらにその後も低迷を続け、第2話の平均視聴率は第2話は6.0%、第3話は5.7%、第4話は5.0%、第5話は4.8%、第6話は4.9%と、4%台後半から5%台で推移し、約13~15%の数字を獲得している『花咲舞が黙ってない』とは大きな差を付けられてしまっています。
放送開始当初より視聴者からは「脚本は面白い」「今クールのドラマで一番楽しみ」といった声が上がっていたものの、それが数字につながらず、ついに打ち切りラインと言われている4%以下の数字を第7話で記録してしまったのですが、主演の堤さんのキャリアを大きく傷つけてしまったと言われています。
堤さんが過去に出演したフジテレビ系のドラマは好視聴率を獲得し、『ピュア』(1996年)、『やまとなでしこ』(2000年)、『ランチの女王』(2002年)、『SP』(2008年)など数多くのヒットドラマがあり、俳優として高く評価されていました。
しかし、今回4%台を下回り放送回数が調整される可能性は十分にあるといわれており、もし予定していた放送回数が10回だったとすると、別のスペシャル番組などを挟んで話数を減らす可能性があるとのことです。
今年7月期に各局でスタートしたドラマ中、初回平均視聴率が10%以上の数字を記録したのは5本のみとなっているのですが、28日時点で2桁の数字をキープしているのはわずか2本と、各局のドラマが苦戦を強いられているものの、特に酷いのがフジテレビ。
同局の月9枠(毎週月曜日21時~)で放送のドラマは以前まで、当たり前のように高視聴率を獲得していたものの、今期放送の『恋仲』は初回平均視聴率が9.8%で月9史上最低の初回平均視聴率でスタートし、第3~5話は2桁まで数字を上げたものの第6話で自己最低の9.5%にダウン。
ニュースサイト『アサ芸プラス』によって打ち切り疑惑を報じられ、その後フジテレビ広報部が打ち切り説を否定したものの、通常よりも1話少ない9話で終了予定であることが明らかとなりました。
また、EXILEのAKIRAさんが主演の『HEAT』は現在8話まで放送されていますが、3%台の視聴率を5回記録、第6話では2.8%と衝撃的な数字を記録して大きな話題になり、来年続編となる映画が公開されるものの、打ち切りが決定して9月1日放送の9話で終了となるといわれています。
この2本のドラマに続き『リスクの神様』も打ち切りとなると、堤さんだけでなくフジテレビも受けるダメージは相当なものだと思いますが、今後どうなるかに注目をしたいところです。