19日から配信がスタートしたドラマ『極悪女王』(全5話 Netflix)で、かつてアイドル的人気を誇った女子プロレス界のカリスマ・長与千種さん(ながよ・ちぐさ 59歳)役を演じ、丸刈りにも挑戦した女優・唐田えりかさん(26)がオファーを受けた当時の心境、体を張った役作りなどについて語り、ネット上では賛否の声が上がっています。
『極悪女王』は、1980年代から悪役プロレスラーとして活躍したダンプ松本さんの半生を描いた作品で、主演をゆりやんレトリィバァさん(33)が務め、ダンプ松本さん(63)と抗争を繰り広げる長与千種さん役を唐田えりかさん、長与さんとタッグチーム『クラッシュギャルズ』を組むライオネス飛鳥さん(61)役を剛力彩芽さん(32)が演じています。
<↓の画像は、剛力彩芽さん、唐田えりかさん、ゆりやんレトリィバァさん、白石和彌監督の写真>
『極悪女王』に登場する全ての女子プロレスラー役は、ゆりやんレトリィバァさんも含めてオーディションによって決められ、ゆりやんさん曰く2020年秋にオーディションが行われたそうなのですが、唐田えりかさんは当時、東出昌大さんとの不倫スキャンダルによって芸能活動を休止していました。
そうした中で、当時のマネージャーからオーディションの話が来ていると言われ、12人のレスラーの中でどの役になるかは分からなかったものの、マネージャーから「長与さんが合っていると思うから受けた方がいい」と勧められ、長与千種さんについて色々と調べたうえでオーディションを受けたといいます。
<↓の画像は、クラッシュギャルズ時代のライオネス飛鳥さんと長与千種さん(右)の写真>
オーディションを受けた当時の心境については、「このオーディションに受からなかったら、私のキャリアは終わりという覚悟で挑んでいた」と明かし、オーディションでは長与千種さん役を希望していることは明かさなかったものの、白石和彌監督に選んでもらえたといいます。
その後の役作りに向けたトレーニングは約1年半にわたり行ったといい、特に大変だったのは体重を増やすことだったそうで、週3回のトレーニングに加えて、週2回は長与千種さんが主宰の女子プロレス団体『マーベラス』で実践トレーニングと、週5日はトレーニングをしていたことで消費カロリーが多く、常にお腹いっぱいの状態を維持する必要があったそうです。
最終的には体重を約10キロ増量することに成功したといい、増量期間中には栄養士やトレーナーが付き、月1回は血液検査を受けて健康チェックを行い、体づくりをしたとのことです。
<↓の画像が、体重を増やし長与千種さん役を演じた唐田えりかさんの写真>
そして、長与千種さん役を演じるにあたって「最後は髪を切る」ことが条件となっていましたが、それに対して全く抵抗は無かったと語り、その理由については、「この仕事を続けていいのかな……と思っていた時期にオーディションの話をいただきました。自己満足なんじゃないか、誰が自分を見たいと思ってくれるんだろう(と思っていた)」「事務所の社長やスタッフの皆さんが親身になって自分に向き合ってくださって……。あのとき本当に一人ぼっちだったら、きっと動き出せなかった。力になってくださった方々のためにも、とにかく覚悟を持ってやり遂げたいと思ったんです」
と説明しています。
『極悪女王』の撮影を終えて現在の心境については、「すごく貴重な経験になりましたし、より多くの人への感謝を感じました。支えていただいたからこそ、この作品に繋げることができましたし、またここから頑張らなければ……という気持ちにもなりました。やっとスタート地点に立てたのかなと思います」「自分にとってお芝居はすごく必要なもので、やっと生きることができる場所というか大事なものだと思えるようになってきました。胸を張ってそう言えるようになってきたことはとても嬉しいです」
と語っています。
そんな唐田えりかさんに対してネット上では、
- 不倫相手の家族はバラバラになったのによく戻って来れるよね。罪悪感とかないのか?
- キャストの中でもゆりやんと唐田さんは突き抜けた演技でこの作品に掛ける覚悟と情熱が感じられ素晴らしかった
- 内容が良くても見る気がしない ひとつの家庭が壊れてるからそのイメージは取り払えない 広末涼子と同じ
- あんな下でしか物を考えられない輩に引っかかったがために…。でも、やはり半分は責任は自分にあるのだから、これからの生き方と活躍に期待。
- やり直しのチャンスを与えるなとは思わないが、自業自得を美談に改変してやり直そうとするなよ
- この仕事を続けてよいのか?と悩んだとか、思ってもないこと言わなくて良いから、、他に行く所がないから何言われても芸能界にいるんでしょ、、
- もっとクリーンなイメージの方に演じて欲しかった。事務所が描いた復活のストーリー通りの記事の数が逆に嫌味に聞こえます。
本当にすごい役者なら、もっと静かに復活して行って欲しい。 - 過ぎたことはしょうがないし、過ちも肥やしにするくらい開き直ってまた頑張ればいいのでは。
女優とかってそのくらいの図太いメンタルもってナンボな気もするし。才能があれば仕事はあとからついてくる
などの声が上がっています。
唐田えりかさんは丸刈りに挑戦するだけでなく、ほとんどスタント無しでのプロレスシーンにも挑戦し、受け身を取ることに恐怖感を抱きながらも、長与千種さんの得意技であるニールキックという飛び蹴り技も、自らが希望してスタントを使わずに挑戦したと明かしています。
並々ならぬ思いで撮影に臨み、その体当たりの演技が視聴者からも高い評価を受けており、極悪女王で初めて唐田えりかさんの演技を見て、感動したとの声も多く上がっています。
その一方で、現在も東出昌大さんとの不倫によって家庭を壊した人として、4年前と変わらず批判も寄せられており、様々なインタビューで困難を乗り越えて女優復帰し、難しい役にも果敢に挑戦したことを美談にしていることに対して疑問の声も少なくありません。
唐田えりかさん自身も不倫スキャンダル後に、芸能界引退も考えていたことを昨年のインタビューで明かしており、所属事務所『フラーム』の社長に「クビにしてください」と直談判したこともあったそうですが、社長から「クビにする選択はありません」と言われ、これをきっかけに事務所のためにも頑張らなければいけないと奮い立ち、これまで演じてこなかった役にも積極的に挑戦しているようです。
東出昌大さんと不倫し、家庭を壊したという事実は変わらないので、今後女優業を続ける限り叩かれ続けると思いますが、これからの活動次第で評価を大きく変えることもできますし、いずれにせよ再びプライベートでトラブルを起こすことなく、女優として少しずつステップアップしていけるよう頑張ってもらいたいです。