5日に放送された情報バラエティ番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)にて、歌手の宇多田ヒカルさんが3日に第1子となる男の子を出産したというニュースが取り上げられた際に、司会の和田アキ子さんがある発言をしたことによってスタジオを凍り付かせる場面があったようです。
宇多田さんは3日に自身の公式サイトを更新し、「えー、この度、うちに赤ちゃんが産まれました!良くお乳を飲んで良く寝るとっても穏やかな男の子です。」と出産したことを発表し、妊娠していたことを一切発表していなかったことから突然の出産報告は大きな話題になりましたが、これに対して和田さんは番組内で、「でもあれだよね。妊娠したことも言わなかったのに、どうして産んでから…。やっぱり新曲のあれかね?プロモーション?」と発言。
宇多田さんは出産の報告と共に「妊娠中、新しいアルバムを制作してました。完成までまだちょっと時間がかかりそうだけど、続きに取り掛かるのが楽しみで、早くみんなに届けたいと思ってます。もう少し待っててね!」と、ニューアルバムも制作していることを明らかにしており、これに対してファン等からは歓喜の声が多く寄せられていたのですが、和田さんはこの出産と共にアルバムを制作中であることも発表したことから、プロモーションなのではないかと感じたようです。
そして、この和田さんの発言に対して進行役を務めている同局の国山ハセンアナが「分からないですけどね」と濁したものの、スタジオ内には変な空気が漂っていたのですが、和田さんは続けて「別に知らなかったんだから、別に…」と発言しようとしたところ、ゲストの出川哲朗さんが口に人差し指を当てて「アッコさん、ちょっとだけ静かにして」と制止、これに和田さんは「はい」と反応してペコリとお辞儀し、スタジオに大きな笑いが起きたようなのですが、この発言に対してネット上では、
- 嫉妬だよ。自身に子どもできなかったから。
- 出産報告も喜べないとは、完全に芸能界に毒されてるね。そして曲も出さずに紅白出続けてる人にとやかく言われたくない
- 妊娠発覚したらマスコミがうるさいから黙ってたんでしょ。それぐらいわかれよ
- 和田は何にも才能がないから、宇多田に嫉妬だろう。完全な老害だわ
- ほんと性格歪んでるなー。何でもこんな風に意地悪な受け取り方する人嫌いだわ
などの批判的なコメントが殺到しています。
和田さんが宇多田さんに対し厳しい発言をするのは今回が初めてのことではなく、2010年12月に宇多田さんが日本でベストアルバムをリリースするのとほぼ同時期の同11月に、アメリカで契約していたレコード会社「ユニバーサルミュージック」が「Utada」名義ののベストアルバム『Utada The Best』をリリースすることが明らかとなり、宇多田さんは同10月24日に自身のTwitter上で「Universal Japanから発売が発表された『Utada the best』ですが、私の意志とは全く無関係であり、EMIの宇多田ヒカルのベストと同日に発売をぶつけてきた彼らのやり方にもあまりいい印象を持てません。予約を考えている人は、少し待ってください」とツイート。
これに対して和田さんは同10月31日に放送された『アッコにおまかせ!』にて、
「同じアーティストというか、シンガーとして。あなたが言うことじゃないでしょって。あなたの作品なんだから。だって、両方とも所属しているわけだからさ。じゃあ、どっか一つにしておきなさいよ。私は読んだ時から、おっ、宣伝かと思った」
「おかしいよ。買う必要ないなんていう言葉をいうのがおかしい。バッティングもしていない。同じ曲も入ってない」
と苦言を呈していました。
そして、この放送から数十分後に宇多田さんのフォロワーから、「不快な報道がOAされていたのでチャンネル変えちゃったよ。言葉の1人歩きはマジ怖い。」というツイートがあり、宇多田さんが「そういうのは気にしないのが一番さ〜。出来事のほんの断片を見て、もっと知ろうとせずにそれについてあれこれ意見するのは人の「趣味」であって「報道」とは違うと思うよ。」とリツイートし、宇多田さんが反論したとネット上で話題になりました。
(↓の画像が、実際のツイートの写真)
また、同11月28日に放送された『アッコにおまかせ!』にて、ラジオ番組『McDonald’s TOKIO HOT 100』(J-WAVE)に出演した宇多田さんが年内で音楽活動を無期限で休止することについて、これまで「家賃の価格も知らずに過ごしてきた」「マネージャーなしじゃ何もできないおばさんとかになりたくなかった」と、これが休業の理由の一つだと語り、「音楽的にも“これはないんじゃない”と言う人もいない」「私を叱る人もいない」と悩みも打ち明けていたことが取り上げられました。
これに対して和田さんは、「宇多田ヒカルは“何もできないおばさんになりたくない”とか言うけど、お金は腐るほどあるのよ」と言って周囲を慌てさせ、以前同じジムに通い顔を合わせていたことから「普通の子ですよ」と「叱るだけでいいなら叱ってあげる!」と発言し、周囲は何も言えない状態になっていました。
和田さんがなぜここまで宇多田さんの事を敵対視しているのか定かではないのですが、週刊誌『女性セブン』(2010年11月25日号)は、和田さんは宇多田さんの母親で歌手の故・藤圭子さんに複雑な思いがあるとし、和田さんは1969年頃に、後に藤さんと結婚し離婚した歌手の前川清さんに恋心を寄せており、ドライブデートをするなどしていたものの恋は実らなかったそうなのですが、1971年に藤さんが前川さんと電撃結婚。
その後わずか1年で夫婦生活は破綻し離婚となっており、和田さんにとって芸能界で唯一恋をした相手が前川さんであるため、その恨みを今でも持ち続けているのではないかとしていたのですが、和田さんが宇多田さんの発言などに対し、突っかかる理由とは一体何なのでしょうかね…。