今年も残り3ヶ月となり、大晦日放送の『第72回 NHK紅白歌合戦』の出場者に関する報道も出始める中で、2015年の出場を最後に紅白から遠ざかっている歌手・タレントの和田アキ子さん(71)が今年、復活当選の可能性が高まっていることを週刊誌『女性自身』などが伝えており、紅白復活と共に“大トリ”での出場も囁かれているようです。
『女性自身』は複数の関係者に取材を行い、今年の紅白出場が有力視されているアーティストの名前を伝えており、今年も国民的大ヒット曲が少ない状況の中で、若者たちの間でヒットした『うっせぇわ』を歌うAdoさん(18)、『ドライフラワー』を歌った優里さん(27)は、それぞれNHKの音楽番組『SONGS』にも出演しており、今年の紅白出場は「ほぼ当確」とみられているそうです。
また、童謡『いぬのおまわりさん』の歌唱動画が大ヒットし、史上最年少で童謡歌手としてCDデビューを果たした“ののちゃん”こと村方乃々佳ちゃん(2)、歌手としても活躍している山崎育三郎さん(35)、北村匠海さん(23)がボーカルを務め『猫』が大ヒットしたバンド『DISH//』の出場も有力視されているといいます。
他にも、米津玄師さん(30)、桑田佳祐さん(65)、『Awesome City Club』、『Creepy Nuts』、『KinKi Kids』らも有力候補として名前が挙げられ、さらに和田アキ子さんが今年の紅白の大トリ候補として浮上しているとのことです。
和田アキ子さんは1968年にレコードデビューし、1970年に代表曲『笑って許して』で紅白初出場を果たし、1987年には初めて紅組の司会、紅組のトリを務めました。
それ以降も紅組のトリを複数回務め、1998年には自身初となる紅白で大トリを務めています。
そんな和田アキ子さんも新たなヒット曲を生み出せなかったことで、40回目となる出場に注目が集まっていた2016年の紅白で落選し、当時所属事務所『ホリプロ』を通じて、「今回、この様な形になり、とても残念に思っております。40回という節目でもありましたので、正直悔しい気持ちもあります。」
などと、悔しさをにじませるコメントを出していました。
自身のラジオ番組では、「毎日泣いたけど、早くほっといて欲しい。本心を言う気はないです、もう通過点ですから…。」「今回は(紅白を)見たくないわね。とっとと日本を後にしたい。NHKはスクランブルをかけて欲しい」
と本音を漏らしていました。
和田アキ子さんはそれ以降、一度も紅白に出場しておらず、様々な場で愚痴をこぼすなどして断絶状態にあったのですが、『女性自身』の記事でNHK関係者は、「9月リリースの新曲『YONA YONA DANCE』が若者の間で大流行中。幅広い世代から支持を集める和田さんの大トリでの出場を求める声が局内でも出ているそうです。(中略)今年出場が決まれば40回目となりますし、大トリでの出場とあれば、さすがの和田さんも快諾するのではないでしょうか」
と語っています。
ニュースサイト『NEWSポストセブン』も、人気ロックバンド『フレデリック』がプロデュースした新曲『YONA YONA DANCE』のヒットにより、和田アキ子さんの紅白復活説が浮上しているとしており、同曲はTikTokでバズり、振り付け動画が複数アップされているほか、YouTubeで公開のミュージックビデオの再生回数は450万回を突破しています。
芸能記者・石田春男さんは和田アキ子さんの紅白復活当選について、「現状のブレイクでは和田アキ子の復活は難しい」とした上で、「番組のコアターゲットはやはりシニア層。流行りのアーティストを出場させて若者を取り込みつつ、確実にチャンネルを合わせてくれるシニアも満足させるためには、和田アキ子のようなベテランの存在は大切です。特別出演という形なら、紅白の功労者の和田に報いることが出来ますし、YouTuberと振り付けをコラボするような形なら、流行も上手に盛り込める。逆に言えば、和田にとっては今年が本当にラストチャンスかも」
と語っています。
このように和田アキ子さんの紅白復活説がいくつかのメディアに報じられているのですが、これに対してネット上では、
- 和田アキ子紅白再登場したら泣いて喜ぶ
- 歌詞見なくてもハッキリ聞き取れるの流石 この曲で紅白に出て欲しい
- 曲がとてもいい 歌声に励まされる 絵もかわいいから毎日MV見てる 紅白じゃなくてもいいからテレビで見たいな
- 紅白を若者向けにしてるっていうなら、tiktokで流行ってる和田の新曲はありかなと思う
- 紅白なんてもう何年も見てないけど、アッコさんが若い世代に囲まれながらこの曲を熱唱してるところは見たすぎる
- あれだけの発言したんだから出ないで欲しい
- 紅白の視聴者は和田アキ子を求めていない可能性が高い
- TikTokで新曲がバズる、ということは裏を返せばTikTokを利用しない人にとっては全く知名度がないということ
私はTikTokを使わないので和田アキ子の新曲を全く知らない。紅白出場は夢物語だろう - 落選したあとの態度が悪すぎたよね。NHKに愚痴。不満、言いたい放題だったし
- 言うほど流行っていない。本人の番組や後輩の番組に無理矢理ねじ込み、大袈裟に流行っていると煽り、YouTube視聴回数を稼いでいる
料金が発生する配信ダウンロードでは上位にランクされていないよね?周りで話題にしている人っている?
などの声が上がっており、賛否両論となっています。
和田アキ子さんは2018年リリースの新曲『愛を頑張って』がヒットし、オリコンのデイリーシングルチャートで自己最高の2位を獲得するなど売り上げが好調だったため、紅白復活当選かと注目を集めましたが、3年ぶりの返り咲きとはなりませんでした。
そんな和田アキ子さんは2017年放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に出演した際、NHKに対して「もうちょっと、大人の対応をしてほしかった。やっぱり、持ちつ持たれつやったから」などと苦言を呈していました。
さらに、ダウンタウン・松本人志さんから紅白に復活して欲しいと言われると、「私はもうないな。もう十分。勉強もさせていただいたし」「(もし来年オファーがあったら?)いやいや、ありえない」などと、再び紅白に出場する気はないと断言していました。
こうした発言をしていただけに、今年の紅白に出演する可能性はかなり低いのではないかと思いますが、ここ最近急に和田アキ子さんの新曲がヒットしているという話題を複数のメディアが取り上げており、本人の気持ちは不明ながらホリプロサイドは復活当選を狙っているように感じるので、40回目となる紅白出場の可能性はゼロではないのかもしれないですね。