交際のあった30代のホストから現金3万円を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂の容疑で18日に逮捕、21日に釈放された元タレントでセクシー女優の“ANRI”こと坂口杏里さん(26)の深刻なホスト依存、借金事情が関係者らの証言などによって明らかになってきました。
各報道によると、2013年に母親で女優の坂口良子さん(57)が亡くなり、これがきっかけで坂口さんは情緒不安定になったといい、良子さんの遺産で東京・新宿の歓楽街・歌舞伎町のホストクラブにハマり、数千万円とも言われる遺産を使い果たした後には、ホストや友人に借金を重ね、膨れ上がった借金を返済するために昨年10月にセクシー女優に転身。
セクシー女優転身後もホストクラブ通いを続け、セクシー作品への出演料もホストクラブで使い果たしてしてお金が底を突いていたようで、多額の売掛金(ツケ)で3大ホストクラブグループの1つからは出入り禁止。
その後、他グループの店舗に通うようになったものの、そこでも支払いが滞り気味だったといい、タクシー代すらも借りていたという関係者の証言も出ています。
そうした中で、24日放送の『バイキング』(フジテレビ系 月~金曜 午前11時55分)には、事情に詳しいホストとして、歌舞伎町のホストクラブ『CANDY』の代表取締役で、ホストジャーナリスト・心之♂友也さん(こころのともや)がVTR出演し、ANRIさんの目撃情報が一番あったのは「去年の春から夏」「週によってはほぼ毎日という感じ。週6日くらい」と証言。
また、追加料金が1、2万ほどかかるVIPルームに座り、10万円を超える高級シャンパン、50~60万円を超えるような高級ブランデーを注文し、日によっては1回500~1,000万円もするシャンパンタワーも入れていたといい、1ヶ月のホストクラブ代金が100万円~数百万円を超えていたそうなのですが、最近は困窮していた様子で、あまり派手に遊んでいる印象はないと明かしていました。
<↓の画像が、『バイキング』の取材に応じ、坂口杏里さんのホスト豪遊について語る心之♂友也さん>
この日の番組には、昨年12月に坂口さんと番組共演がきっかけで、連絡を取り合うようになったタレント・加藤紗里さん(26)もVTR出演し、坂口さんから借金依頼があったことを告白。
これについては今年2月に週刊誌『週刊新潮』がスクープしたものの、坂口さんは『バイキング』の取材などで完全否定していたのですが、加藤さんは今回その証拠となるLINE上でのやり取りを番組で公開。
<↓の画像は、借金依頼疑惑を完全否定していた坂口杏里さんの写真>
加藤さんによると、番組で共演しLINEを交換してから4、5日後の昨年12月17日に、「さりに超お願いがある」「財布無くして家賃生活費含めて年内で50万必要で、うち次の給料が24なんだけど、借りれないかな…」というメッセージが届いたとのこと。
<↓の画像が、『バイキング』で再現したLINE上でのやり取り>
さらに、番組が調査を行ったところ、双子アイドル『ららぴ・るるぴ』の姉・ららぴさんにも借金依頼をしていたことが判明しており、番組の取材に応じたららびさんは、12月3日に届いたLINEのメッセージを公開。
坂口さんはららぴさんに、「財布無くして今発行中なんだけど、10日に給料入るからそれまで20万借りれないかな。家賃払えなくて困っている…こんなお願いしたくないんだけど、10日に必ず返す」というメッセージをLINEで送っていたことが明らかになっています。
<↓の画像が、『バイキング』で再現したららぴさんに送ったメッセージ>
ちなみに、2人はSNS上で交流があったものの、一度も会ったことがなく、そのような関係の人にも坂口さんが借金依頼していたことが判明しています。
その他にも、番組にゲスト出演していた関西の大手ホストクラブ『DEEP GROUP』のエグゼブティブティププロデューサー・ニャンニャさんは、坂口さんが自身の誕生日に「口座番号入りの借金おねだりメール」を送っていたと明かしており、3月3日が誕生日だった坂口さんは、誕生日プレゼントは現金でと周囲に伝えていたようです。
なお、番組では坂口さんの所属事務所が発表したコメントの内容も公開し、現在まだ警察による捜査が続いていることから、公の場に本人が出てコメントすることは難しいと説明した上で、今後については「興味感心をお持ちの皆様や 御心配くださっている皆様に早期に本人から直接ご説明の機会を設けられますよう努力してまいります。所属タレントの軽率な行動でお騒がせしておりますこと、深く反省し、また重ねておわび申し上げます」としています。
<↓の画像が、『バイキング』で公開された所属事務所のコメント>
このように周囲から一斉に借金事情などが暴露され、坂口さんに同情する声も多く上がっているのですが、あまりにも酷い状態にあったことから、正直なところ自業自得なのではないかと思ってしまいます。
しかし、「ギャンブル依存症問題を考える会」代表・田中紀子さんによれば、坂口さんのホスト依存は生い立ちも関係しているのではないかと分析し、依存度は「重症」だといい、今後についてはカウンセリングを受けてメンタルケアが必要だとしており、4年前に母親が亡くなってからおかしくなってしまった様子なので、この点については少し同情してしまいますね。
坂口さん自身、今後はホスト依存からの脱却に向けて何か行っていこうと考えているのかは分からず、またセクシー女優として活動していきながら、ホストクラブで遊ぶという生活を繰り返すという可能性も十分あるとみられますが、今回の事件をきっかけに、この泥沼状態から抜け出せるように頑張ってほしいものですね。