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フジテレビ今年秋の改編内容…シンソウ坂上は打ち切り、Live News イット!は榎並大二郎アナ、バイキングは伊藤利尋アナ加入へ

坂上忍のパワハラ疑惑問題にフジテレビが言及。バイキングMOREに変更し放送時間延長、改編発表にネットの反応は…

フジテレビが7日に10月期の改編内容を発表し、平日昼の情報ワイドショー番組『バイキング』(平日午前11時45分~13時45分)が、9月28日から番組名を『バイキングMORE』に改めて約3時間の番組になることや、改編後のレギュラー出演者も明らかにし、総合MCを務めている俳優・タレントの坂上忍さんによるパワハラ疑惑報道にも言及しています。

フジテレビは10月の改編テーマを「プラスの改編」とし、「情報、報道番組をプラス。明るく前向きになれるバラエティー番組をプラス」していくといい、『バイキングMORE』は放送時間を【午前11時55分~14時45分】の約3時間とし、坂上忍さんが引き続きメインMCを務め、進行MCとしてフジテレビのエース・伊藤利尋アナウンサーが加わります。

ちなみに、伊藤利尋アナは2014年4月に『バイキング』がスタートしてから2015年3月末までの1年にわたり、月・水・金曜日の進行を担当していました。

新たな曜日MCとして、月曜日に元フジテレビでフリーの高橋真麻アナ、火曜は『ブラックマヨネーズ』の吉田敬さん、小杉竜一さん、水曜は『おぎやはぎ』の矢作兼さん、小木博明さんが出演し、これまで木曜MCを務めていたフットボールアワーの出演は発表されていません。

『バイキング』の放送時間延長により、情報ワイドショー番組『直撃LIVE グッディ!』(平日13時45分~15時50分)は25日をもって打ち切り終了となります。

また、元フジテレビでフリーの“カトパン”こと加藤綾子アナがメインキャスターを務めるニュース番組『Live News it!』(平日16時50分~19時)は、9月末から番組名を『Live News イット!』に変更、放送時間も【15時45分~19時】と1時間繰り上げ、現在『バイキング』で進行を担当の榎並大二郎アナが新たにメインキャスターとして加わります。

この他にゴールデン帯では、『直撃!シンソウ坂上』(木曜21時)が打ち切り終了となり、10月8日から後番組『千鳥のクセがスゴいネタGP』がスタート、日曜20時からの2時間番組枠は「日曜THEリアル!」から「日曜ワンダー!」に名称変更し、家族が楽しめるようなバラエティ番組を放送するとしています。

フジテレビの齋藤翼・編成部長は改編発表会見で『バイキング』のリニューアルについて、「お昼の時間に何が望まれるか坂上さんと時間をかけて話し合った。坂上さんにしかできない建前なしの本音トーク&ニュースショーとして生まれ変わり、『バイキングMORE』としてお願いすることになった」と説明しています。

<↓の画像が、フジテレビの齋藤翼・編成部長の写真>

さらに、週刊誌『週刊文春』などに報じられている坂上忍さんのパワハラ疑惑問題について言及し、「毎日の生放送でいろいろな意見を交わしたり、時には激しい議論になったと報告を受けていいます。坂上さんから我々スタッフがお叱りを受けることもあれば、我々スタッフが坂上さんに意見を申し上げることもあるが、パワハラという認識はなかったと考えている」とパワハラ報道を否定しています。

会見で司会を務めた伊藤利尋アナも過去に番組で共演していましたが、「ご一緒してきた中では、文春さんが書かれたようなニュアンスは正直感じていない」とパワハラを否定し、「僕は長く可愛がってもらってるし、いっぱいおごってもらってますから、またおごってもらいたいと思います」と語っています。

<↓の画像が、改編発表会見に出席した伊藤利尋アナの写真>

また、フジテレビのアナウンス室部長の立場から、「(パワハラ被害者とされる)榎並アナは坂上さんの元で相当育ててもらった」「日々の制作過程では議論は常に起こっている。そこで坂上さんが変に丸くなられても嫌だなというのが正直な気持ち。風通しよく、日々のオンエアを迎えられるよう環境作りすることも僕の仕事の1つ」だと語っています。

『バイキングMORE』を手掛ける加藤正臣・チーフプロデューサーは坂上忍さんについて、「マジメで勉強熱心。子役から第一線で活躍され、仕事にストイックで妥協を許さないところは尊敬するし、10月からの番組を楽しみにしている」とコメントしています。

そして、フジテレビの改編発表会見を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

『バイキング」は2014年に『笑っていいとも!』の後番組としてスタートし、月曜MCだった坂上忍さんは2015年春の改編時に総合MCに昇格、その後の番組内容のリニューアルなどもあって視聴率が上昇し、坂上さんは番組内で絶対的な力を持つ存在になったとされています。

そうした中で出演者の交代が相次ぎ、坂上忍さんの言動を巡ってパワハラ疑惑も浮上し、6月には『週刊女性』が坂上さんのパワハラ問題や『バイキング』の終了を報じ、番組制作チームの一部スタッフが体調不良で休職中で、それは坂上さんのパワハラによるストレスが原因とも言われているとしていました。

さらに、『週刊文春』も9月3日発売号で坂上忍さんのパワハラ疑惑を報道、フジテレビの上層部に坂上さんのパワハラ告発があり、番組スタッフに対して聞き取り調査が行われていたことが明らかにされました。

記事ではフジテレビ社員が、「以前から坂上さんに『なんでできねえんだよ!』などと面罵された“被害者”は数えきれないほどいました。6月中旬には坂上さん本人にも事情聴取が行なわれ、彼は『時事ネタを扱う態勢を整えないフジにも問題がある』などと答えたようです。調査の経緯は文書にまとめられ、編成局はじめフジの上層部にも報告されました」と証言しています。

また、『週刊文春』の取材班は坂上忍さんに直撃取材を敢行し、番組スタッフ等へのパワハラ疑惑について聞かれると、「今の時代相手がパワハラだと言ったらパワハラだと。僕はそれ、暴論だと思っているんですけどね。それは僕に聞くより判断するのはフジテレビさん。フジテレビさんがOKだからこそ今の僕があるし、(改編後の)10月以降も番組に出られるんじゃないですか」と答えています。

フジテレビも取材に対して、「『バイキング』の制作過程においてパワハラにあたる行為はなかったものと認識しております。弊社は法令順守に努めており、パワハラなどのハラスメント行為については適切に対応しております」と回答し、坂上忍さんのパワハラを否定しています。

坂上忍さんは『週刊文春』の報道に危機感を抱いたのか、『バイキング』の生放送でも自身のパワハラ疑惑報道に言及し、「正直な感想として、パワハラを上回っている。僕が絶対権力者のように、キャスティング権、フジテレビさんの人事権を握っているようなワンマンな人として描かれているんです。一介のタレントが、キャスティングはもちろん大会社の人事権を掌握できるはずもない」などと、報道内容を否定しています。

このように坂上忍さんとフジテレビ側はパワハラを否定しているのですが、パワハラの有無は不明ながら、もし実際にパワハラと受け取られかねない行為があったとしても、秋以降も番組の司会を務める坂上さんがパワハラをしていたと認めるはずがありません。

番組スタッフへのパワハラは決定的な証拠が無いため何とも言えませんが、坂上忍さんが共演者たちにキツく当たることも多々あり、その姿を見て不快に感じている視聴者が多くいることは事実で、番組のイメージが悪化しないよう必死に火消しを図っていることに対しても、冷ややかな反応が多く見受けられます。

それでもそこそこの視聴率を獲得していることで、『バイキング』は9月末から放送時間が約1時間拡大して3時間番組となるわけですが、フジテレビの坂上依存度がより高まることによって、また新たなトラブルが勃発しそうな気がしてならないですね。

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