4月の改編で放送時間が約1時間拡大となった平日の昼帯で放送の情報・バラエティ番組『バイキング』は、2014年の放送開始時から低視聴率を連発し、早々に打ち切られるのではないかと散々囁かれていたものの、終了することなくついに放送開始3年目に突入しました。
春の改編で変化があったのは、放送時間や番組の内容だけでなく、レギュラー出演者にも大きな変化があり、今年の3月をもって番組スタート時より火曜日MCとして出演していたEXILE/三代目 J Soul BrothersのNAOTOさん、曜日レギュラーのEXILE8/GENERATIONSの関口メンディーさん、お笑い芸人・ケンドーコバヤシさん、E-girlsのAmiさん、鈴木奈々など、10人が番組を降板し、新たな出演者が加わっています。
『バイキング』は2014年4月にスタートして以来、これまで2年の間に降板したレギュラー出演者の人数は31人となっているのですが、21日発売の週刊誌『女性セブン』は、あまりにも出演者の降板が多い理由として、番組総合司会を務めている俳優・タレントの坂上忍さんによるセクハラ・パワハラ事件を報じています。
同時間帯に放送されている『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)は2011年からスタートし、番組を降板したのは計21人、2009年スタートの『ひるおび!』(TBS系)を降板したのは7年間で計41人、それと比較して『バイキング』は2年間で計31人と異常な多さなのですが、その理由について複数の番組関係者は、「原因の1つはメインMCの坂上忍さん(48才)だといわれています。彼の尊大さについていけなくなり、番組を降りてしまうというんです。出演者だけじゃありません。多くのスタッフも悲鳴を上げています。なんとかして、と…」と語っているとのこと。
同誌によると、午前9月から始まる番組スタッフの最初の仕事は、最寄りのコンビニにて酒とつまみを買うことで、坂上さんがスタジオ入りする10時までに控え室へ並べておくためなのだそうです。
番組スタッフによれば、坂上さんは局入りすると本番収録前に酒盛りを始め、幹部スタッフも坂上さんに酒を注いでいて、注意したりいさめる雰囲気はなく、坂上さんはビールや缶チューハイを4~5本飲んだ後に2時間の生収録を行うといい、これが月~金曜日までの毎日続くそうです。
さらに、番組収録が終わるとまた酒盛りが始まるといい、半ば無理やり付き合わされるレギュラー出演者がいることが問題となっていたそうで、曜日MCを務めていたNAOTOさんはそこによく呼ばれており、所属するEXILEは体育会系のノリで上下関係を重んじるため、先輩に呼ばれたら必ず行き、礼儀正しいことから坂上さんのお気に入りだったそうです。
しかし、NAOTOさんは「こんなことばかりしてていいのかな」と悩んでいたといい、今年3月に番組を降板しています。
<↓の画像が、NAOTOさんの写真>
NATOさんと同じタイミングでAmiさん、関口メンディーさんも番組を降板しているのですが、3人同時に降板した原因を取材していくと、レギュラー陣の降板に関わるある事件に行き着いたといいます。
<↓の画像左が関口メンディーさん、右がAmiさん>
事件があったのは昨年9月に、東京・六本木の某居酒屋で行われた番組の中打ち上げでのことで、坂上さんが主体となり、スタッフ全員の労をねぎらうための宴会だったといい、参加者は全レギュラー陣と番組スタッフの総勢100人を越える大宴会は、和やかな雰囲気から一転して遺恨を残す会になったとのこと。
参加者の1人によると、男性スタッフたちはどんどん脱がされていき、いい大人たちが下着まで下ろして丸裸となり、大事な部分は手で隠していたものの、度を越えた儒教に対して女性陣はドン引き状態で、会場にいた江角マキコさんやいとうまい子さんは無言になっていたといい、男性出演者も呆れ顔だったそうです。
その一方で坂上さんは脱いだスタッフを見て大笑いしているだけで、この参加者は「これほど下品な打ち上げは初めてでした。“表沙汰になったら問題になる”と青ざめているスタッフもいました」と語っています。
このような酷い宴会に嫌気が差し、途中で帰宅してしまった出演者もいたそうで、この日以来、レギュラー陣の中により一層不穏な空気が漂い始めたといい、芸能関係者は、「番組に出続けていいんだろうか、と。低視聴率に加えて坂上さんの言動、飲み会を開けばあの有様です。一部出演者の事務所の中には、打ち上げ時の乱痴気騒ぎに激怒している人もいましたからね」と明かしています。
さらにこの関係者は、「残ったEXILEのメンバーたちも悩んでいたようです。彼らがHIROさん(46才)や先輩から学んできたのは、目上の人を立てることだけじゃない。下の人間を育てることや、自分たちのパフォーマンスを通じてファンを幸せにすることです。果たして『バイキング』の出演がそこにリンクしているのか。彼らは事務所とスタッフに相談し、結果、番組を降りることを決めました。坂上さん、ひいては番組のやり方に“NO”を突きつけたのです」と、3人が降板を決意した理由を明かしています。
この件について同誌がフジテレビに取材したところ、「そのような事実はございません」と否定したそうなのですが、『バイキング』に以前レギュラー出演していたタレントの所属事務所幹部は同誌の取材に対し、「降板には制作サイドの要望やタイミングなどさまざまな事情がありますが、坂上さんの言動を含め、番組の方向性に疑問があったことは事実です」と話していたとのことです。
そして、これに対してネット上では、
- 坂上さんの罵詈雑言も問題だけど、飲酒して生放送に臨む悪習の方が問題だよ。それを許すテレビ局も問題。
- お酒飲んで仕事してお金貰えるなんていい御身分だね。とても子役指導の人とは思えない
- EXILE系が降板したのは普通につまらないからでしょ
- いよいよ坂上潰しが始まったな。なんか定期的にターゲットが変わるいじめみたいだな。
- お酒を本番前に飲んでるのはちょっと問題かなーと思うけど、EXILEの事務所のメンバーが辞めたのは単純にお昼の番組には不相応だったからな気がする。
- みのさんも、坂上さんも酒飲んで仕事するなんてのは常識はずれもいいところ。芸能界はそれで通用するのは異常。
などのコメントが寄せられています。
番組がスタートする前に酒盛りするなど、普通では考えられないような事をしているわけですが、これに対して誰も文句を言わない理由というのは、『笑っていいとも!』終了後の後番組でプレッシャーが大きく、誰もやりたがらなかった『バイキング』の総合MCを坂上さんも最初は断っていたものの、制作幹部が何度も足を運び頭を下げ、その熱意に負けて引き受けたという経緯があることからだそうで、これによって誰も坂上さんに頭が上がらない関係が出来てしまい、こうした酷い状況を生み出してしまったようです。
『バイキング』は放送開始から3年目となるものの、現在でも数字は上がらずに視聴率は2~3%台で推移しているそうで、レギュラー出演者の入れ替えに関してはテコ入れの可能性も十分にあります。
そのため、『女性セブン』が報じている記事がどこまで本当の話しなのか定かではありませんが、お酒が大好きなことで知られる坂上さんは、早朝4時に起きるとすぐに焼酎のロックを3杯飲むという異常さなので、番組開始前にお酒を飲み、他の出演者に酒を進めていてもおかしくはありませんね。
この話がもし本当だとすると、異常なことをしている司会者と番組スタッフたちが作り上げている番組なわけですから、数字が取れないのも納得です。