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坂本勇人の妊娠中絶強要問題、ネット大炎上もテレビのワイドショーが報じないワケ。古舘伊知郎はメディアに苦言

坂本勇人選手の女性スキャンダルをマスコミがスルーの理由を文春報道。忖度や巨人の圧力疑惑も真相は…

週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』が10日に報じた、プロ野球『読売ジャイアンツ(巨人)』のキャプテン・坂本勇人選手(さかもと・はやと 33歳)の妊娠中絶スキャンダルが大きな波紋を広げ、現在もネット上では炎上状態が続いています。

しかし、主要スポーツ紙やテレビ局はこの問題を完全スルーし、さらに巨人は文春オンラインの取材に女性とのトラブルを認めつつ、すでに示談が成立しているとして、特に処分を下すことなく試合への起用を継続しており、坂本勇人選手は17日の試合にもスタメン起用されています。

こうした対応を巡っても非難の声が噴出する中で、文春オンラインはまた新たに、マスコミがこの問題をスルーしている理由、裏側を報じ、さらなる波紋を広げています。

文春オンラインによれば、坂本勇人選手と数年にわたり男女関係にあったA子さんの妊娠と中絶強要、A子さんのうつ病発症と自殺未遂が報じられた後、全国放送されている某ワイドショー番組のスタッフが、スタッフ全員が共有するグループチャットに、文春に出てた巨人坂本選手のネタ、取り扱いNGです。巨人からこれを扱ったら、長嶋さん関連の情報を渡さないとなっているそうです…とのメッセージを投稿したとのことです。

このメッセージは、文春オンラインが記事を配信してから3時間後に投稿されたといい、メッセージを見たワイドショースタッフは文春オンラインの取材に、「これまでもジャニーズのタレントの不祥事が週刊誌などで報じられた際にも“取り扱いNGです”というメッセージが届くことはあったので、坂本に関するNGメッセージが回ってきたときも『これもか。仕方ないね』と、諦めムードが現場で漂いました。ただ、異例だったのは今回は『もし扱ったら長嶋さんの情報が入らなくなる』という“交換条件”がついていたこと。普段だったら、理由がわざわざ書き込まれることはありませんから。」と明かしています。

この「長嶋さん」とは、巨人の終身名誉監督・長嶋茂雄さん(86)のことを指し、長嶋さんは6日に軽度の脳内出血で緊急搬送され、その翌日に各メディアが一斉にこのトラブルを報じました。

巨人は9日に、次女でスポーツキャスター・長島三奈さんの伝言を発表し、三奈さんは長嶋茂雄さんが緊急搬送された経緯、現在の状態について、「自宅で尻もちをついた際、後頭部を打ち、脳内に多少の出血がありました。素早く処置していただいたので影響はまったくなく、父は昨日から一般病室で手足のリハビリを始めています。意識ははっきりしていて、声も力強く元気です。」と説明していました。

<↓の画像は、長嶋茂雄・終身名誉監督と次女・長島三奈さんの写真>

坂本勇人選手のスキャンダルはその翌日に報じられたのですが、前出のワイドショースタッフは、「もし仮に長嶋さんがお亡くなりになった時に、弊社だけ情報が入らない、いわゆる“特オチ”の状態になったら……そう考えたら、坂本の件を扱えないのも仕方がないのかと思いました。ただ、わざわざ、こんな背景事情まで明かして『お前ら、わかっているよな』と言わんばかりに現場に周知徹底を図るなんて、上はいつも以上にナーバスになっているなという印象を持ちました」と語っています。

ただ、文春オンラインは、実際に巨人側がマスコミに圧力を掛けたのか否かは現時点で不明とし、他のテレビ局や新聞社にも同様の情報が出回り、坂本勇人選手のスキャンダルを報じなかったのかも定かではないとのことです。

これについてスポーツ紙記者は、「巨人の広報部は百戦錬磨ですから、ハッキリNGを通達したり、ましてや交換条件を提示することはあり得ません。その事実が明るみに出たら『メディアへの圧力をかけていた』と大スキャンダルになりますからね。せいぜい『坂本の件、やるの?』とふわっと圧をかけるくらいでしょう。それを担当記者が正確に忖度して、社内にNGを伝えたのだと思います」と推測しています。

文春オンラインは真相を確かめるため、メディアに圧力をかけたのか否かを巨人に確認したところ、「今回のご質問にある情報は全くの誤りであり、事実無根であることを指摘いたします」と回答し、キッパリと否定したとのことです。

前出のスポーツ紙記者は、「巨人軍が問題にしていない以上、それをあえて報じるだけのメリットはどの社にもない」とした上で、今後もしもスキャンダルが原因でスポンサー撤退など、活動に影響が及ぶようであればスポーツ紙やテレビもスキャンダルを報じるだろうと語っています。

しかし、球団に同行して取材を行う“番記者”たちの間では、坂本勇人選手のスキャンダルは絶対に触れてはいけない“タブー”になっているそうで、試合後の取材などで原辰徳監督にこの件を質問する記者は誰一人いなかったとのことです。

一方、坂本勇人選手のスキャンダルが出た後の巨人サイドの反応について球団関係者は、「チームの雰囲気は“通常営業”です。もともと坂本選手の派手な女性関係は有名で、球団側も『明白な犯罪行為でないなら処分しない』というスタンスで乗り切りたいようです。」と明かしています。

ただ、巨人ファンからも今回のスキャンダルは怒りの声が上がり、グッズやチケットの売り上げなどにも影響が及ぶ可能性もあるため、球団は世論の動きを注視しているといいます。

この報道を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

マスコミの大手に対する忖度は今に始まったことではなく、これまでに原辰徳監督も含めて、巨人の様々な選手のスキャンダルが報じられているものの、近年では刑事事件にまで発展した野球賭博を除き、スポーツ紙やテレビ局が大々的にスキャンダルを報じたのを目にした記憶はないですね。

こうしたメディアの忖度に対しては、フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんも先日、自身のYouTubeチャンネルで疑問を投げかけており、クラブホステスに対する性加害問題を報じられた香川照之さんを引き合いに出しながら、「なんでスポーツ紙が、僕の知っている限りではこれのご乱行を書かないんですか?他の芸能人は書くのに僕が知っている限り全然書いてないんじゃない?なんでスポーツ選手で一流の選手だとそれこそ区分けして書かないんですか?なんでジャイアンツのトップ、キャプテンをやっているすごいスター選手だと系列が別なところであってもスポーツ紙って書かないんですか?」などと語っています。

続けて、「一部スタープレイヤーのスポーツアスリートは守られるんだ。そんな区分けは絶対ダメで、何をやったか、人をひとりどう傷つけたのかとか。それに対しては償わなければいけない」などと語り、記者会見を行うなど、禊なりをキッチリするべきだと持論を展開しています。

古舘伊知郎さんがメディアの忖度に苦言を呈した動画

その一方、坂本勇人選手の元後輩であり、野球賭博事件で懲役1年2ヶ月・執行猶予4年の有罪判決を受けた元巨人・笠原将生さんは、自身のYouTubeチャンネルで坂本選手を徹底擁護し、世間の批判に対しては、「なんで示談しとんのにキャプテン辞めろとか、試合出るなとか抹消しろとか言われないかんの。むしろ活躍しとうやん、ファンを喜ばしとるやん、何が悪い?」などと語っています。

このように様々な声が上がっているのですが、メディアが忖度して問題行動を報じず、さらに巨人が処分も下さずに起用を続けていることによって、坂本勇人選手本人が言動を反省せず、自由奔放な振る舞いを続け、多くの被害者を出す結果に繋がっているのではとの見方もあります。

少なくともメディアは巨人に忖度することなく、坂本勇人選手が起こした問題を大なり小なり伝えるべきなのではと思いますね。

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